Paper Mills。論文を販売する違法業者
📖 文献情報 と 抄録和訳
ペーパーミルに由来する撤回された論文:横断的研究
[背景・目的] ペーパーミル由来の撤回された論文について、その特徴、知名度、インパクト、掲載されたジャーナルなどを説明する。
[方法] 横断的研究。ペーパーミルから撤回された論文の特定には Retraction Watch データベース、掲載された論文の総数には Web of Science、雑誌の特徴を示すには Journal Citation Reports のデータを使用した。2004年1月1日から2022年6月26日までに撤回されたすべてのペーパーミル論文を本研究の対象とした。記述統計学を用いて、サンプルの特徴、撤回されたペーパーミル論文の時系列的な傾向を分析し、 被引用数を参照しながら論文のインパクトと可視性を分析した。
[結果] 1182件の論文撤回が確認された。最初のペーパーミル論文の出版は2004年、最初の論文撤回は2016年であり、2021年までにペーパーミルによる論文撤回は全撤回3544件のうち772件(21.8%)を占めた。全体として、撤回されたペーパーミル論文は、インパクトファクターがJournal Citation Reportsの四分位で2番目に高いジャーナルに掲載され(n=529, 44.8%)、4~6人の著者を記載したものが多かった(n=602, 50.9%)。1182 本の論文のうち、1143 本(96.8%)の論文撤回の著者のほとんどが中国の機関であり、909 本(76.9%) が病院を主な所属先としている。1182編のうち812編(68.7%)は15のジャーナルが占め、166編(14.0%)は1つのジャーナルが占めている。撤回論文のほぼ全て(1083誌、93.8%)が、論文発表後に少なくとも1件の引用を受け、中央値は11件(四分位範囲5-22件)であった。
[結論] ペーパーミルを起源とする撤回論文の頻度は増加しており、研究コミュニティに問題を提起している。撤回されたペーパーミル論文の多くは中国に由来し、少数の雑誌に掲載されたものであった。とはいえ、検出されたペーパーミル論文は、検出されなかった論文と大きく異なる可能性があります。この比較的新しいタイプの不正行為を特定し、回避するための新しいメカニズムが必要である。
🌱 So What?:何が面白いと感じたか?
何のために、研究をしているのだろう。
何のために、論文を書いているのだろう。
毎日、毎日、まさに粉骨砕身、我が血の墨で書くような覚悟をもってまで。
研究や論文を執筆する目的は、人類の偉大な事業に参画すること、自分1人の全勢力を、その事業に使うことだろう。
いわば、自分の全勢力を注いだ仕事、その一滴を、人類という大河に合流させる仕事だ。
その大河に、わざとゴミを投げ捨てて、どうする?
大河を汚染しているだけのことではないか。
無意味!超絶無意味❗️・・・そう感じてしまった。
でも、そういうことをしてしまう場合には、きっと、目的が変わってしまっているのだ。
書くために食べるのではなく、食べるために書いているのだ。
芸術ではなく、下品なデザインになってしまっているのだ。
内から滲み出る真の創作物ではなく、外からとってつけたような臭いのキツイ装飾品で満足しているのだ。
以下の言葉を見ていただきたい。
何がしたいのか、それをしっかり胸に刻んでから、走り出さねばならない。
お前は、
利益を漁りたいのか、それとも善いことをしたいのか。
みんなから評価されたいのか、それともお前の内から湧き出すものを、ただ表現したいのか。
外的なジェットコースターのような刺激に興奮したいのか、それとも内的な生長にじんわりとした喜びを感じたいのか。
危険なのは、人間の直感はすべて、前者を選びたくなる仕組みがあることだ。
だから、事前に理性的/意志的に選び抜いてから走り始めることが、大事になる。
そして、両極端の2つの価値は、磁石のSとNのように、お互い反発しあい、共存を許容しにくい。
利益を漁ることを第一義とする人には、善いことがしにくい。
評価されることを第一義とする人には、内なる声は聞こえにくい。
興奮することを第一義とする人には、じんわりとした柔らかな喜びが理解しにくい。
ぼくは、善いことがしたい。
ぼくは、内発的な全エネルギーを結晶化したい。
ぼくは、1日1日の微々たる漸進に、春の陽光に感じるような、あのささやかな喜びを持ち続けたい。
だから、ぼくが書くものは、少なくともぼく自身を裏切っていないように書きたい。
それは、事前から決心していることだ。
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