SuperStarSpy007

タイ人妻、長女、長男とバンコク生活を満喫しています。タイ料理、タイビール大好き。当地で…

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タイ人妻、長女、長男とバンコク生活を満喫しています。タイ料理、タイビール大好き。当地での体験談、見聞した情報をお届けいたします。

最近の記事

バンコクの洪水ファイター

今回も、洪水関連の記事で恐縮です。 バンコク都の洪水。 もはや年中行事であり、雨季、特に8月から10月にかけては、洪水時の対応をどうするか考えながら生活しなければなりません。 私のような一介の駐在員でも、「今日は退勤時に大雨になりそうだから、この仕事は自宅に持ち帰ることにして、30分早めに退勤しよう」とか、「昨晩からの大雨で、まだ道路が冠水している。今日は出勤を1時間遅らせよう」と毎日考えながら、生活しています。逆に、豪雨と洪水で自宅に帰れず、止む無く事務所に泊まったこと

    • バンコクの洪水被害、どうなる?

      一昨日(9月8日)まで、バンコクは大雨が降りました。一時は土砂降りとなったことから、都内各地で冠水被害が発生。大渋滞を引き起こしました。SNSでは、「500メートル進むのに3時間かかった」と、渋滞のひどさを訴える投稿もありました。 バンコクの洪水。 2011年秋に起きた大洪水は、ほんとうにひどいものでした。幸い我が家周辺は無事でしたが、物流が滞って生活必需品が品薄になったことには、たいへん頭を痛めました。そんな体験をしていますから、バンコク在住者としては、今年の洪水被害の可

      • 安倍元首相を悼んで半旗(カンボジア)

        昨日(7月10日)に実施された参議院選挙。 自民党が63議席を獲得。大勝したと報じられています。一方でれいわ新選組、NHK党、参政党といった比較的新しい政党も議席を獲得しています。日本は以前、「2大政党制」を志向して選挙制度を変えたわけですが、やはりどうもそれは日本人には馴染めず、多様な選択肢を求める気持ちが強く残っているのかも知れません。そして少数の民意も大切にしようという意図で制度化した比例代表が、その意図通りに機能している、ということでもありましょう。 安倍元総理が

        • 牛飼いが地雷を発見

          カンボジア西部にあるバッタンバン州。 タイと国境を接し、かつてはプノンペンとバンコクを結ぶ交通の要衝でした。 1970年代から90年代始めまで続いた、カンボジアの内戦時代。 バッタンバン州はポルポト派が勢力を握っていた地域で、ベトナム政府の支援を受けたヘン・サムリン政権軍と激しい戦闘が続いていた場所でもあります。 カンボジアには、内戦期に埋められた地雷や不発弾が今も多数残っており、毎年、多くの犠牲者が出ています。2021年も、11人が亡くなり、33人が負傷しました。カン

        バンコクの洪水ファイター

          タイで大麻解禁

          日本でも大きく報道されているようですが、2022年6月9日、タイで特定の大麻栽培を認める新たな法律が施行されました。 とはいえ、「全面解禁」ではありません。いくつか制約があります。 まず、「幻覚などを引き起こす成分の含有率が0.2%以下であること」。 タイ政府は、2019年に医療目的に限り大麻の使用を解禁しましたが、その後も幻覚成分の含有量を低くした品種の改良に取り組んできました。その結果、タイ政府の基準に沿った新種の大麻草が誕生。今回、タイ政府は100万本の苗木を希望者

          タイで大麻解禁

          ロヒンギャ密航者を置き去り

          ロシアによるウクライナ侵攻が、開戦から100日を経過していようとも。香港の非民主化が、着々と進められていようとも。ミャンマー軍政と民主派の対立が、1年4ヶ月以上続いていようとも。 ミャンマーのラカイン州に暮らすロヒンギャの人たちの生活環境はけっして向上しておらず、今もマレーシアやインドネシアへの密入国を試みる人たちが、後を絶たないということのようです。 タイ南部、自然豊かなサトゥーン県にあるタルタオ海洋国立公園。 マレーシア国境からわずか4.8キロ離れたところにある、美

          ロヒンギャ密航者を置き去り

          ウクライナの恐れ、ロシアの恐れ

          ウクライナがたいへん善戦しています。 ロシアによる侵攻が始まった2月24日当時は、「首都キーフは数日のうちに陥落するだろう」とまで言われていましたが、3ヵ月経った今も、ウクライナの人たちの祖国防衛の意思は変わらず、勇気ある交戦が続いています。 西側からのさまざなま支援を受けて、ウクライナ軍の一部はロシア軍を押し戻し、一時占領された地域を取り戻しているようです。日本では、このような「ウクライナ優勢!」という報道が視聴者や読者受けがいいので、そうしたニュースが報道されがちのよ

          ウクライナの恐れ、ロシアの恐れ

          「西」が「東南」から出ると「中」が入る

          民衆の意思に反する政府と仕事をするのは難しい。 だからといってそこを離れると、たちまち「漁夫の利」を狙う勢力が入ってくる…。 いやはや、国際関係というのは、ほんとうに面倒くさいものですね。 これ、ミャンマーの話なんです。 皆さんご存知のように、昨年2月、選挙結果に不満を抱いたミャンマー国軍がクーデターをおこし、アウンサンスーチー氏率いる民主政府を崩壊させました。 国軍の暴挙に、多くのミャンマー国民、特に若者が激怒。公務員も加わって「市民不服従運動(Civil Diso

          「西」が「東南」から出ると「中」が入る

          え、視線はそっち?

