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空を飛ぶ土竜
2024年3月7日 21:51
山桜 ゆらり ゆらりと ゆらりと孤独
2023年3月25日 12:47
威張りたい人には威張らせておいて金目鯛つっついている世の中にも職場にも自分が正しいと思っている人が何人もいて自分の「自説」と「自慢」を語る。それで僕はそういう時にはポケットにパチンコ玉を忍ばせておいてそれで耳を塞ぐことにしている。でも、そういう声の大きい人の考えがなぜか「正論」のように受け入れられるからつくづく不思議な社会だと、そう言ってみたい自分の正しさにみみっちく
2021年10月9日 22:36
白く鳴る風鈴鈴虫せせらぎのすがしさに似て孤独といふは眠りゐる時のみわれは宥されて秋満つる野に輝く蜻蛉テスト監督に教室に行くとどのクラスの黒板にも「机は空に」と、当たり前のように書かれていてもちろんそれは不正行為防止の注意なのだが、いつも僕は一瞬、机が空を飛んでいる光景をふと思い描いてしまう秋の青空を机が飛んでいる光景・・秋は寂しいと言われるそれは、煩雑な夏を越え
2021年9月1日 23:19
若さとは青き真水を身に抱き 輝いても輝いても 孤独若さとは自分の体の中に青き真水を隠し持っているようなものかもしれません。清流は美しくありながら、その美しさゆえに僕らを拒むものでもあります。水が陽を受けてきらめいても、若さが、若さゆえに輝くものであっても、かえってそれゆえに他と馴染むことを赦さない屹立した「清冽」を内包している、そんな気がします。孤独はむしろ自らの志向のう
2021年3月7日 22:32
すずやかになめらかにゆく月の川 身に流す野を をみなといへり触るるときその身の弦を響かせてをみなといへる春のさみどり手で足で胸で頭で 下にゐる 君の孤独を感じてゐたり
2021年1月1日 23:16
人いきれのする駅の通路流れゆく人混みにけおされながら突然 わけもなく叫びたくなったことはないか凡俗であることが許せず見栄と欲に汚れた会話からおのれの小さな魂を守ってみたいと思ったことはないかそしておのれの卑小な感性に無性に腹立たしくなったことはないか - なかったか僕らは忘れてはならない僕らが僕ら自身であろうとしたその憂鬱を人と睦むよりは独りうつむいて歩むこ