すみよしきはち

勉強の教え人に身をやつし、市井に潜む、人の姿をした鬼の裏側。

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  • 美味いもん、どや?

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    聞いたまま、みたまま、感じたままを赤子の様に素直に。

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  • アニメソング・解体新書

    古今のアニメソングを一曲づつ分解し解説していく、きわめておせっかいな文章。

記事一覧

ユリーシャ殿下、お言葉。

 私は、深く星間国家間の情勢とガミラスの現状とを振返り、非常の措置によっていまの局面を収拾しようと考え、ここに忠実かつ善良なあなた方ガミラスの人々に申し伝えます…

夏バテ解消、手羽先スープ

夏バテ解消に、手羽先スープの作り方。 用意するもの  手羽先:スーパーで買っても、かしわ屋で買っても可。好きなだけ。通常5本程度。  野菜:お好みで。タマネギと…

伏尾の鮎茶屋♪

さて、ラジオCMでおなじみ。伏尾の鮎茶屋・不死王閣。 CMソングがなにをうたっているのか、ナレーションもかぶさってなかなか聞き取れないのを、youtubeに揚がっているフ…

アニメソング解体新書/サーシャわが愛(宇宙戦艦ヤマト・新たなる旅立ち/1979年)

   アニメソングの発露として、かっこよさやカタルシスの裏側に、やさしさや思いやりといったものが存在する。  それが子供に向けられたものであるとするなら、なおさ…

『さがしに行かないか』超合体魔術ロボ・ギンガイザー:エンディング

 どんなに出来の悪いアニメでも  どこか一つくらいいところがあるもので  心に残るところがある。  まさしくこの歌がそう。  『超合体魔術ロボ・ギンガイザー』は…

宇宙戦艦ヤマトとアニメブームの周辺(その5)

 最愛の人。森雪を失った古代進が、ヤマト第二の女神・テレサとともにその命を宇宙に散らせ、宇宙戦艦ヤマトの物語が幕を閉じて二か月足らず。 「宇宙戦艦ヤマト2」の放…

宇宙戦艦ヤマトとアニメブームの周辺(その4)

 わたしが小学五年だから、『さらヤマ』の数年前。  テレビ版の宇宙戦艦ヤマトが始まるホンの数ヶ月前。  大阪はなんばのホテルでジュリーには一度会っている。  「…

宇宙戦艦ヤマトとアニメブームの周辺(その3)

 その日。  ジュリーがアニメソング界にやってきた。  少なくとも、わたしにとっては晴天の霹靂だった。  1978年、初夏。  劇場用アニメ『さらば宇宙戦艦ヤマト …

宇宙戦艦ヤマトとアニメブームの周辺(その2)

テレビの放送終了から二年たった1977年夏。 ブームはついに爆発し「社会現象」という活字が新聞に躍った。 劇場版『宇宙戦艦ヤマト』が封切られたのである。 最初の上映…

宇宙戦艦ヤマトとアニメブームの周辺(その1)

1970年代の中頃。 突如として起こったかのようなアニメブーム。 ただ、その予兆は、すでにあった。 その起爆剤となったのが〈ヤマト・ブーム〉。 『宇宙戦艦ヤマト』の…

宇宙戦艦ヤマトのプラモデルを作る支援をする(その2)

やまとがわさんは過日、塗料を買ってきた。 正直に言えば、ボクも同行していたわけだけど、色のイメージは人それぞれで、作例通りに作っても面白くない。 そこで、彼女の…

宇宙戦艦ヤマトのプラモデルを作る支援をする(その1)

相棒のやまとがわさんのBlog「ヤマトプラモ建造日誌(1974-2199 宇宙戦艦ヤマト とはず語り)」の連動企画。 宇宙戦艦ヤマト(ヤマト'74)の仮想再放送の感想ブログを無事…

