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ひよこクラブVol.16 生徒が あいさつしない理由

①必ずチャイムと同時に授業開始する。
②毎休み時間に教室に行って生徒とおしゃべりする。
③毎朝、早めに教室前やフロアに立って生徒に「おはよう」する。
④がんがん授業見学する。
⑤HR見学する。
⑥いろんな授業法を試してみる。
⑦何でもばしばし動く。
⑧授業やHRの始業と終業の挨拶は、必ず全身を生徒に見せて行う。
⑨毎回、必ずフルネームで生徒の出席を取る。
⑩問いかけ以外は「わかりやすさ」が大切。

前回に引き続き
⑧「授業やHRの始業と終業の挨拶は、必ず全身を生徒に見せて行う」
についてお話しします。

前回の

集会ではどこに立ちますか? 
理由とともに考えてください。

についてですが、もちろん正解はありません。他の先生方の位置取りによって最適な場所をそのつど考えるのが「正解」です。
 でも、基本的には、生徒と向き合う形で前に立って一緒に話を聞くべきです。

 理由は、生徒の視界に入ることで、そこに先生がいるんだということを意識させるためです。集会など、うっかりすると全体の前で話す教員以外、全員生徒の視界から消えて後ろの方でひそひそおしゃべりしたり、座り込んでうたた寝したり、トイレに行ったりする学年集団なんかいませんか?
 そこまで程度の低い教員集団なんかいないよと思うひよこの先生方もいらっしゃると思いますが、ビンゴだと思った方もいらっしゃると思います。そんなことやっていたら、当然生徒は話を聞かなくなります。

 生徒のあいさつがだらしないのは、教員がだらしなくあいさつしているからだけのことで、それ以上の深い意味はありません。
 また、外部からの来校者にあいさつがない学校は、日ごろ校内ですれ違うときにあいさつを交わしていないからです。

 よく
「最近の生徒は、廊下ですれ違ってもあいさつひとつしなくなった」
といった先生方のぼやきがありますが、生徒にあいさつさせたいなら自分から
「おはよう」
「こんにちは」
と生徒に言いながら校内を歩けば4割から6割の生徒はあいさつを返してくれます。それをみんなで続けたら、1週間程度であいさつの絶えない学校に変わります。ちなみに正門のところで儀礼的にあいさつするのは違います。あれはやっていることはあいさつでも、生徒の把握、防犯、雰囲気づくり、にはなっても、あいさつの指導ではありません。

 あいさつって、生徒からしないといけないものでしょうか?
 そんなことないですよね? まさか昭和の一部の無能な教員のように、根拠なく威厳を示すことが教員の大切な仕事だなんて思っている方は、少なくともひよこ先生方にはいないと思います。
 じゃあたった今から、こっちからどんどんあいさつできますよね。
 自分が変わると世界が変わる。世界を変える唯一の方法は、自分が変わることです。がんばりましょう。

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