梵 圭二朗

半分無職、半分高等遊民。

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    • カプ厨 そのいち

      ※公開すらしてなかったので公開。 ※自分の考えを纏めるために書き出したものです。読んでもらうために開かれたnoteの読み物とよべるものではありません。為念。 庵野監督が言っていた「謎に包まれたものを喜ぶ人が少なくなってきてる」という発言をずっと考えていた。 まあ色んな意見もあるし、それを纏めたものもあるみたいだけど、自分なりに考えた事を書き残しておきたいので、noteに残す事にした。 完結作について、まとめサイトを読んでいると「漫画版で見た」「旧劇では何たらかんたら」

      • チャランとポランとスキー

        山の上には、大きな栗の木が一本生えていました。 チャランはいつも大好きなスキーを待っています。晴れた日の午後3時、それが彼らの集合時間でした。数年前、北の森の奥に雨師が住み着いてしまったので、この街では太陽が出ることが最大のご褒美です。太陽が出ると街のみんなが笑顔になる。そんな日にスキーに出会える。それだけでチャランは幸せなのでした。サンドイッチと大好きな紅茶(りんごの香りがするとても美味しいお茶です)を携え、チャランはいつもスキーが現るのを待っていました。必ず先にその栗の

        • 深い闇の底にある石

          心地よい暗さと何も見えない暗さ。 そのどちらを選ぶ?と言われたら、あなたはどちらを選ぶだろうか。 ちなみに今の私は後者である。 何もしていないのに誰かに中傷されたり、大きい不幸に出遭う時、人はとても深い闇に落ちていってしまう事がある。そういう時、人は心の病になったり、自ら命を落としてしまう。 今の私が望んでいるのは、そちらの深い闇ではなく、深海のような暗い闇の中だ。その中に落ちている石を拾いたい。 深海はとても暗い闇で構成されている。先ず人が辿りつけないようなところ

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        • とりとめのない季節
          4本

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          年末ジャンボ

          探していたものが見つかるけど、喪失感が半端ない本です。ミステリーに例えるなら、完全犯罪を成し遂げた犯人が全て持っていってしまう感覚。それよりも宝くじ当たるといいな。 #読みたいことを書けばいい

          年末ジャンボ

          とぜんにっき

          僕は傷ついた小鳥のように、川のほとりで眠り続けいた 朝が来るのを怖れながら、冷たくなるのを怖れながら 目覚めるのを怖れながら、夢見るのを怖れながら いつまでも眠り続けた 独り眠り続けた 誰かが捨てたアルバムのジャケットが、僕の側に落ちていた 中身のないアルバムのジャケットが、僕の側に落ちていた でも誰も傷付かない、そして誰も得をしない いったい僕が何をしたというのだ 川は何も教えないまま流れている 時は何も変わらないまま流れている 何かに気付けば、朝になるのだろうか? 何かを

          とぜんにっき

          遠くへ(写真を撮りに)行きたい

          ひとりおじさんディズニーや千葉の海に行こうと思った矢先、国からの緊急事態宣言からの自粛依頼が来た。 ひとりおじさんディズニーはともかく、海には行きたい。釣りに行きたい。キャンプに行きたい。そして色んなことをしている合間に(iPhoneでだけど)写真を撮りたいのです。 それが僕の日常なんだと気付いた。自粛はしているけれども、自分の生き方を見つけられたのは幸運なんだと思う。 物事をマイナスに考えるのは簡単だ。プラスに考えるのも同じくらいに簡単なのだと気付いた。 早く旅に出た

          遠くへ(写真を撮りに)行きたい

          こうして出逢えたのも、何かの御縁でしょう。

          自分の生まれた1973年、長く続いた学生運動も終焉を迎え、やっと平穏な時代になると思われた矢先に、中東の戦争を端に発したオイルショックが日本を襲った年だったりする。今の状況に似た時代なのかもしれない。 そんな先の見えない時代に発売されたあるアルバムがある。そのアルバムは最終的には日本初の百万枚突破を達成する。井上陽水の「氷の世界」だ。 学生運動時代にもてはやされた政治的や意味深な歌詞でもなく、また今までのポップスとも異なるメロディー。ニューミュージックと呼ばれる音楽の先

