柏 澄子/Sumiko KASHIWA

山のあれこれをテーマにしたライター 日本山岳ガイド協会公認登山ガイド 🏔️毎日新聞連載…

柏 澄子/Sumiko KASHIWA

山のあれこれをテーマにしたライター 日本山岳ガイド協会公認登山ガイド 🏔️毎日新聞連載・編集後記 🥾拙著『彼女たちの山』ができるまで 💓新連載取材日記 https://linktr.ee/mt.sumiko Portrait photo by Makoto KURODA

マガジン

  • 毎日新聞連載「わくわく山歩き」編集後記

    隔月で毎日新聞に連載している「わくわく山歩き」のアナザーストーリーをお伝えします。 本編はコチラ(有料) https://x.gd/hqMPm https://x.gd/d9NQI

  • 『彼女たちの山』ができるまで

    拙著『彼女たちの山~平成の時代、女性たちはどう山を登ったか』ができるまでのこと。本書登場人物にスポットをあてながら、書籍の内容や取材時のストーリーをご紹介します。

最近の記事

いにしえの道をたどる・徳本峠_毎日新聞

毎日新聞朝刊に隔月連載している「わくわく山歩き」(2019年1月~)は、日本の山のなかから毎回1座選び、紹介するエッセイです。その山にまつわる私個人の思い出や、登ったときの印象も織り込んであります。 noteでは、各回の編集後記のようなもの、本編の紹介を記していきます。 2019年9月2日に紹介したのは、徳本峠(とくごうとうげ)です。 数えきれないほど通った上高地に、もし今から初めて入ることができるのならば、徳本峠を越えたい。もし、初めて上高地へ行く友人がいたら、徳本峠に誘

    • 歴史が息づく山/霧ヶ峰_毎日新聞

      毎日新聞朝刊に隔月連載している「わくわく山歩き」(2019年1月~)は、日本の山のなかから毎回1座選び、紹介するエッセイです。その山にまつわる私個人の思い出や、登ったときの印象も織り込んであります。 noteでは、各回の編集後記のようなもの、本編の紹介を記していきます。 2019年8月5日に紹介したのは、長野県にある霧ヶ峰です。 夏に家族で出かけるのにピッタリと思い、紹介をしました。 乾いたそよ風、清々しい緑、高山植物……どれも「夏休み」そのものです。 秋や冬、春の季節も

      • 凪の人、山野井妙子さん/Today is 彼女たちの山

        【Today is 彼女たちの山/本日発売】 2023年3月14日に出版した『彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったか』(柏澄子著、山と溪谷社刊)を紹介するシリーズです。 出版前に20日間かけてSNSなどで拙著に登場する女性たちを紹介したものを、ここに再録します。 『彼女たちの山』は、山野井妙子さんのストーリーから始まります。ヤマケイ連載のときもトップでした(連載時より大幅加筆)。 インタビューは、彼らが伊豆に引っ越す直前、奥多摩の家で。1泊2日をかけて、10時間

        • 日常から非日常へのグラデーション仲川希良さん/1day to 彼女たちの山

          【1day to 彼女たちの山】 2023年3月14日に出版した『彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったか』(柏澄子著、山と溪谷社刊)を紹介するシリーズです。 出版前に20日間かけてSNSなどで拙著に登場する女性たちを紹介したものを、ここに再録します。 山ガールの項に登場いただいた方は大勢ですが、なかからもうお一人。 モデルでありフィールドナビゲーターの仲川希良さんです。 希良さんとの出会いは、ランドネ登山学校(あ、他社さんの企画ですね笑)。雪山登山の始め方、ステ

        いにしえの道をたどる・徳本峠_毎日新聞

        マガジン

        • 毎日新聞連載「わくわく山歩き」編集後記
          9本
        • 『彼女たちの山』ができるまで
          21本

        記事

          15年近く『ランドネ』を世に送り続けた佐藤泰那さん/2Days to 彼女たちの山

          【2days to 彼女たちの山】 2023年3月14日に出版した『彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったか』(柏澄子著、山と溪谷社刊)を紹介するシリーズです。 出版前に20日間かけてSNSなどで拙著に登場する女性たちを紹介したものを、ここに再録します。 平成には、山ガールブームがありました。 当時、女性向けのガイドやイベントが増え、女性誌への執筆もありました。けれど、私が一緒に山に行った彼女たちは、果たして山ガールだったのか?ブームに乗っていたのか。山ガールは、私

