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丸の内OLだって戦っている

「丸の内OL」と聞けば、キラキラ女子!と
安易に想像してしまう私だったけれど、
丸の内OLの友人にそれを言ったら、一蹴された。


高いランチは見世物じゃないの

丸の内周辺は、日本の首都、
東京の中心だけあって物価が高い。

お昼だって、お店に入れば1000円超えは当たり前。

「毎日素敵なランチしてるの?」と
何も知らずに聞いたら、
「ナイナイ。毎日行けるほど余裕ない。」

その言葉は、ランチ支出という意味でも
時間的にという意味でもあった。

「イイお昼に行く日はね、アゲたい日よ。」

彼女いわく、気分が落ち込んだ日や、
週半ばの水曜日、あと1日頑張ればの木曜日なんかに
自分の気持ちの切り替えや、気分をアゲるために
イイお昼に行く。

「別に見栄でもなんでもないよ。
 自分のためのご褒美みたいなもん。」

ああ、なるほど。
その言葉に私もしっくりきた。


ガールズは戦闘服に着替える

朝起きて、顔を洗って、メイクをして、
今日着る服を選んで。

そんな毎日のルーティンをこなす中で、
普段から私がイメージしているのは

メイクという鎧をまとって、
今日のコーデという武器を持って、
戦場へ向かう自分の姿。

そう思いながら選ぶメイクやファッションは
今日を走り切る気合いや勇気を与えてくれる気がする。

彼女の話す「ご褒美ランチ」と
私の「メイク・ファッション」は、
「自分のため」という共通点があると思った。


みんな戦っていて、それぞれの戦い方がある

そう思うと、みんな戦っているんだなと
謎の共同体意識が芽生えてくる。

毎朝コーヒーを片手に出勤する人も、
きっとそれが朝のおまじないになっている。

イイお昼も、おニューの靴や文房具も、
休日の楽しい写真を見返すのも、
週末の楽しみを待ち遠しく思う人も、
早く家に帰って寝ようと心に決める人も。

みんな、それぞれの戦い方がある。

隣の芝が青く見えても、お互いさまで
きっと相手にも同じようにみえている。

丸の内OLだって、つらいよ。

そりゃそうだよな。参りました。


ご清聴ありがとうございました。

P.S. 明日頑張れば、明後日は祝日だよ、
全国のみんな!!がんばろー!


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