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思い出のドライブ旅 境町編

この記事は、2020年12月1日時点の内容です。

 澄んだ光が利根川の水面をキラキラと輝かせています。今回訪れたのは茨城県の南西部に位置する猿島郡。建築家隈研吾氏による建造物など、話題の施設が続々誕生している境町は注目のエリアです。日常の使いやすさとアクティブなライフスタイル、どちらにもフィットする『ヤリス クロス』でご案内します。


陽だまりのリバーサイド

A|SAKAI RIVERSIDE PARK

茨城県猿島郡境町1341-1(道の駅さかい)
駐車場:141台

 河川敷におしゃれなタープが並ぶこの景色は、「SAKAI RIVERSIDE PARK」と呼ばれるエリア。4月からの営業が始まるバーベキューサイトは、都心からクルマで約1時間、事前予約すれば手ぶらでも利用できるとあって、夏休み期間などはいつも予約でいっぱいの人気スポットです。機材だけの予約と食材込みの予約を選ぶことができます。食材込みで予約した場合は、牛豚鶏3種の国産肉と、すぐ近くの「道の駅さかい」の直売所にて仕入れた、フレッシュな地元の野菜がいただけます。

バーベキュー利用者は一張のタープを終日利用可。


 バーベキューサイトに隣接した「オフロードセグウェイ」のコースでは、インストラクターがていねいにレクチャーしてくれるので初めての方でも安心。操作するというより、体の感覚に連動して動いてくれる感じで、その乗り心地はやみつきになりそう! 春になったらぜひ体験してみたいアクティビティです。

初セグウェイの感想は?「ほうきで空を飛んでる気分♪」

個性的な建造物が町の景色と印象を刷新

B|さかいサンド

茨城県猿島郡境町1341-1(道の駅さかい)
駐車場:141台

 境町には世界的に有名な建築家、隈研吾氏設計による5つの施設があります。「道の駅さかい」にある「さかいサンド」もその一つ。“境町のおいしいものを丸ごとサンド”をコンセプトに、多彩な食材を組み合わせたサンドイッチの専門店です。常時約20種類の商品が並び、カラフルでゴージャスな断面が写真映えすると、道の駅に幅広い年齢層の利用者を呼び込んでいます。

C|さかい河岸レストラン茶蔵

茨城県猿島郡境町1341-1(道の駅さかい)
駐車場:141台

 リズミカルな外観が印象的な「さかい河岸レストラン茶蔵」も隈研吾氏による設計。1階には地産地消型のビュッフェレストラン。2階にはさしま茶サロンと鉄板焼きの専門店を擁する、モダンな食のスポットとして人気です。
 陽の光が降り注ぐビュッフェレストラン「さかいキッチン」では、境町特産の野菜を使い、発酵をテーマにした料理などを提供しています。

食材だけでなく、地元産の建材や、さしま茶で染めたファブリックをインテリアに使用するなど、境町の恵みを余すところなく伝えるイートイン施設。

 じっくりと手をかけて作られた色とりどりの料理は、隣の直売所から仕入れる素材が新鮮なこともあり、どれをいただいてもおいしいです。デザートも種類豊富で、ついつい食べすぎてしまいそう。 2階の「さしま茶サロン」は、地元の名産品さしま茶をテーマにした、ドリンクとスイーツのサロン。落ち着いた内装で眺めもよく、ゆっくりと落ちつける雰囲気です。専任パティシエによる監修で、美と健康を意識した商品を提供しています。酵素ジュースやオーガニックのグラノーラもすべて手作り。季節ごとにメニューの一部が新しく入れ替わります。
※「さかい河岸レストラン茶蔵」は、現在は営業形態が変更になっています。ホームページ等でご確認のうえおでかけください。

町の印象をがらりと変えた「茶蔵」の外観。

D|河岸の駅さかい

茨城県猿島郡境町1597
駐車場:10台

 さて、お天気ならば歩いて移動もちょうど良い距離かもしれません。「河岸の駅さかい」へ行ってみましょう。チャーミングな建物は古い和菓子屋さんを再生したもので、1階は「さかい河岸ベーカリー」。2階は「KIOKE」という名のシェアオフィスとして活用されています。

境町初のシェアオフィス「KIOKE」と「さかい河岸ベーカリー」が営業中。他にも未使用空間があり、今後の展開が期待される注目のスポット。

 「さかい河岸ベーカリー」では、境町産の小麦粉ゆめかおりを使用してパン作りをしています。カンパーニュを食パン用の生地で作った「食パーニュ」や、濃厚な卵を使用した週末限定の「高級食パン暁」など、ユニークなパンが並んでいます。

レトロモダンな雰囲気の「さかい河岸ベーカリー」店内。

歴史あるものを今のカタチにかえながら

E|境町美術館 S-Gallery

茨城県猿島郡境町1455-1
駐車場:近隣の町営無料駐車場をご利用ください

 「河岸の駅さかい」から歩いて3分ほど、2020年8月に開館したばかりの美術館「S-Gallery」をのぞいてみましょう。ここは晩年を境町で過ごした日本画家、粛粲寶の作品を展示しています。おおらかな画風からは愛らしさがにじみでて、気持ちがほのぼのとしてきます。

「S-Gallery」は白壁に陽光が反射して、隅々まで明るく照らす気持ちのいい空間。


 美術館の一番奥に、粛粲寶の原画を元に作られたお地蔵様の複製が展示されています。後に出世地蔵という名がつけられたお地蔵様。その姿を模したおみくじやピンバッジをはじめ、センスの良いオリジナルグッズのいろいろを見るのも楽しいです。

2020年8月にオープンした隈研吾氏設計の建造物。孤高の画家・粛粲寶の愛好家は多く、遠方からも来客が訪れている。

F|茶cafe & shop chabaco

茨城県猿島郡境町上小橋446-4
駐車場:10台

 そろそろゆっくりとお茶でも、そんな気分になったら「茶cafe & shop chabaco」へ。4代続くお茶農家が「モンテネグロ会館」内にオープンさせた直営店。ポット1つとっても、バランスよく茶葉がジャンピングする器具をセレクトするなど、お茶の魅力を最大限に引き出す淹れ方にこだわっています。

アルゼンチン共和国と境町の友好の証として建てられた「モンテネグロ会館」は、隈研吾氏の設計により2020年9月に新装オープンした。
「CHABAチーズトースト」と「和紅茶のチャイ」。

 2時間かけてコールドドリップする紅茶の鮮やかな香り、すっきりと深い味わいは、お茶を知り尽くす生産者ならではの一杯。煎茶のバリエーションに加え、和紅茶やラテ、チャイ、無農薬酵素玄米を使ったランチ、スイーツなどがいただけます。

「モンテネグロ会館」外観。

G|逆井城跡公園

 坂東市の「逆井城跡公園」は、戦国時代の築城当時のままに、土塀、櫓門、二層櫓などが復元されており、歴史的景観が楽しめる公園です。
 角材を井形に組んだだけの井楼矢倉などは、機能優先の質素な造りだからこそ、戦国時代らしい気合が感じられるというもの。広々とした公園は、今では祭りの会場や憩いの場として市民に愛されています。

歴史愛好家から高い評価を受ける「逆井城跡公園」は、大河ドラマの撮影にも利用されている。
公園の奥には土塁や空堀の一部が残っている。

 今回のレポートは、郷土の資源を一つ上のものにしていこうという思いが、そこかしこから伝わってくる猿島地域からでした。皆さんもぜひ訪れてみてくださいね。

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