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20230904 療養メモ 休職したことについてまとめる機会をいただいた

働き方改革に、ブラック労働。
そんな言葉が出始めてどれくらい経つのだろうか?

バブルの頃などは、CMでも「24時間、戦えますか」というキャッチフレーズが流れていたし、仕事というものは責任を伴うものだから自分の時間を削るのは当たり前、個人的なことは仕事よりも優先順位が低いという価値観が普通にあったと思う。
自分の場合も、親が自宅で商売をしていたこともあり、仕事と生活を切り分けて考えるなんてことはなかった。
そんな価値観の中で育ってきたものだから、就職して働くとなると自分の時間がとことんなくなっていくのが普通とも考えていた。
そのうち、仕事が趣味みたいなところも出てくる。
知らないことがあると、なんだか知りたくなってきたりする。
自分の仕事に対しての軽薄さに気づいて、「もっともっと」を追い求めるようになる。

思い出してみれば、休みを取らずに3ヶ月くらい仕事をし続けるなんていうのもあった。
休みが取れたとしても、二日あればいい方。
スケジュールが埋まってしまっているなんていう方が多かった。
そんな頃は、妻にもだいぶ不満を言われた。
相手をして欲しいなんていうことも言われた。
だから、たまの休みになると、ここぞとばかり二人で遠出をしたりした。
しかも、その遠出は勉強会に参加するのを兼ねていたりする。

よくよく考えると、それって休みになっていない。

そんなことを20年近く続けていたのだから、そりゃ体もおかしくなるよなぁ。

こうして、身体を壊して、双極性障害を発症し、自分の特性を理解することになった。
そして、自分をコントロールしながら生活するということが必要になった。
復職に際しても、色々と条件について折り合いがつかず、労働組合、労働基準監督署やら弁護士さんに相談をしたりもした。
復職するには、職場の条件を飲まなければクビになることも理解できた。
そうなると、自分のことを守ることが出来るのは自分だけ。
なんとも悲しくなってくる。

そんな思いをこのnoteに書いてきたからか、まとめる機会をいただいた。
自分の経験を誰かの役に立てることができるかもしれない。
是非にと思う。
そして、自分以外にも苦しむ人が出なくなることを祈るばかり。

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