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詩 「鳥と少年」 完全版

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詩  「鳥と少年」

かぜのうたが きこえる 

ヒューー ヒューー ピューー ヒューー

どこかとおくの とおいむかしの

かぜがうたった ものがたり・・・

ヒューー ピューー ヒューー ピューー


鳥は いつもひとりで おおぞらをまっていた 

なにもない じめんを みおろしながら

ゆっくりと なにかを さがして・・・


少年は ひとりで あるいていた 

どこまでもつづく そらをみつめながら

ゆっくりと なにかを めざして・・・ 


つめたい かわいた かぜだけが

鳥のほおをよこぎり 

かこへと ながれていった・・・


少年のあしもとを いくつもの かれくさだけが

かぜにふかれて かこへと ころがっていった・・・



あるとき鳥は じめんをあるく 少年をみつけた・・・

そのとき少年も そらをとぶ 鳥にきがついた・・・


ふたりは しぜんと ちかづき はなすようになった

すると ふたりは ともになった・・・


鳥は 少年にいった しあわせを さがしていると

少年は 鳥につげた しあわせのちを めざしていると


ふたりは たびにでた そのちをめざして・・・


しかし 

鳥は じめんをあるく 少年をみて かわいそうに おもい

少年は くちばしか つかえない 鳥をみて あわれんだ


そして

少年は つばさがほしいと つぶやき・・・

鳥は てがほしいと ささやいた・・・


ふたりのたびは くるしいときも 

ちんもくのときが つづくことも  あった・・・


しかし

やがて ふたりは  めざした 

しあわせのちに たどりついた・・・


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そこは

あたたかい たいようと  みどりのはを つけたきぎと

ゆたかなくさと はなたちに かこまれた

いずみの わくばしょだった


ふたりはそこで ほがらかな たのしい 

しあわせな ながいときを すごした・・・


しかし 

やがて 鳥も 少年も ちに ねむるときが おとずれ

ともに ちに からだをよこたえると しずかにねむった・・・


だが・・・

鳥のたましい と 少年のたましいは

ともに てと てを とりあい 

おおぞらへと のぼっていって

そらの ほしとなった・・・


その ふたつのほしは 

いまも そらでかがやき 

なにかを さがすものたちのために

くらやみに ひかりを ともしているという・・・


かぜのうたが きこえる 

ヒューー ヒューー ピューー ヒューー

どこかとおくの とおいむかしの

かぜがうたった ものがたり・・・

ヒューー ピューー ヒューー ピューー


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詩  「鳥と少年」

終り

2020.5.27 6.3有料とするが全文無料でも読むことが出きるとする

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