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生き抜く覚悟・星美知子さん・両俣小屋/8days to 彼女たちの山

【8days to 彼女たちの山】

2023年3月14日に出版した『彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったか』(柏澄子著、山と溪谷社刊)を紹介するシリーズです。
出版前に20日間かけてSNSなどで拙著に登場する女性たちを紹介したものを、ここに再録します
今回は、南アルプス両俣小屋の管理人である星美知子さんです。

両俣小屋は昔から通りかかったり、キャンプしたことはあったけれど、泊まったのは2021年が初めて。星さんとしっかりと向き合って話をする機会を得たのはコロナ真っただ中。緊急事態宣言が解ける直前のある場所で、でした。

野呂川のほとりに立つ両俣小屋

以来、芦安にお邪魔したり、両俣小屋へ行ったり。今回のインタビューは主に、芦安のご自宅で行ないました。

定点観測の極み。
むろん、旅から得るものもあるし、異文化に触れて見聞を深めることも大切ですがが、星さんはあの場所に居ながらにして、精神は自由に旅をし、高い視座と広い視野をお持ちの方。その不思議を、解いてみました。

野呂川の流れ


山の神、どんな台風がやってきても山の神が流されたことはない

彼女が語ったのは、「生き抜く覚悟」でした。
生き抜いてきたからこそ、自然の素晴らしさと残酷さを知っているのだなあと思いました。

マジックペンのケースが……!
星さんは毎日、天気図をとって天気を予報しています(電波がないため、スマホで情報を取り寄せることはできず)
宿泊者たちが綴ったノート

星さんに、「南アルプスでがんばる女性を紹介してほしい」と頼むと、熊ノ平小屋の早川徳美さんの話をしてくれました。あの青々とした瑞々しい熊ノ平は、私も大好きな場所。星さんは、歳の離れた徳ちゃんにも「生き抜く覚悟」を感じ、同志のように思っているのかもしれません。

徳ちゃんにも、短いながらご登場いただきました。

両俣小屋 Facebook https://minami-alpskankou.jp/?page_id=9765
熊ノ平小屋 Facebook

『彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったか』(山と溪谷社、3/14発売)


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