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【仏道の世界 心静か】日常の喧騒を離れると、深まる紅葉に彩られた秋の旅もひと味違ってくる
【写真】石積みの町並み=滋賀県大津市坂本地区にて(撮影・飯竹恒一)
朝日新聞時代の2012年11月、日本仏教の母山、比叡山延暦寺の門前町である大津市坂本地区を訪れて書いた記事です。当時は大津総局の宗教(仏教)担当で、比叡山やそのふもとの坂本地区は日常的に訪れていました。
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この写真からもわかる通り、坂本地区で目を引くのは石垣です。大小の石を積み上げたもので、地元に伝わる穴太(あのう)衆積みという技法によるものです。延暦寺の石垣にも採用され、織田信長の焼き打ちにも耐えたことから、信長が安土城の築城に取り入れ、さらに全国の城にも広がったといいます。取材の時はまさに紅葉シーズンで、記事にもあるさまざまなひと模様や人気スポットも含め、鮮やかに彩られていました。
私は東京生まれですが、父の転勤で中学時代を過ごした三重県で、仏教系の私学、高田中学に通いました。夏休みに学校行事で比叡山に泊りがけで行ったのが大変懐かしいのですが、それから数十年を経て、今度は新聞記者として比叡山を担当することになりました。中学時代には知らなかったこの坂本地区に出会えたのは、滋賀時代の大きな収穫です。
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