          こうして出逢えたのも、何かの御縁でしょう。

          深読みの朝「フレンチ・トースト

          朝食にフレンチトースト。それで思い出すのは1979年に上映された「クレイマー、クレイマー」。深読みがいろいろと出来るこの作品ですが、父子で過ごす最初と最後の日の朝、フレンチトーストを焼いているシーンを象徴的に入れてきています。なぜここでフレンチトーストなのでしょうか。映画では小道具や料理がメタファーを含ませてくるのが常套手段です。なのでちょっと調べてみましょう。 以下Wikipediaより引用。 フレンチ・トーストはフランス語でパン・ペルデュ、すなわち「失われたパン

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          木綿のハンカチーフとクリスマスとシベリア特急(深読み)

           あなたは世界中で起こるなにもかもがインチキに見えているに違いない。(J.Dサリンジャー)  近所に小さい豆腐屋があって、そこの豆腐が美味いんですよ。厚揚げなんかも美味しいので、重宝しています。冷奴ばかりなんですけど、夏は絹ごし豆腐を買ってしまうんですよね。冬は木綿になりがち。そして木綿だと少し寂しい感じがするので、ときどき湯豆腐に変わります。だからといって、冷奴だから絹ごし!とかではないんです。いや、もしかすると京都の言い回しを母親から教えられたのかもしれませんね。うちの

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          歳を経る

          気付けば結構な歳食ったなあ。そんな事ばかりだ。 いくつかのプロセスを経て、人は大人になるのだけれども、おじさんおばさんになる時はたいしたプロセスも経ないという事に気付いた。昨日の話である。 この前までロックな事(寒い言葉だが事実だ)を語っていたはずの人間が、昨日会うと物凄くくだらない話ばかりして汚い笑いを繰り返していた。 彼を変えた理由は分からないが、いきなりである。私が変わってしまったのかもしれないと疑ってみたが、どうやら変わっていないらしい。 人に違和感を感じてしまうと

          働かないという選択

          メニエルを発症し、耳鳴りと目眩がよく出るようになった。耳鳴りはいいんだけど、目眩が辛い時はどうしても横になっていないといけない。デスクワークすら出来なくなったので、休職のまま退職する事にした。それが約一年前の話だ。 そのあと幾ばくかの失業保険を貰いながら生活している。調子のいい時は今までと変わらないので、「どこが悪いんだ?」と言われるが気にしてはいない。気にしたら無駄に目眩が増えるだけだ。 とは言っても金はないのです。まあ少しだけ蓄えがあるからなんとかしているけど、そう長くは

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          野球について

          「私が野球をしたことがない」から野球を語ってはいけないと言う人が飲み屋にいた。 そりゃあ近鉄バファローズのファンだったから野茂やブライアントがヒーローだし、予選では中村紀洋を応援してたよ。大阪の公立を甲子園まで連れて行ったわけだし。小さい頃はKBSで阪神、BBCで西武の試合、放送されてる時は毎日観てたよ。なんであんたにそんな事言われなきゃいけないのよ。語ってはいけないと言うあんたのその権利はどこから発生してるの?それを教えてほしいよ。

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          東京観光

          何年かぶりに近い観光的な東京巡りをしようと思い、まずは浅草に向かうことにした。 アンヂェラスが今月末で閉店するという話を耳にしたので向かったのだが、あまりにも人が多すぎるので、縁がなかったということにして浅草寺参りだけにした。 YouTuberらしき人も散見される。私も試しに動画を撮りながら歩いてみた。今のiPhoneはとても素晴らしく、素人の私でもそれなりの動画が撮れたのだった。昔は明るすぎたりブレたりして観るに耐えないものばかりだった。浅草寺でおみくじを引いたが、すぐ結

          記録として

          On bended knee is no way to be free Lifting up an empty cup, I ask silently All my destinations will accept the one that's me So I can breathe “Guaranteed” Eddie Vedder 僕の人生では、節目の時に心に刺さる曲がなぜか流れるようになっている。大事な場面で、よく出来た映画のように曲が流れてくるのだ。その分で言え

          記録として