          タイのネット民を騒がせている映像があります。 それは、こちら。 https://video.sanook.com/player/1499489/ 2匹のミズオオトカゲが、自動車の横で抱き合っている様子…。 仲良さそうにみえますが、これはケンカをしているところなのだそうです。 タイでは、ミズオオトカゲがさほど珍しくありません。 私が住んでいるバンコクですと、さすがに日常的に見るわけではありませんが、それでも年に数回は、バンコク都内の遊休地近くで見かけることがあります。そ

          え、視線はそっち?

          夢を追う。夢を失わない。

          武力に優るロシア軍の侵攻に対し、ウクライナ軍の抵抗は予想以上に激しいものになっています。 「おそらく数日で、首都キーウは陥落する」。ロシア軍が侵攻を開始した2月24日直後、ウクライナ軍のあっけない崩壊予測を報じたマスコミが多数ありました。しかしそれから2ヵ月以上が経ち、今では「ロシア軍はいつまで持ちこたえることができるのか?」という疑問に代わっています。 ウクライナ軍の粘りは、欧米諸国から多数の武器弾薬が提供されているからこそではありますが、欧米がここまで結束してロシアに

          夢を追う。夢を失わない。

          スマホいじるな、賄賂は取るな

          タイもついに、5月1日からホテルでの強制検疫隔離が不要になりました。 ワクチン接種証明書と一定金額のコロナ補償保険に加入していれば、タイ到着時から自由に行動できます。なお、事前のPCR検査による陰性証明書取得もすでに不要となっています(4月1日から)。 この水際対策緩和措置により、タイを訪れるガイコク人が急増しそう。タイ政府は、コロナ禍前の水準に戻るのは2025年以降と予測しているようですが、それでも昨年と比較したら、今年の訪タイ客の伸びは、たいへん大きいものとなりましょ

          スマホいじるな、賄賂は取るな

          インド・カースト制度考(2022年第3回)

          インドに出張中です。 この2日、カーストに関する考察を続けて記事にしていますが、今日は3回目。今回でこのテーマは一旦終えます。 私のカースト理解の重要な情報源は、人権擁護、人権啓発を活動の柱としている地元NGOです。 身分差別が根強く残っている農村部で活動をしているがゆえに、差別の実態については詳しいのですが、カーストの起源や上位カーストへの批判に関しては、中立的だと断定しかねます。すなわち、このNGO指導者やスタッフの主観が、私のブログにも反映されていることをご理解く

          インド・カースト制度考(2022年第3回)

          インド・カースト制度考(2022年第2回)

          インドに出張中です。昨日に引き続き、カースト制度について考えていきます。 ひとつお断りですが、私は学者や専門家ではありません。ここに記述することはあくまでも私自身がこれまで見聞きし、調べた範疇の話になります。カーストについてはまだまだ研究中ですので、私自身、わからないことばかりです。 それを前提に、現時点での私の考察を記述します。 まずは下の写真から。デリー市内によくみられる、ヒンドゥー教の祠のひとつです。 通行人や、近所に住んでいるらしい人々が足を止めお祈りをします

          インド・カースト制度考(2022年第2回)

          インド・カースト制度考(2022年第1回)

          インド事務所に出張中なので、市場調査の一環として、インド社会について資料収集・研究をしています。 インドで資料収集する利点のひとつとして、英語資料がふんだんに入手できることがあります。かつて英国の植民地だった時代の名残で、評価しにくい利点のひとつなのですが、インド人の気持ちは別として、私のようなガイコク人にはたいへん助かります。 インドの市場調査については、ほとんど優秀なる我が社のインド人所員や、外部業者に任せているのですが、私自身の直案件となっているテーマがあります。実

          インド・カースト制度考(2022年第1回)

          ウクライナ侵攻後の世界

          どうやらインドは、ロシア産原油の輸入量を増やしているようです。デイリー新潮の電子版に、藤和彦さんの書かれた記事が掲載されています。 ロシアへの経済制裁で、欧米が自らも痛みを感じている中、インドだけがいい思いをしている…これは、ケシカラン。 ※実際には、インドだけでなく、他にもそこそこいい思いをしている国があるかと推測しています。 近年、インドは米欧日との連帯を強化してきているのだから、経済制裁にも積極的に協力して欲しい…。そう願うのは、どうやらアメリカのバイデン大統領だけ

          ウクライナ侵攻後の世界

          インドの小袋ビジネス、健在

          2年ぶりに、インドに出張しています。 昨日、デリーのインディラ・ガンジー国際空港では、到着便搭乗客の極一部を対象に実施される、RT-PCR検査を受検するハメになりました。係官が無作為に選びだすのですが、驚いたのは、300ルピー(約500円)を請求されたこと。勝手に選んでおいて、支払いまでさせるというところが、インド的な民主主義なのでしょう。早速に洗礼を受けたわけです。 今朝、電子メールで結果が通達され、陰性が確認されたので、外に出ました(とはいっても、14日間の自己観察が

          インドの小袋ビジネス、健在