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日記

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#エッセイ

春キャベツ

今年は当たり年なのだろうか。
どの春キャベツを買ってもふんわりとした食感で甘みがあっておいしい。

春キャベツはトーストによく合う。
カリカリの食パンに、やわらかくてシャキシャキの春キャベツをたっぷりのせてマヨネーズと醤油をたらすと絶品だ。
もちろんサラダにしても付け合わせにしてもおいしい。
今度お好み焼きを作る予定だが、今しか食べられない春キャベツを生のまま楽しまないともったいないような気も

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性質

夏休みの宿題は最終日のギリギリになってから徹夜でやるタイプだ。
小学生までは7月中に全て終わらせるタイプだったはずなのだが、歳を重ねるにつれてルーズになっている。
もしくはもともとルーズさを持っていたがうまく丸めこんでいただけかもしれない。

大学生になってからも社会人になってからも基本、期日ギリギリで滑り込んでいる。
やらなければならないと思いながらも、億劫で仕方ないのだ。
取り組む内容が小

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電球の値段も知らない

先日、浴室の電気が突然消えた。
どうやら電球が寿命のようだ。

すぐに買いに行こうとしたのだが、
売っている場所が分からない。
電器屋へ、と思ったがわたしの住む街は電器屋不毛の地なのである。
ホームセンターもないのだ。
正確には電球のためだけに歩いて行くにはためらう程度の微妙に遠いところにしかない。
いつもだったら通勤の途中で買うのだがその予定はないし、わざわざ電車に乗るのも気が引ける。通販を

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ここではないどこか

大きな家具や家電が欲しくなるとき、"引越しの時まで待とう"と思う。

高校生の時くらいから、きっといつかここではないどこかに住むのだろうという気持ちでいた。
実際、いろいろな縁があって大学進学、就職、転職と長距離を伴う引越しを比較的短いスパンで重ねてきた。

やっとたどり着いた今の場所はとても気に入っている。
部屋の面積はやや狭いし、ここがこうだったら…と思うことも度々あるが自分の身の丈に

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ストライプ

今日は恐ろしく集中力がなかった。
打ち合わせや商談が仕事時間の大半を占めていた一日であったが、心ここにあらずであった。
体調が万全でなかったことも関係していると思うのだが、たまにこういうときがある。

話している声が水のように思える。
例えば窓から雨が降るのを眺めているような。少しひんやりした空気のなかでたたずんでいるような静かさがあって頭に何も入ってこない。
高いところからサラサラと話し声が

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冷蔵庫にいると心強いメンバー紹介③食材編

<前回の続き>
冷蔵庫・冷凍庫のマストアイテムを挙げてみる。

[冷蔵庫]
・プルーン
だいたい存在を忘れているが、小腹が空いた時や貧血気味の時に思い出してめちゃくちゃ食べてしまう。そのまま食べる。

・ピーナツバター、コーヒークリーム
今家にあるのはカルディで買ったこだわりの強そうなやつだか、アヲハタとかちゃんと甘いやつのほうが好きな気がする。

[冷凍庫]
ストック食材たち 
大容

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ないないスーパー

キッシュをテイクアウトするつもりで意気揚々と出かけたが、店が閉まっていた。
開店して1時間半も経っていないようだが、遅すぎたのだろうか。タイミングが合わなかった。当て付けのようにパン屋で買い物をした。

先日まで肌寒いと思っていたが突然初夏の気候になってしまい、アウターが邪魔になる。

カルディは店内にぎっしり商品が並べられていてワクワクする反面やや狭く感じられる傾向にあったが、ついに入店

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宇多田ヒカルと友だちになる方法

宇多田ヒカルがWEB上でファンとのコミュニケーションを図る、「#ヒカルパイセンに聞け」という企画がある。
Twitter上で募集した質問を、彼女が直接回答していくという内容だ。

今月の日曜日は、なんと公式Instagramにて生番組という形で配信が行われるらしい。

過去に、「人生とは何だと思いますか?」という問いに対して「人生なんてただのイメージで、あるのは今日の過ごし方だけだと思う今

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浮き足

昨日が祝日だったせいか、
すっかり連休気分になってしまった。

朝、いつも通りヨガマットを敷いてプランクのアプリを立ち上げたら週に一度の休息日だった。日差しが心地よくそのまま寝そべって光を浴びた。

新しく買ったプランターラックを窓際に置いている。まだ植物はないのに、ランプやフォトフレーム、花瓶を並べたら既にぎゅうぎゅうになった。背の高いガラスの花瓶から日光が透けて見える。ほんのり青みがか

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楽しいことをしようよ

大学時代の友人と長電話をした。
ひととおり近況を報告し合った後、
面白かったアニメ作品や最近ハマっていることなどざっくばらんに話した。

大学は人生の中でいちばんと言っても過言でないくらい、はちゃめちゃに楽しかった。
黒歴史もあるし、あの時こうしていればという後悔もないわけではないが、とにかく環境と周りにいた友人が最高だった。
学内のカフェで将来の話をしたり、旅行の計画を立てたり、一緒にものづ

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STAYお弁当

お昼を考えるのに飽きてきて、
スーパーのお弁当を食べた。

オフィスで買うお弁当はレンジにいれるとレタスなどの葉物野菜やポテトサラダ、漬物なども一緒に温まってしまうのが地味にいやでいつのまにかあまり食べなくなったことを思い出す。

お昼、一人でゆっくり過ごすことが好きなので
家にいられるのはうれしい。

今日はわかめが混ぜ込んであるものと3種類のふりかけがかかったおにぎり、しなっとした

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季節の境界線

今日はとても寒い1日だった。
雨が降っていたということもあるが、もうすぐ5月になるというのに気温がやたらと低い。
足の先がずっと冷え切ったままだ。

4月下旬は暦の上ではとっくに春を迎えているはずだが、実際は肌寒い日が多い。
いつからアウターを着なくなって、いつから半袖に衣替えしているのだろうか。
毎年同じ季節を繰り返しているのにいつも思い出せない。

歳を重ねると月日の流れが早く感じらと

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野生に返りそう

いつもより少しだけ遠くへ行く用事があり、
ワードローブを確認すると、
この季節に着られるものは何もない気がした。
ぱっと見る限り、ニットなど分厚いものや白いシャツばかりではないか。
上下はどのように組み合わせたらいいのか、スカートの場合はタイツかストッキング、パンツなら靴下は何を選ぶべき?
イマジネーションが湧かず、ファッションに対する感覚が鈍っていると感じた。
結局ワンピースを選んだ。

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ハッピー唐揚げ

YouTubeを見ていたらたまたま鶏の唐揚げのレシピが紹介されていたので、真似して作ってみた。
もしかすると自分で作るのはこれで初めてかもしれない。

好きな食べ物を聞かれて唐揚げと答える人は、
無邪気でかわいらしい印象がある。
ボリュームがあって子どもが好む味付けであることと、揚げたての唐揚げが並ぶ食卓は家族団らんを想起して、幸福そうなイメージが沸くからだろうか。

わたしもとても唐揚げ

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