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高校生活はバイト生活

私が思い出す高校生活はあまりキラキラしていない。




もちろん楽しかったし、友達と放課後スタバに行ったり、コスプレをしてプリを撮ることもあった。女子高校生としての青春のようなものを送れたことには周りの友達や親に感謝をしている。


ただそのような時間はあっという間だった。

学校が終わると全速力で駅に向かい、電車に乗った。
制服を着たままバイト先へ向かう。


高校一年生の春、私が初めてしたアルバイトは知り合いの飲食店だった。
私の高校はアルバイトが基本的に禁止されていた。
学校側に認めてもらい、証明を発行してもらえるとバイトをして良いことになっていたらしいがそんなことは関係無かった。申請をするために話をしてややこしくしたく無かった。ただ単に面倒臭いってのもあったけど。。


とにかくお金が必要。留学にどのくらいかかるのだろうか、高校生の間でどのくらい集めることが出来るだろうか、、

私の家計は余裕のあるものでは無かった。
妹もこれから高校へ進学し、大学へも進学したいと言い出すかもしれない。

母は私の高校の費用を賄うため朝から晩までほとんど休むことなく働いていた。


そんな状態の私たち家族は家でもずっとイライラしているような感じだったと思う。常にお金の不安が付き纏っていた。


ただ私は、お金が理由で自分のやりたいことを妥協したくは無かった。


お金は無い。

だったら働く。でもそれが果たして足りるのだろうか。。。


ただひたすらがむしゃらに働いた。高校の間でしたバイトの数は8個。そのほかにすぐに辞めてしまったものなどを含めるともう少し多いのでは無いかと思う。

なんでこんなにも数が多いのか。
それは私の性格にあると思う。自分の興味好奇心をエネルギーにしているため、そのものに興味がなくなってしまうと継続することをしなかった。

例えば、バイト先の店長のバイトへの態度が明らかおかしい時などだ。
そのお店に一気に興味が無くなってしまう。


これだけ多くのバイト経験があると色んな人に会うことがある。
面白かったことや不気味だったこと、また別の記事にまとめたいと思う。


別の仕事を新しく始めるときは、次に始めるものはどんな学びがあるのだろう!とワクワクした気持ちでバイト先を転々としていた。


基本的にバイトは二つ掛け持ち。場合によっては単発バイトなどを加えて三つ掛け持っていることもあった。丸一日予定が無い日なんて月に一回あるかどうかだった。




ただここで心配になってくるのが勉強。

私の通う高校は新学校だった。勉強量も比較的多かったように思える。

定期テストの他に科目によっては小テストが頻繁に行われた。

先生によってはその小テストの点数が基準を満たさないと合格するまで何度も再テストが行われた。放課後その再テストのために残る生徒も少なく無かった。


そのような小テストは私にとっては障害でしか無かった。
国内の大学に進学するつもりはないし、なんといっても放課後はバイトの予定がある。


ある程度の成績を取り続けることが必要だった。


留年なんでもってのほかだ。


まあ結論から言うと現役で卒業することができた。数回赤点を取ることはあったが、やるならちゃんとしたいという性格から、教科によっては上位に食い込むこともあった。(かなり大変だったし長くは続かないけれど。。。)


結局しばらくしてバイトの許可証を発行してもらうことができた。
『勉強の為なんです!夢を叶える為なんです!』とお願いした。

意外なことに思っていたよりも簡単に許可が降りた。
事務の担当の先生は『勉強の為なら是非!応援している』と背中を押してくれた。



私の担任の先生は許可証を取る前から事情を聞いてくれていた。
その為、帰りのホームルームが長引いた時は先に帰らせてくれた。




そんなこんなで私が高校生活を振り返ってみると『めっちゃ働いたな〜』。

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