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書籍『オールシーズン美しい庭: ピートとヘンクの夢の宿根草図鑑』

ピート・アウドルフ Piet Oudolf (著)  ヘンク・ヘリッツェン Henk Gerritsen(著), ノエル・キングスベリー Noel Kingsbury(著, 編集) 田辺 沙知 (翻訳)
出版社  学芸出版社‏
発売日 2023/11/3
単行本 288ページ




目次

 はじめに

PART Ⅰ 植物の紹介
宿根草  一年をとおして表情を変える草花
オーナメンタルグラス  庭にナチュラルな印象を与えるグラス


PART Ⅱ 植物の使い方
序章
灼熱  日差しと乾燥に強い植物
蒼翠  半日陰で瑞々しく育つ植物
軽快  軽やかで透け感のある植物
静謐  庭に安らぎを生む植物
躍動  庭にエネルギーを与える植物
銀色  色をテーマに庭を彩る
草深  風にそよぐオーナメンタルグラス
憂鬱? 草紅葉と冬のシルエットを楽しむ
秋麗  情趣溢れる秋の植物
骨格  モノクロの世界で映える植物
点在  自然なリズムとアクセントを生む植物
個性  特別な性質をもつ植物


PART Ⅲ 植栽図と植物の組み合わせ
植栽図
相性の良いご近所さん
植物の植栽密度

植物名の索引
世界のナーサリー
参考文献
おわりに  日本語版によせて

公式サイトより


内容解説

 世界的造園家が厳選した宿根草と組合せの手法
 ニューヨークの空中庭園「ハイライン」などを手がけ、「植物の魔術師」とも呼ばれるピート・アウドルフと、生涯「庭の自然性」を探求したヘンク・ヘリッツェン。宿根草の魅力に注目し、植栽デザインに新しい流れを作り出した世界的ガーデンデザイナーが贈る、一年中美しい庭を叶える植物とその組合せの手法。待望の日本版。

公式サイトより


レビュー

 プロ&ガチ勢用ではありますけれども、これからガーデニングを始めてみたい人、ガーデニングはしないけれども美しい庭の秘密や素敵な植物を知りたい人に、おすすめです。
 文章の質は高く、紹介されている植物の写真のみを眺めているだけでもインスピレーションをもらえてしまうという、素敵な一品。
 ※翻訳も素晴らしい

 また「PART Ⅲ 植栽図と植物の組み合わせ」の「植栽図」は白眉で、それをマッタリと眺めながら「実際の庭の様子と植栽図を交互に観ることの出来るドキュメンタリー映画等が制作されないかなぁ……」と、夢想してしまいました。
 ※4~8K撮影にてマスターピースの庭の四季をゆったりと50時間くらい収録した特典インタビュー&豪華解説ブック付きソフト……とか(庭の映像部分はサントラ無しの自然音収録で!)

 にしても、ピート・アウドルフの「植栽図」の世界は本当に絵画の世界で、見えているだけで癒されます。
 眼福……

ピート・アウドルフの「植栽図」 本書より

 
 本書の著者の一人ピート・アウドルフに関しては、ドキュメンタリー映画のレビューを記していますゆえ、宜しければそちらもどうぞ
 ※動画へのリンク複数あり

関連情報へのリンク


公式サイト


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