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ビジネス、人間関係に役立つ! 分かりやすいアドラー心理学 その1

ビジネスにおいて心理学は大切。

なぜなら、
仕事には、
上司や先輩、同僚、部下、クライアント、
さまざまな人間関係が存在するから。


例えば、
あなたがプロジェクトチームリーダーである、と仮定します。

そして、
チームの中の1人が遅刻して会議に出席できなかった場合。

あなたがその人に、
『どうしてあなたは遅刻ばかりするの、
あなたは月曜日も仕事に遅刻したじゃないの。』
と叱ったとします。

どうでしょう?
その人の仕事に対するモチベーションは上がるでしょうか?



それではどういう風に対応すればいいのだろうか?
それ以外にも、
どのような顧客対応が喜ばれるのだろうか、
そういった事の解決策を示してくれるのが心理学です。


またビジネスシーンだけでなく、
家族関係、
親・兄弟・姉妹、
友人関係、
子育て、
などにも有効です。


この記事では、
アドラー心理学の5つの理論について分かりやすく解説し、
更にそれを深堀りしていきます。


自分自身の心と対話しながら読んでいただけると、
より良い効果があると思います。


アドラー心理学の5つの理論

①自分を主人公にする

人間には、過去や環境に関係なく自ら運命を創造する力がある


環境や過去は、性格を形成するのに影響を与えてはいる、
ただ、その影響をどう解釈し、
どういう態度を決めるかは自分次第。

あなたをつくったのはあなた、あなたを変えるのもあなた


②人間の行動には目的がある

取り戻せない過去の原因に執着するよりも変えられる未来を描き、
他者の協力を得ながら作り出していく


人は優越性を追い求める生き物である、
下から上へ、マイナスからプラスへ、敗北から勝利へ

その優越性を追求する時に、
他のすべての人を豊かにする、
という傾向を見せる人、
他の人にも利益がありような仕方で前進する人が、
人生の課題を克服する。


③人の心の中は矛盾していない

分かっているけどやめられない、
やろうと思っているけど取り組めない、
分かりやすい例で言えば、
太ると分かっているけど食べるのをやめられない、
という事がある。


そういう現象を世間では、
意識や理性では分かっているけど、
無意識や感情がそれをこばむ、
と、
心の中が矛盾しているような表現をする。


しかしこれは、
できない、
のではなく
しようとしていない、
の方が適切な表現であり、
理性と感情、意識と無意識は矛盾しておらず統一性がある、
という事を理解する。

※詳しくは、また別の回で説明します。


④誰もが自分だけのメガネを通してものを見ている

ある場所に行った時、
1人は、「あんなところ二度と行きたくない。」
と言い、
1人は、「ぜひ、また行きたい。」
と言ったとする。


ある人を理解するためには、
客観的にその人に何が起きているか、
(↑この場合では、ある場所に行った、という事実)
よりも、
その人が出来事を主観的にどう意味づけているのか、
(↑この場合では、その人が言った意見)
を重視する。


⑤すべての行動には相手役がいる

すべては人間関係である

その人を理解しようとした時、
その人の考えよりも、
その人が他者(自分も含む)と接した時の行動の方が嘘偽りなく、
観察が容易である。


以上が、アドラー心理学の主軸となる、
5つの理論です。
深堀りしていきます。


勇気づけ

上の5つの理論を踏まえたうえで、
さまざまな困難を克服する活力を人に与える技法、
それが

勇気づけ


勇気づけとは褒めることではない。
褒めることは、良い、悪い、という評価的な態度からはじまっている。

勇気づけとは、
困難を克服する活力を与えることである。


ベイシック・ミステイク

人は追いつめられると冷静な判断ができなくなる、
ここでベイシック・ミステイクに陥る

決めつけ 例:私はダメ人間だ
誇張 例:みんな私のことをダメだと思ってる
見落とし ダメだと思っていない人たちもたくさんいるのに、その事を見落としている
過度の一般化 例:一般的に、私みたいな人間はダメ人間だ
誤った価値観 例:自分はこの世で価値のない人間なんだ

生きててもしょうがないな


ベイシックミステイクを解決するには?

過去思考は、こうだったから、という原因を探る思考である、
過去思考を捨てて、
目的はこうだから、今どう行動するべきなのか、
という未来思考に考え方を変える

なんでこうなったんだろう
どうしてこうなったんだろう
こんなことがあったから

過去思考


未来の目標が現在を決める、
未来の目標を決めて、
そのために今何をしたらいいのかを考える

未来志向


この未来思考を人に実践することが、
勇気づけとなる

例えば、会議に遅刻したチームメンバーに対して、
なんでこうなったの?
という過去思考の態度ではなく、
未来の目標はこれだから、
今、何をしていこうか、

という未来志向の態度で接する


何かを対処する時の判断基準

×良い、悪い、正しい、間違っている、という判断基準を用いてはならない

他者を悪者扱いしてしまう

◯これは自分と他者にとって建設的な方向なのか、
それとも非建設的なのか、
という判断基準を用いる


例えば、人が遅刻した時、
それに文句を言いたい衝動にかられる、
その時に、
ここで文句を言う事は、
自分とその人の人間関係にとって建設的なのか非建設的なのか、
建設的な方法は未来思考ではないのか、
と考える。


自分自身が未来思考になるためには


例:
子供が兄弟喧嘩をしていたとする

喧嘩をすると親に叱られる

喧嘩をする目的は、本当は、
親に注目して欲しいからなのである、
→目的は、親に注目して欲しい


目的のためにとる行動

非建設的行動
兄弟喧嘩をする

建設的行動
親に直接、その旨を伝える


目標を見つめ、
未来に対して建設的行動は何か、ということを理解することが、
未来思考へとつながる


数日中に、その2を書きます!


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