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BLUE GIANT

BLUE GIANT

映画『BLUE GIANT』を観た。

前々から漫画の名前は知っていて、『あ、あのJAZZのやつ、映画化するんだ。』と思っていたが、観に行く気はあまりなかった。

だが、SNSでの評判が良く、1日暇な日もあったので観に行ってみることにした。
音楽映画って、映画館で観た方が絶対にいいし。

ただ音楽映画だから、気になった訳ではない。
その音楽がJAZZだったから気になったのだ。

『やっていた』と言

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やさぐれ日記 #345  映画

やさぐれ日記 #345 映画

久々に映画をみた。

みれた、やっとみれた。

今日みたのは「君の名前で僕を呼んで」。

ずっと気になっていたけど、ようやくアマプラ解禁ということで満を持しての鑑賞だ。

「美しい」

この映画のレビューにはひたすらこの文字が並んでいる。

前半は正直、単なる映像美なのかなぁと思った。

イタリアの素朴で湿り気のない風景、夏の日差し、若さと透けるような白い肌。

夏を過ごす美しい若者たちの映像がた

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やさぐれ日記 #164 わたしはロランス

やさぐれ日記 #164 わたしはロランス

三連休の締めくくり。

今日は「わたしはロランス」を観た。

約3時間もの映画、確かに疲れたけれど不思議とダレることはなく、終始ソワソワとした気持ちで観た。

居心地の良い映画ではなかった。

でもだからといって、絶望的でも悲劇的でもない。

私は映画となると、何てことないシーンでもすぐに涙に変換してしまうたちなのだけど、涙以外のかたちで、こんなにも思考が乗っ取られる感覚になったことはあまりなかっ

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やさぐれ日記 #118 LALALAND

やさぐれ日記 #118 LALALAND

LALALANDを久々に観た。

当時、歌って踊るものが好きだからというノリで観に行き、その世界観に大興奮したのを覚えている。

鮮やかな色彩や、衣装、曲調、全てに“好き”が興奮した。

ハッピーエンドのような、バッドエンドのような、そんな曖昧さも好きだった。

あれから5年くらいが経つだろうか。

変わらずあの世界観には惚れ惚れしてまうのだが、当時の記憶よりも、何故だか少し単調に思えたのだ。

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やさぐれ日記 #85  パターソン

やさぐれ日記 #85 パターソン

「パターソン」という映画を観た。

1人の男性のごく普通の一週間が、曜日ごとに描かれている。

実は細切れで観ていて、日曜日に月曜日を、火曜日に火曜日と水曜日を、木曜日の今日は木曜日から日曜日を観た。

明日は休みなので、寝る時間を気にしなくても良い。

仕事の疲労感を引きずりつつ、ほとんど微睡みながら観るこの時間は極上だ。

この映画では何も起こらない。

だけどそんな何も起こらなさが、日常はた

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「百円の恋」 私だって拳を構え続けられる女でいたい。

「百円の恋」 私だって拳を構え続けられる女でいたい。

私はこの映画の主人公一子のように、無職なわけでもないし、引きこもっているわけでもないし、取っ組み合いの喧嘩になるほど家族と折り合いが悪いわけでもないし、痛ましい強姦にあったわけでもない。

だけど、一子が呻き声を上げる度、走り出す度、拳を構える度、私の中の一子も共鳴して、同じように呻き声を上げ、走り出し、拳を構えるのだ。

2014年に公開された映画「百円の恋」を観た。2度目だ。

あらすじは以下

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ミッドナイトスワン

ミッドナイトスワン

またまた凄い映画を観てしまいました。

この先も、この映画を観た形跡が心から消えることはないのだろうな…と。

バレエ題材だし、気になる俳優さんも出演していたし、自分が惹かれがちな"マイノリティ”なテーマを扱ったものだったし、どう考えても気になる映画だった本作。

でも、LGBTQ+の流行、みたいなものに正直少し違和感があって、観ることを迷っていました。

でも、ふと目にした雑誌に載っていた、主人

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