搾取と共存のロジック


当然、ロジックっていうのはブレないワケだ。
時流による変化はあれど、正解はその都度決まってるはずだ。
ロジックがあれば変化にも対応できると。
これが知識の鵜呑みとは違う部分、思考停止、丸暗記の落とし穴だ。
知識だけじゃ応用は効かない。

で、そのロジックでなんで搾取が行われるかを考えれば判る。
下位から奪えば自分が楽、弱者を利用し濡れ手に粟だと。
ただこれが行き過ぎた場合、下位は居なくなる、搾取対象が消える。
じゃあ次はどうなる?

次はこれまで搾取側だった者から下位が出る。
下から順に食われていく。
この手続きを繰り返せば、当然頂点の一人以外は搾取者で居続けられない。
どのみち下位に追いやられる、搾取側からされる側に落ちると。
自分が世界一優秀っていうなら試してみればいい。

もし仮に自分の上位、指示を出す側を信用してるなら大間違いだ。
生産者をないがしろにしている搾取者に、誰が温情をかけると思うのか?
利己が利己を利用して成り立つなら、直系だけを贔屓する訳ないだろう。
これまでの友情が見下しのマウントスマイルに変わるだけだ。
搾取対象が消えた瞬間、仲間である理由も消える。
自ら望んだ弱肉強食なんだから、ランキングに従う他ないと。
腹をくくって食われろと。

まさか、自分が底辺に落ちたタイミングで、
上手い事急に共存共栄の方針に変化するのか? そんな事ある訳が無い。
自分だけラッキーマンのつもりかと。
自分のタイミングで都合よくルールが真逆に変わる訳が無いだろう。
これまでの搾取対象が消えた瞬間、自分が食われる側になる。
考えれば誰でもわかる、当たり前だ。
奪う相手がいないなら、直前にブービーだった者が最下位に落ちる。
自分に命令を出していた直系上位もブービーに落ちる。
ワンランクずつ、順番に奪う側から奪われる側に落ちるのだ。
下から順にダルマ落としをやる事になる。
最底辺の都合で突然トリクルダウンが起きるワケが無い。

コオロギ太郎の「私は運び屋ですから」宣言。
そう、コイツの上がいるって事は庶民が生み出さなくなれば次は誰だ?と。
当り前だが、コオロギ太郎が見下される側の最底辺に落ちるのだ。
ひょっとしてコイツは下剋上の策でもあるんだろうか?
ブロックして人気者を演じて、上手い事やれてるつもりか?
悪人からの飴と鞭で得た地位なんて、相手の胸先三寸だ。
運び屋、要はヤクの売人、スカウトされたトカゲの尻尾だというのにね。
騙されてる当人は支配者の「仲間」だと思っているんだろうか?

じゃあ、なんでコオロギ食わされてんだよ!!しかもナッツと合わせて(笑)


この道化は自分でモノを考えた事でもあるんだろうか?
自分の地位が永久に保証される根拠でもあるのか?
罪状でもでっちあげられて奴隷に落ちるのが目に見えてる。
本当にこのコオロギはなんかの勝算でもあるんだろうか?
安全な下位から共食いを繰り返すなら、残るのは頂点一人だけ。
本当にこのルールで勝てる程、みんな自分が優秀なつもりなのか?

自分なんかは全てに勝てると思わない故に共存、平等主義なのだ。
肉食チンパンジーじゃなく、ボノボのマインド。
世界の頂点、超天才のたった一人以外はこちらをお勧めする。
自分には無理だから勝算の無いレースに参加できない。
本気で勝てるつもりでいるなら、みんなとことん自信家なんだと思うわ。
すげぇな。
まぁ本当に勝ち目があるんならいいんじゃないの?
とにかく自分には無理。

おしまい。

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