Souki Shintani(新谷 颯起)

Souki Shintani(新谷 颯起)

最近の記事

第一印象が良くない

高校二年生の頃、新谷君に話しかけたら「黙れブス」と言われそうで声をかけれなかったと言われたことがあります。当然私はそんな言葉を使ったことはありません。それに近い言葉を使ったこともありません。でもその子は、私の見た目からそんな発言をしてきそうだと判断し、話しかけられずにいたというのです。一体私はどんな顔で授業を受けていたのでしょうか。全く心当たりは無いのですが、そんな風に思わせてしまったことを深く反省しました。 つい最近も、「SNSの発信を見ると、ダンスも仕事もバリバリやって

    • 寝坊しないために

      朝八時、木漏れ日が差し込む遊歩道を歩くことは、実に心地がよい。肺に新鮮な空気が入り、身体や頭が徐々に目を覚まし、前向きに1日をスタートできます。 ただし、それは寝坊しなかった日に限る贅沢。寝坊してしまい、散歩に行けない日は、それはそれは深く後悔することになります。何も失っていないはずなのに、散歩に行けなかったというだけで、何か損をしたような気になります。この気持ちを繰り返さないために、 『寝坊しないためにはどうすべきか。』という人類の大命題に立ち向かうことになりました。

      • 彼に言わせれば「掛け算が少ないよ」ということになるのだろうか

        ずっと憧れだったルーブル美術館に行ってきました。そこで一番列を成している人気作品は「モナリザ」。 作者は言わずと知れたレオナルド・ダ・ヴィンチ。そんな彼は美術家でありながら、科学者でもある。さらには、数学・物理学・天文学・医学も学んでいる。それら複合的な視点から、この世に新しいアウトプットを生み出してきたとされています。 私のダンス人生を思い返すと、ストリートカルチャーに触れ、ダンスバトルやコンテストへの挑戦、映像配信でのダンス活動、最近では、コンテンポラリーの世界に足を踏

        • 0か100かではない

          この世には『良い人』も『悪い人』も存在しません。ある人からしたら、その人は『良い人』かもしれないですが、別のある人からしたら、その人は『悪い人』のように映るかもしれません。いや、きっとどちらかに決め切ることはできないでしょう。 その人は『良い人』のような行動をとることもあれば、『悪い人』のような行動をとることもあると思うのです。それが全ての人間であり、ほとんどの事象に言えることだろうと思います。 ではなぜ人は『良い人』だと割り切りたくなるのでしょうか。それは、脳が楽をした

        第一印象が良くない

          老夫婦が営む青森の喫茶店

          仕事で地方へ行くというのは、一種の格好良さがあり、ロマンがあります。 地方へ来たら、なるべくチェーン店は避けたいところ。宿泊先の近くにあった小さな喫茶店に入ることにしました。 その喫茶店は老夫婦が営んでいて、店内には私一人。カウンターに座りコーヒーを注文して、ノートを広げました。マスターは私の作業の邪魔にならないよう、小声でコーヒーを置いてくれました。寒い道中で冷えきっていた私の身体に温かいコーヒーが染み入りました。ラジオの音が流れる店内。 「向かいの佐藤さんネットで重曹を

          老夫婦が営む青森の喫茶店

          ドバイへ行く理由

          10歳の頃、週末になると少しサイズの大きい自転車に乗って、隣町の大きなショッピングモールを目指すのが楽しみでした。何かを買うために行くのではなく、ただ行きたいから行く。見慣れない街の景色に高揚し、もっともっと新しい風景を見たいと、どんどんペダルを漕ぎました。 いつからか、純粋な欲求のままに行動することは、減ってしまったように思います。大人になると、その行動にはどのような目的があり、何を解決出来るのか、という問いが無意識のうちについて回ります。例えば『知識を得るために本を読む