やきそばパンとスポーツ医学

やきそばパンとスポーツ医学を対比してアイデアの出どころの違いについて話したい。昨今の世の中では様々な業種、分野が混合され相乗効果を生み出すものが増え続けている、その中で例としてまずスポーツ医学という分野について話したい。今まで病気や風邪といった症状を克服していくことを目的として発展してきた医療分野が体力勝負、根性が求められてきたスポーツという分野にも活かせるのではないかというアイデアのもとできた分野であると考える。今でこそリハビテーションという言葉が当たり前の世の中になったが、竹刀を持った鬼教官の水は飲むなという指導が行われていたころ、医学や医療がスポーツ選手のパフォーマンスに影響するという発想は世の中にあっただろうか?この分野の発達は明らかにスポーツというものを飛躍させることに間違いない、ただここで今回考えたいのはアイデアの出どころである。医療というものを研究していく過程で人間の運動や筋肉、体の構造について深く知りスポーツにも活かせるのではないかという案であり明らかにパット頭で思いついたものではなく経験や膨大な知見が活きた研究成果であると私は考える。さて比較してやきそばパンはどうかやきそばという食べ物とパンという別の食べ物を組み合わせて食べるという別のものを掛け合わせるという点ではスポーツ医学と通ずる点もあるがアイデアの出どころが違うのと思う。多分こうじゃないかという仮説で書いているがやきそばとパンを合わせてみたら美味しかったというような単純な出来事からのアイデアではないかと考える。もし仮にやきそばの成分とパンの成分を研究してみると人間の味覚では美味しく感じますという結果が出たとしても明らかに研究結果をもとに作った食べ物ではないだろう。ここまでの話をもとに私がなにを言いたいかというとアイデアの出どころの中には緻密な計算、研究や統計的なものとぱっと出ての思いつきで出て来るものがあるのではないかと、なぜこのような話をしたいのかというとなにかとセオリーを作りたがる社会に疑問を感じたからである。どちらにも善し悪しがある、前者は事実であるが故に経験したことにしか対応できず、後者はクリエイティブだが万人に受ける保証がない。今までなかったことをするからこそ失敗するし挫折する、いつだって世の中を引っ張ってきたのはクリエイティブだったと信じたい。クリエイティブが引っ張りデータがそれを支えてほしい。

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