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コテカ。それは男性用下着の一種。

Wikipediaより参照。


パプアニューギニアのハイランド地域に住む人が使用しているコテカ。

私は見たことがない。

パプアに来る際に友達に紹介された。付けてくれる強者が現れると信じて、帰りの国際線でお土産として買って帰る予定である。

今回はそのコテカについてWikipediaからの情報をまとめて紹介する。

日本語でいうところの「ペニスケース」

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ひょうたんの果実を原料とし、中身をくりぬいて乾燥させて作られた筒状の容器。

パプアらしく自然のものを再利用。

先住民にとってはコテカは普段着であるが、それでいて正装でもあり、彼らの価値観においては「勇敢さ」を主張できる装身具である。

確かに履いている彼らの顔はまさに勇敢な顔つきである。

一種のパンツで面積的には裸に近いが、意識は衣服を着ているのと同じである。

面積が奇跡的に狭いが、大事な部分が隠れていることには変わりない。

この装束をした先住民が「衣装を着ている」との意識を持つことを知らず、先住民との交流を図るとの目的で裸になった学生が補導されるとの出来事があったという。

私たちから見たら、コテカだけ付けている人と裸の人には差がないように思えるが、彼らにとっては雲泥の差があるようだ。面白い。

自分の気に入ったコテカを着用し、こだわりがある。200年前と350年前のミイラも着用している。早いと4,5歳から普通7,8歳から着用するが学校での着用は禁止されている。

靴も服も自分の体に合ったものが心地よい。コテカも同じという事か。普段着は良いが、学校では良くないのか…何故。

根元には輪の形にしたものが付いており、これを陰嚢に引っ掛け、コテカの位置を安定させる。同時に、コテカの中央部付近もしくは先端部に紐を渡して下腹部に引き寄せ、固定する。 先端部に紐を渡す場合は、“雄雄しい”状態にある陰茎を再現するようにコテカを斜め前方へ向けて屹立させるための支線として用いる。

斜め上方向へ向ける事で勇敢さが増すのは、たしかに理解できる。



隊員とコテカの話をしていると、パプア人が国連の話し合いにコテカで行ったとの話を聞いて驚いた。

偉い人がコテカを履いて?出席するの?

調べてみるとおそらく2017年の国連公式会合にパプアの国連大使がコテカを付けて出席したそう。

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この格好でいる事がさぞ当たり前かのような目をしている。

周りの人からすごい目で見られただろうに、この勇敢さ。カッコイイ。

でも、学校はコテカで行ってはダメなのに、国連はオッケー、、、どういう基準なのか。


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