「いつ死んでもいいや」と思ってた私は、もう死んだから安心して。
今日が忘れられない人は大勢いるだろう。私もその中のひとりだ。
当時、卒業したばかりで、友人のお見送りをするぞと思っていた前日で、画面いっぱいに広がる自然災害の恐ろしさを目の当たりにすると、やっぱり怖い。
笑顔で見送らなくちゃいけないはずだけれど、笑っていいのだろうか。行ってらっしゃいと明るく見送ることはできるのだろうか。そういうことが、空港に着くまで考えていたことを思い出す。
街中の電光掲示板は、地震や津波関係の情報が流れる。
空港で待ってる間も遅延などの情報が流れる。でも友人の行く先は定刻通り飛ぶらしく、結局少し笑顔で手を振って見送った。
・・・
そして3日前くらいに、私が住んでいる東海地方でも地震があった。
夜中に、ザワザワという音の後にガタガタと。
彼と一緒にいるときだったけれど、少しパニックになった。結局大丈夫だよ。と頭を撫でられて安心したけれど、違うそうじゃない。
震度2くらいだったけれど、南海トラフ地震が来ると言われてる中、小さな地震でも体がこわばるのがわかる。
もう数年前、「あぁ、今信号待ちしてる車が私を引いてくれないか」とか「死にたいな…」が口癖のように繰り返し、「いつ死んでもいいや」と思っていた私だけれど、今が幸せだと思えば思うほど、"平和"を尊ぶ。
実は最近の口癖は「今はまだ死にたくないんだけど」だ。つい昨日も、猛スピードで近づいてくる車を見て、「まって怖い怖い!まだ死にたくないんだけど」と言ったばかりだ。
最高に幸せな日に死を選ぶ人も中にはいるかもしれないけれど、私はもう少し幸せをたくさん集めて満足するまでは生きたいなと思っている。
最近、"人の生死"を身近に感じるできごとが立て続けに起こったから、少し心がざわついているのは確かだ。
来るべきに備えて、防災模試を私も受けてみようと思う。そして、もう少し生きる努力を重ねよう。
本当は、そういうことが起こらないことが1番だけれど、平和な世界で生き続けたいから。災害の多かった時代、平成に生まれたからには私も何か備えたい。
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お仕事中のドリンク代にさせていただきます。ちょっといい紅茶を買いたいです。