自分の字を見て自分を知る
気持ちよく1日をスタートするために、色々なものを試した結果、続いているものの一つがノートを書く習慣です。
朝一番に、ノートと向き合う。
ペンを手に取り、頭に浮かんだことを片っ端から書いていく。
嬉しかったこと、悲しかったこと、心配事、どうでもいいことなど、とにかく頭の中にあることを書き出す。
誰かに読ませることはないので、綺麗な文章や構成を心がける必要はありません。
そんな習慣を続けていると、ノートに書かれた自分の字を見て、自分の調子に気づけるようになります。
疲れていたり、忙しかったり、なにか気掛かりな事案があると、頭の中がカオスな状態になっているためか、走り書きをしていて字が汚い。
「それがいい」の「いい」の部分が「II II」とほぼ棒線になってたり、「驚」の「馬」の部分が「豆」になっていたりします。(そんな漢字はありません。)
逆に、ゆとりがあって、精神が安定している時は、字が綺麗で整っている。
漢字が出てこないときは、わざわざ漢字を調べてみたりもします。(普段はひらがなで済ますのに。)
他にも、そのトピックの文量を見れば、この件は自分にとってかなり嬉しいことだったんだ、とか、この件は割と不安なところが多そうだから早めに準備しておこう、など
可視化されることで自分の感情を客観的に見つめることができます。
逆に言えば、字を書かなければ自分の心境や心の内側を本当の意味では理解出来ていないということなのかもしれません。
理解した気でいたけれど、実際は大きく違っていたということもたくさんあります。
自分の事というのは、わかっている気がするだけで、本当はよくわからない。
私は、ノートを書く事で自分と向き合い、今の自分を知る糸口を見つけられるような気がします。
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