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歳を経る

気付けば結構な歳食ったなあ。そんな事ばかりだ。
いくつかのプロセスを経て、人は大人になるのだけれども、おじさんおばさんになる時はたいしたプロセスも経ないという事に気付いた。昨日の話である。
この前までロックな事(寒い言葉だが事実だ)を語っていたはずの人間が、昨日会うと物凄くくだらない話ばかりして汚い笑いを繰り返していた。
彼を変えた理由は分からないが、いきなりである。私が変わってしまったのかもしれないと疑ってみたが、どうやら変わっていないらしい。

人に違和感を感じてしまうとダメな人間なので喧嘩別れ的なものになってしまった。もう一度会いたい人間とは出会わない人生なので、彼とはまた会うだろうし顔を見る事もあるだろうが、もう話をする事もなくなるのだろう。

結婚して家族を持った時、子供を授かった時にに、突然今までの自分を否定するかのように変わってしまう人間は沢山いる。だがそれは家族を養うため守るためなのだし当たり前の話だ。
だが、そうでもない特に人生のイベントもないのに人が変わる事がある。それを目の当たりにして昨日は戸惑ってしまっただけなのかもしれない。いや、自分が変わってしまったのではないかというエクスキューズをもう一度かけてみよう。

他人が変わる事なんて、どうでもいいことなのだから。

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