前言撤回する勇気を持つこと
昨日の朝早く、大学時代の後輩から連絡が来た。
「会社を辞めるか残るか、今日決めないといけない」
彼女には以前から、やりたいことがあった。
今の会社のポジションや、空いているポジションへの異動では、その夢が叶わないから転職を決意したと言っていた。
聞けば、辞めると言い始めて会社から引き止められる‥‥というやりとりは今回2度目。
「今度こそは」と思った矢先、
会社から新しいポジションを作るから残らないか?という誘いがあったのだという。
でも、既に退職届は出した後。
ポジションは魅力的だけど、チームメンバーにも辞めると宣言した後だった。
意地なのか、本心なのか
そんな主旨の訴えを聞いて、まず言ったのは、「もう少し残ってみても良いのでは?」
ということ。
辞めるのはいつでも辞められる。
ここで辞めても良いけど、開かれた新しい道は
もう二度と掴めないかもしれない。
実務経験がある人が転職を目指すのと、
実務経験がない人が転職を目指すのは、
まだまだ後者が圧倒的にキツい。
「新しいポジション」は未知ではあるけれど、
転職なんかに体力を使わずに、やりたいことに近づけるのであれば本来は1番良いと思う。
それを押し除けてまで辞めようとするのは、
果たして本心なのか。意地なのか。
彼女自身も、とっても悩んでいる様子だった。
180度の方向転換をする勇気を
結論として、彼女は退職届を取り下げて謝り、もう少し会社留まることを決めた。
生きていると「引っ込みがつかなくなる」ということは、よくある。
ここまで自分が築いてきたものを否定して、新しいものをゼロから始めることには誰しも少しは抵抗があると思う。
でも、彼女は冷静に考えて自分にとってプラスになる選択ができたのだと思う。
プライドとか、今までの経緯とか、全部を捨てて、
もう1度と思い直して、すぐに実行した、
彼女の潔さを綺麗だなと思った。
前言撤回をすることは勇気がいる。
でも、人の気持ちは変わるものだから。
今の自分に寄り添うということは、昔の自分を認めつつも捨てていくことなのかもしれない。
これから先、会社がちゃんとポジションを異動させてくれるかも、未だわからないけど
彼女ならきっと大丈夫。
その時の自分にとって正しい選択をしていける。
良い場面に立ち会わせてもらったと思った日だった。
ご清聴、ありがとうございました。
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