みんな大好き!70年代アニメソングの謎

 わたしはアニメソングのことを「恥ずかしい、恥ずかしい」とばかり書いているが、わたしだってこどものころからアニメソングを「恥ずかしい」と思っていたわけではない。…

恥ずかしいけど気持ちいい

 あなたには、ある日突然、アニソンが歌いたくなるとき、というのがないだろうか?。  なぜだか無性にアニメソングが歌いたい。  それも、口ずさむといった程度のもので…

note.muの書き込み中。

ユリーシャ殿下、お言葉。

 私は、深く星間国家間の情勢とガミラスの現状とを振返り、非常の措置によっていまの局面を収拾しようと考え、ここに忠実かつ善良なあなた方ガミラスの人々に申し伝えます。

 私は、ガミラス新政府に対してガミラス帝国隷属下にあるそれぞれの国家および軍に対して、和平宣言を発布するように命じました。

 そもそも、ガミラスの人々の平穏無事を確保し、あまねく星々の知的生命体を救済し、すべての星間国家の繁栄の喜び

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夏バテ解消、手羽先スープ

夏バテ解消に、手羽先スープの作り方。

用意するもの

 手羽先:スーパーで買っても、かしわ屋で買っても可。好きなだけ。通常5本程度。

 野菜:お好みで。タマネギとニンジンくらいは欲しいかな? セロリとかズッキーニとかも可。ナスは色が悪くなるので焼きなすを転用するのは可。かぼちゃは煮崩れるのと甘くなるので注意。

手順

 手羽先に塩コショウをしてグリル(または魚焼き網)で焦げ目をつける。

 

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伏尾の鮎茶屋♪

さて、ラジオCMでおなじみ。伏尾の鮎茶屋・不死王閣。

CMソングがなにをうたっているのか、ナレーションもかぶさってなかなか聞き取れないのを、youtubeに揚がっているフルコーラス版(?)を元に聞き取ってみた。

******************

桜、牡丹の花びらに、鮎が飛びつく、踊りだす。

不死王閣はあいやや、鮎につられて、鮎茶屋へ

伏尾の鮎茶屋。

かじか、ほたるの盆踊り、鮎も飛び

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アニメソング解体新書/サーシャわが愛(宇宙戦艦ヤマト・新たなる旅立ち/1979年)

 

 アニメソングの発露として、かっこよさやカタルシスの裏側に、やさしさや思いやりといったものが存在する。

 それが子供に向けられたものであるとするなら、なおさらである。

 

 「母モノ」とこの項で呼んでいるアニメソングの中でも、母に主格を置いた歌は珍しい。

 「サーシャわが愛」はそのひとつである。

 この歌は、イスカンダルの女王「スターシャ」が自分の娘「サーシャ」に向けて歌ったかのよ

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『さがしに行かないか』超合体魔術ロボ・ギンガイザー:エンディング

 どんなに出来の悪いアニメでも

 どこか一つくらいいところがあるもので

 心に残るところがある。

 まさしくこの歌がそう。

 『超合体魔術ロボ・ギンガイザー』は1977年。

 『マジンガーZ』にはじまる巨大ロボットアニメブームの中

 ついにあの児童文学原作の名作路線中心の日本アニメーションが

 独自企画の商品パブリシティ色が強いアニメを作る葦プロダクション(現:プロダクションリード)

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宇宙戦艦ヤマトとアニメブームの周辺(その5)

 最愛の人。森雪を失った古代進が、ヤマト第二の女神・テレサとともにその命を宇宙に散らせ、宇宙戦艦ヤマトの物語が幕を閉じて二か月足らず。

「宇宙戦艦ヤマト2」の放送が始まる。

 中学生のわたしは大学生のおにいさんやおねえさん(いままで「先達」と呼んできた方たち)に連れられて、サンケイホールやオレンジルームで催されていたアニメ関係(主にヤマト)のイベントに足を運んでいた。

 そのうちのいくつかは

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宇宙戦艦ヤマトとアニメブームの周辺(その4)

 わたしが小学五年だから、『さらヤマ』の数年前。

 テレビ版の宇宙戦艦ヤマトが始まるホンの数ヶ月前。

 大阪はなんばのホテルでジュリーには一度会っている。

 「自分、こどもやのに髪の毛、染めてるん?」

と聞かれただけなのだが、それ以降、ジュリーのことを「あのときの派手な格好(なり)のおにいちゃん」として認識していて、歌謡界のスターで遠い存在というだけではなかった。