          15年近く『ランドネ』を世に送り続けた佐藤泰那さん/2Days to 彼女たちの山

          軽やかに登り旅立った谷口けいさん/3days to 彼女たちの山

          【3days to 彼女たちの山】 2023年3月14日に出版した『彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったか』(柏澄子著、山と溪谷社刊)を紹介するシリーズです。 出版前に20日間かけてSNSなどで拙著に登場する女性たちを紹介したものを、ここに再録します。 第一章では、5人の登山家、クライマーに登場いただきました。 そのなかのひとり、故谷口けいさんを紹介します。 けいさんの親友でありクライミングパートナーでもある大石明弘さんの『太陽のかけら』は、ずっと手元にありなが

          軽やかに登り旅立った谷口けいさん/3days to 彼女たちの山

          時代を繋ぐクライマー小林由佳さん/4days to 彼女たちの山

          【4days to 彼女たちの山】 2023年3月14日に出版した『彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったか』(柏澄子著、山と溪谷社刊)を紹介するシリーズです。 出版前に20日間かけてSNSなどで拙著に登場する女性たちを紹介したものを、ここに再録します。 スポーツクライミングの項に、小林由佳さんに登場いただきました。スポーツクライミングという言葉ではくくれないクライマーでいらっしゃいますね。 由佳さんをインタビューすると決めたのは、中根穂高さん=ジャックのアドバイス

          時代を繋ぐクライマー小林由佳さん/4days to 彼女たちの山

          その後の生き方は難しくありませんでしたか。田部井淳子さん/5days to 彼女たちの山

          【5days to 彼女たちの山】 2023年3月14日に出版した『彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったか』(柏澄子著、山と溪谷社刊)を紹介するシリーズです。 出版前に20日間かけてSNSなどで拙著に登場する女性たちを紹介したものを、ここに再録します。 今回ご紹介するのは、1章に登場いただいた田部井淳子さんです。 冒頭にある彼女に向けた問い、「その後の生き方は難しくありませんでしたか」は、長年ずっと気になりながら、言いだせずにいたものです。「その後」とは、1975

          その後の生き方は難しくありませんでしたか。田部井淳子さん/5days to 彼女たちの山

          拠りどころ、足場となる山岳会を・銀嶺会/6days to 彼女たちの山

          【6days to 彼女たちの山】 2023年3月14日に出版した『彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったか』(柏澄子著、山と溪谷社刊)を紹介するシリーズです。 出版前に20日間かけてSNSなどで拙著に登場する女性たちを紹介したものを、ここに再録します アルパインクライミングの項に、銀嶺会という山岳会の皆さんに登場いただきました。平成になってからできた女性が会員の山岳会。 銀嶺会は自分たちの足場、拠り所、帰って来る巣のような場所でした。 代表の宮田実穂子さん、宮田さ

          拠りどころ、足場となる山岳会を・銀嶺会/6days to 彼女たちの山

          山と両想いに、水際の女神大和景子さん・薬師沢小屋/7days to 彼女たちの山

          【7days to 彼女たちの山】 2023年3月14日に出版した『彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったか』(柏澄子著、山と溪谷社刊)を紹介するシリーズです。 出版前に20日間かけてSNSなどで拙著に登場する女性たちを紹介したものを、ここに再録します 山小屋の項には、本当に大勢の方々にご登場いただきました。数行の方もいれば、たった一行の方もいます。けれどどうしても、「平成」というタイミグで一行でも書き留めておきたく、一行に愛を込めました💕 一方的な愛ですが🤣 そし

