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創作

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短編小説や掌編小説や詩、短歌のまとめ
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#童話

掌編小説 葉っぱが紅く染まる理由

掌編小説 葉っぱが紅く染まる理由

さっき遠くにいたはずの雲が、もう頭の上まで来ています。そんなに急いでどこへ行くのでしょう。風は冷たい声で早く帰りなさい、とけしかけてきます。夏の終わり。夏が終わると、世界はやるべきことが増えるのです。

ご覧なさい。太陽までが野原を金色に輝かせています。実りの季節はまだだというのに。

ところで、あなたは秋になるとどうして草木が赤くなるのか、知っていますか?

山の木々たちはみな、夏を愛しています

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短編小説 雲の子

短編小説 雲の子

 絵を描くのが大好きな少女がいました。少女はいつも外に出ては、お気に入りのクレヨンで風景を描いていたのです。

 その日も少女は公園で絵を描いていました。朝からとてもいい天気だったのです。

 少女が画用紙に絵を描いていると、画用紙の上にちょこんと何か白いものが乗りました。どうやら、空から落ちてきたようです。

 それは少女の手の甲くらいの大きさで、綿の塊のようにも、なにかの繭のようにも見えました

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短編小説 私の神様 

短編小説 私の神様 

私には、自慢のおばあちゃんがいた。

おばあちゃんは長年図書館司書として働いて、ついには館長にまで上りつめた人だった。それでいながらお母さんのこともしっかりと育て上げた。我が家の誇りだ。

お母さんはよく言っていた。亀の甲より年の功って言うけど、うちのおばあちゃんは亀の甲と年の功両方だから最強なのよって。

亀の甲が何だかはよく分からないけれど、豊富な人生経験に加えてさまざまな本を読んで身につけた

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短編小説 翼を描いた画家の話 

短編小説 翼を描いた画家の話 

 飛ぶことなどできるわけがない。かつて世界の果てで、そう呟いた魔女がいました。

 その言葉は力を持ち、呪いとなって世界を覆ったのです。そう、それは今よりも、ずっとずっと昔のこと。

 それからというもの、この世界から空を飛べるものはいなくなってしまったのでした。

 鳥も、蝶も、空を飛ぶものはすべて、この世界から消え失せてしまったのです。

 しかし、老人たちは過去を覚えていました。かつてはこの

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