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流行り神 警視庁怪異事件ファイル【ゲームレビュー】


評価

★★★★☆

ストーリー

実際には存在しないとされている警視庁の地下5階。
そこにある常識では考えられない不可解な事件が記録されたファイルの書棚が立ち並ぶ警察史編纂室。
そこが主人公・風海純也警部補の勤務先だった。
彼の仕事はオカルトじみた事件ファイルについて、起こりえる可能性を確かめて、正しく分類・整理すること。

今日も警察史編纂室には不可思議な事件が次々と舞い込んでくる――。

概要

2004年に日本一ソフトウェアから発売された都市伝説を題材にしたホラーサウンドノベルゲームです。
プレイヤーの選択によって、科学的な捜査かオカルト的な捜査をするかでシナリオが分岐するシステムが特徴です。
続編として2と3が存在し、リブート?として真・流行り神シリーズがあります。

感想

リマスター版をプレイしての感想です。
過去にハードを移植して追加されたシナリオ等はリマスター版で全てプレイできます。 

誰もが聞いたことのあるであろう都市伝説をモチーフとしたストーリーが、魅力的なキャラクターとイラスト、音楽とともに展開されていきます。
どのシナリオもそれぞれ科学ルートとオカルトルートが用意されていて、両方をプレイすることでシナリオの全貌を知ることができる上手い構成になっています。

©Nippon Ichi Software
©Nippon Ichi Software

基本的なシステムとしては、ストーリーの合間に選択肢が存在するほか、Self-questionという自問自答パートで今後の捜査方針を決めたり、推理ロジックで総括を行うことでシナリオの評価が決まります。
推理ロジックは、シリーズ通しての特徴になっていて、プレイ中に収集されるキーワードを使用して、シナリオの最後に理解度を試されるって感じなんだけど、どれを当てはめるべきなのか中々際どいものが多いので頭を使いました。

©Nippon Ichi Software

残念なのは、この手のゲームにしてはスキップ機能が不便で、チャートから選択肢へ自由に飛べるタイプじゃなくて、プレイ中に次の択肢までスキップ、みたいな感じなのでかなり面倒です。
しかも、プレイ中に特定ワードがデータベースに登録されるシステムがあるんだけど、ストーリー解放がこのデータベース取得率とリンクしているから余計に気になります。

©Nippon Ichi Software

ノベルゲームは色々プレイしてきましたが、このジャンルにおいてはかなり面白い作品なので、ホラーとかノベルが好きな人にはプレイしてほしいです。

追記
2と3もプレイしました。
続編でも相変わらずのスキップ機能で辟易したけど、それ以外は良くも悪くも変わらないクオリティでした。
続編にありがちな世界観を壊すような方向転換もなく、純粋に1にシナリオを追加したって感じです。
進化という点ではないに等しいけど、1を楽しめた方はそのまま2と3も同じ気持ちで楽しめると思います。
(個人的にはこの変化のなさは嬉しかったです)
ただ、3のイラスト全般に関しては、イラストレーターが神隠しにでもあったのか、ラフのようなものばかりだし、立ち絵も低画質だしで見てられませんでした。
さすがに酷すぎでしょ。

©Nippon Ichi Software

トレーラー

公式サイト

https://hayarigami.com/hayarigami1-2-3/


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