          山と両想いに、水際の女神大和景子さん・薬師沢小屋/7days to 彼女たちの山

          生き抜く覚悟・星美知子さん・両俣小屋/8days to 彼女たちの山

          【8days to 彼女たちの山】 2023年3月14日に出版した『彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったか』(柏澄子著、山と溪谷社刊)を紹介するシリーズです。 出版前に20日間かけてSNSなどで拙著に登場する女性たちを紹介したものを、ここに再録します 今回は、南アルプス両俣小屋の管理人である星美知子さんです。 両俣小屋は昔から通りかかったり、キャンプしたことはあったけれど、泊まったのは2021年が初めて。星さんとしっかりと向き合って話をする機会を得たのはコロナ真

          生き抜く覚悟・星美知子さん・両俣小屋/8days to 彼女たちの山

          朗らか女将よし子さん・薬師岳山荘/9days to 彼女たちの山

          【9days to 彼女たちの山】 2023年3月14日に出版した『彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったか』(柏澄子著、山と溪谷社刊)を紹介するシリーズです。 出版前に20日間かけてSNSなどで拙著に登場する女性たちを紹介したものを、ここに再録します 残念ながら山小屋の写真、彼女の写真が手元になく、山小屋近くからの眺めを。 どこの山小屋かピンとくるでしょうか……? 私は、この角度から見る槍・穂高連峰、好きです。 今回ご紹介するのは、薬師岳山荘の堀井よし子さんです

          朗らか女将よし子さん・薬師岳山荘/9days to 彼女たちの山

          山のおかあさん松澤寿子さん・船窪小屋/10days to 彼女たちの山

          【10days to 彼女たちの山】 2023年3月14日に出版した『彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったか』(柏澄子著、山と溪谷社刊)を紹介するシリーズです。 出版前に20日間かけてSNSなどで拙著に登場する女性たちを紹介したものを、ここに再録します 山小屋の章に、船窪小屋の「おかあさん」、松澤寿子(としこ)さんに登場いただきました。古い写真は、MJサロン(MJリンク主催の先輩女性の話を聞く会)のときにいただいたものです。あのときは、おとうさんと一緒に来てくださ

          山のおかあさん松澤寿子さん・船窪小屋/10days to 彼女たちの山

          人の輪 朝日小屋・清水ゆかりさん/11days to 彼女たちの山

          【11days to 彼女たちの山】 2023年3月14日に出版した『彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったか』(柏澄子著、山と溪谷社刊)を紹介するシリーズです。 出版前に20日間かけてSNSなどで拙著に登場する女性たちを紹介したものを、ここに再録します 山小屋の章にはたくさんの女性に登場してもらいました。 冒頭は連載同様、北アルプス・朝日小屋管理人の清水ゆかりさん。 北アルプスの最北端にある山小屋、朝日岳の懐に位置します。 山小屋にいるゆかりさんの写真がどうしても

          人の輪 朝日小屋・清水ゆかりさん/11days to 彼女たちの山

          ここまで好きなものがある私の人生は、幸せだと思っています クライマー遠藤由加さん/12days to 彼女たちの山

          【12days to 彼女たちの山】 2023年3月14日に出版した『彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったか』(柏澄子著、山と溪谷社刊)を紹介するシリーズです。 出版前に20日間かけてSNSなどで拙著に登場する女性たちを紹介したものを、ここに再録します クライマーの遠藤由加さんには、第1章に登場いただきました。 ここでは、由加さんの自著を紹介したくご本人ではなく本の写真を載せます。 由加さんは「SNSには好きなように書いて」と言ってくれたけれど、言葉になりません

          ここまで好きなものがある私の人生は、幸せだと思っています クライマー遠藤由加さん/12days to 彼女たちの山

          メンターの支え 国際山岳ガイド木崎乃理恵さん/13days to 彼女たちの山

          【13days to 彼女たちの山】 2023年3月14日に出版した『彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったか』(柏澄子著、山と溪谷社刊)を紹介するシリーズです。 出版前に20日間かけてSNSなどで拙著に登場する女性たちを紹介したものを、ここに再録します。 山岳ガイド3人目は、国際山岳ガイドの木崎乃理恵さん(写真右)です。コロラド在住ですが、昨冬と今冬は、日本でガイドしていらっしゃる時間も長いので、どこかでお会いになった方もいらっしゃるかもしれません。 2021年

          メンターの支え 国際山岳ガイド木崎乃理恵さん/13days to 彼女たちの山