見出し画像

20210306 通院メモ 認知行動療法で自己調整能力をきたえる・・・

ここ最近、自分の一番大きな心理状態について、ずっと向き合っている。
そこに向き合うと、ホントにいろいろなことを思い出したりする。
そして、いろんなことからどんなストレスを感じたり、どんな思考を持ったり、どんな行動につながったのかということを分解して考えられるようになってきた。

まるで、自分という人間の中にあるこんがらがっている糸をほどいていく作業のようだ。

元々、自分の思考というのは混線しやすい。
自分でも何を考えているのかわからなくなったり、横道にそれているうちに戻れなくなったり、大分時間が経ってから突然糸口を見つけたり。
そんなことがしょっちゅう。

今は、シンプルにシンプルにということを意識していることもあるのだろう。
新しい情報をできるだけ少なくし、反対に内側にため込んでいるものをアウトプットして整理整頓していっているところもあるのだろう。

おかげさまで、自分についての理解も進んできたような気がする。
まだまだ、自分のことについて語ることができるところまでは到達していない。
だが、ちょっとずつ頭の中の整理をすることで、アウトプットできるような気がしてきたのは、まさに認知行動療法の効果なのかもしれない。

認知行動療法は、自己調整能力のトレーニングでもある。
最近では、こういった能力を「コンピテンシー」と言ったり、「非認知能力」と言ったりして、注目されている。
有名なのは、心理テストとしてある「マシュマロテスト」。
「マシュマロテスト」でYouTubeなどを検索すると、たくさん動画が出てくる。
どんなテストかというと、小さい子どもに
「今、ここにマシュマロが一つある。このマシュマロを食べずに5分我慢したら、倍にしてあげるから我慢してね。」
と言って、大人はその部屋から出て行き、子どもだけにする。
そうすると、マシュマロを我慢できずに食べてしまう子どもと我慢できずに食べてしまう子どもがいるという話。

今の目の前のマシュマロを「食べたい」という衝動で食べてしまう子どもと、我慢できた子どもで、大人になったときの社会的地位や収入、学力などが大きく違うと言うような論文があるのだが、それについても反論が出ているのもあったりする。
ただ、自分をコントロールする力があるかどうかというのを調べる古典的なテストとして有名。

今後の教育に関しては、こうしたことに重きを置いていこうというのが国の考えらしい。
確かに、自分はコントロールすることが難しい衝動性を持っている。
子どもの頃にマシュマロテストをされたら、状況によってはきっと食べてしまっていただろう。
そのまま大人になって、苦労しているのもわからないでもない。

おそらく、自分みたいに調子が悪くなり、運良く認知行動療法をリハビリとして取り入れている心療内科を受診したことで気付くことができたり、これからの人生で取り組まなければならないことが見えてきたりしたけれど、一般的にはそうしたことに出会うことはないだろう。
だからこそ、今こうして自分が取り組んでみて、この効果と重要性を実感している。

できるならば、子どもたちが絶望することのないように、学校での取り組みというものが進めば良いのになと思わずにいられない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?