 いや、「ヤマトより愛

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宇宙戦艦ヤマトとアニメブームの周辺(その3)

 その日。

 ジュリーがアニメソング界にやってきた。

 少なくとも、わたしにとっては晴天の霹靂だった。

 1978年、初夏。

 劇場用アニメ『さらば宇宙戦艦ヤマト ―愛の戦士たち―』の主題歌を沢田研二が歌うというのである。

 「なんで?」

 そう思わなかった〈ヤマトファン〉はいなかっただろうとおもう。

 少なくとも、わたしとわたしの周りのヤマトファン(主にわたしより年長)はそうだった

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宇宙戦艦ヤマトとアニメブームの周辺(その2)

テレビの放送終了から二年たった1977年夏。

ブームはついに爆発し「社会現象」という活字が新聞に躍った。

劇場版『宇宙戦艦ヤマト』が封切られたのである。

最初の上映は東京でのみ。

しかも、四館だけであったのだが「社会現象」と呼ばれたブームの爆発を受けて、全国主要都市の巡回興行と全国の東映系洋画館でロードショーされることになる。

いまではごくふつうにおこなわれている声優の舞台挨拶やセル画と

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宇宙戦艦ヤマトとアニメブームの周辺(その1)

1970年代の中頃。

突如として起こったかのようなアニメブーム。

ただ、その予兆は、すでにあった。

その起爆剤となったのが〈ヤマト・ブーム〉。

『宇宙戦艦ヤマト』の異常に加熱した人気である。

70年代後半から80年代初頭(宇宙戦艦ヤマトから機動戦士ガンダム)にかけてのアニメ・ブーム。

特に〈ヤマト・ブーム〉についてここで語るのは、ある意味で語り尽くされた感がある。

が、いちおう簡単に

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宇宙戦艦ヤマトのプラモデルを作る支援をする(その2)

やまとがわさんは過日、塗料を買ってきた。

正直に言えば、ボクも同行していたわけだけど、色のイメージは人それぞれで、作例通りに作っても面白くない。

そこで、彼女の思い通りに塗料を買うのを見守る。

そりゃ、少しは助言しましたよ。なんとかメタルっていうのは、口紅でいうパールとかラメっぽいのだとか、光沢色はグロスだとか。

翻訳というか通訳というか。女性に判る言葉に変換する。

それ以前に、家でどん

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宇宙戦艦ヤマトのプラモデルを作る支援をする(その1)

相棒のやまとがわさんのBlog「ヤマトプラモ建造日誌(1974-2199 宇宙戦艦ヤマト とはず語り)」の連動企画。

宇宙戦艦ヤマト(ヤマト'74)の仮想再放送の感想ブログを無事完走した彼女がいままでに買い集めた、宇宙戦艦ヤマト2199のプラモを作るという。

イタレリの1/35レオパルドA1とハセガワの1/72メッサーシュミットくらいしか作ったことがない彼女が、組みやすくなっているとはいえ、プ

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みんな大好き!70年代アニメソングの謎

 わたしはアニメソングのことを「恥ずかしい、恥ずかしい」とばかり書いているが、わたしだってこどものころからアニメソングを「恥ずかしい」と思っていたわけではない。
 それどころか、「かっこいい」歌として捉えていた。
 そう、アニメソングは「かっこいい」のである。
 もう、この世のものとは思えないくらいかっこいい歌はいくらでもある。
 ところが、そういったアニメソングは、かっこよければかっこいいほど、

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恥ずかしいけど気持ちいい

 あなたには、ある日突然、アニソンが歌いたくなるとき、というのがないだろうか?。
 なぜだか無性にアニメソングが歌いたい。
 それも、口ずさむといった程度のものではなくて、大声を張り上げて、歌うというより「がなりたてる」といったほうがいいような。
 理由はなんだっていいのだが、歌は「アニソン」でなくてはならないのだ。
 そんなときは、仲間を誘ってカラオケに行く。
 まあ、ひとりで行ってもいいのだが

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