マガジンのカバー画像

ふたり暮らしと本

50
普段は東京にいますが、月の1/3は大阪で、パートナーとふたり暮らしをしています。平日共に過ごすのは朝に約30分、夜に3〜4時間。日頃は距離的に離れているからこそ、共に生活する時間…
運営しているクリエイター

記事一覧

自分を更新する【ふたり暮らしと本/50】

50.自分を更新する興味関心を持った分野は本を読んだり、映像を観たりして、自分の好奇心を縦横に膨らませていくのが常です。その熱意が途中で失われることもあり、極端なことを言うと、三日坊主的なケースもありますが、それでも「未開拓のこの分野、気になる!」とアンテナが立つのは好もしいことだと考えています。そんな私を見たパートナーは、私という人間自体がアップデートされていると感じるよう。私自身も微量ながら進化でき、パートナーにも新鮮に思ってもらえ、ふたりの間で話題が増えたり、ライフスタ

ひみつはひみつのままに【ふたり暮らしと本/49】

49.ひみつはひみつのままにパートナーとはいろいろなことを話しますが、自分のすべてを知ってもらおうと狙って、何もかも語り尽くそうとは考えていません。言葉にしないことがあってもいいのです。例えば、自分には堆積してきた歴史があり、その中にはあえて伝えなくてもいいことだってあります。誰かにとっては面白い話かもしれませんが、パートナーには相応しくない話もあるでしょう。基本的にオープンでありながら、無自覚に開示しすぎないことを大切にしています。適度なミステリアス感は魅力のひとつでもある

ポジティブ言葉を使う【ふたり暮らしと本/48】

48.ポジティブ言葉を使うふたりの間でポジティブな言葉を使うよう心がけています。ネガティブな言葉はどよーんとした雰囲気を生み出すからです。一緒にいる時間は楽しみたいし、笑顔でいたい! 高い周波数でいたい! そんな考えを持っているので、幸せな気持ちになれる言葉選びをできる限り意識しています。 学べる一冊「迷わない」という切り口で「人間関係」「経営感性」「人生哲学」が綴られた本書。人間関係で迷いたくなければ、ベーシックな考え方ですが、自分の考えに嘘を吐かずに過ごすことが一番。か

鏡を磨く【ふたり暮らしと本/47】

47.鏡を磨く汚れがついているなあと気づいたタイミングで、洗面所の鏡を磨きます。最初は濡らした布巾を固く絞ったもので。次に乾いた布巾で拭き取って完了。パートナーは「鏡が綺麗になったら、その子さんがうちにいるんだなあって実感する」と言っていました。鏡を磨く理由は、磨けるものは磨いて綺麗にしておきたい、というシンプルなものですが、それだけではありません。綺麗な鏡を見るついでに、パートナーに自分自身を見てほしい、という思いがあります。あなたは素敵なのだから、その素敵な自分を目に入れ

夜ゆっくり散歩する【ふたり暮らしと本/46】

46.夜ゆっくり散歩する夕食後に散歩をすることが週に数回あります。短いときは20分くらい、長いときは1時間くらい、家の近所をただただ歩くのです。目的地は決めません。途中コンビニに立ち寄って、コンビニのお菓子に目がないパートナーから「これ美味しいんだ〜」と話を聞いたり、スイーツやアイス、お酒を買ったりするくらい。歩いて終わることもあります。私は基本的にせっかちで、誰といても速く歩いてしまう傾向がありますが、このときは歩くスピードを封印。速く歩いてボディメイクにつなげようとする意

手をつなぐ【ふたり暮らしと本/45】

45.手をつなぐ出かけるときは大抵手をつないでいます。パートナーが手を差し出してくるとき、幸せな気持ちになります。私はというと、一の腕をむぎゅっとつかんで揉みながら触れ、それに飽きたら手をするすると下ろしていき、手をつなぎます。好きな人と手をつなぐと心がポッと温かくなる不思議。このまま歳を重ねてもナチュラルに手をつなぐふたりでありたい。この習慣があると、ふたりの間に「仲良しだなあ」という認識が形成され、良い効果があるようにも思うのです。私の場合、手をつなぐ相手はパートナーしか

旅先・別れる前に手紙を書く【ふたり暮らしと本/44】

44.旅先・別れる前に手紙を書くパートナーに手紙を書くシーンはふたつあります(ふたりの間で手紙を書く、という習慣は彼から始まったものですが、いつしか私にもその習慣がうつりました)。ひとつは旅先で。一番いいのは現地で手に入れた絵葉書、切手を使い、現地の消印が押されるようにすることですが、それが叶わないときは持ち歩いている季節の絵葉書に、シンプルな文章をしたためます。ふたつ目は関西に住むパートナーの家を発つとき。私は大抵、平日の午後、飛行機に乗って東京に戻ります。彼は仕事でいない

水回りを1日1分掃除する【ふたり暮らしと本/43】

43.水回りを1日1分掃除する毎日掃除していれば、水回りのメンテナンスは簡単で済みます。例えば、キッチンのシンク。その日、家で食べる最後の食事で後片付けを終えたら、排水カゴに溜まった生ゴミを捨てて、排水カゴそのものもスポンジで洗います。1分くらいで終了です。お風呂も同じで排水口に溜まった髪の毛をティッシュでつまんで、その際にぬめりが付いていたら一緒に拭き取るだけ。長くても5秒くらいで終了です。水回りがきれいだと単純に気分もいいですし、開運的にも良い行動。ふたりの運気をより良く

清潔である【ふたり暮らしと本/42】

42.清潔である一緒にいるときも、そうでないときも、心身共に清潔でいようと心がけています。心が清らかで、身体は衛生的な状態を目指しているのです。「清」には濁っていない、という意味があります。何かが濁るのは停滞しているとき。だから「流す」ことを大事にしています。不純な気持ちも、無用な負の感情も流す。「潔」には余計なものがなくスッキリしている、不純なものがない、という意味があります。必要なものを選び取れば、それに集中できます。清潔な生き方をしている、という意識があると、後ろ暗いこ

友人に紹介する【ふたり暮らしと本/41】

41.友人に紹介する機会があれば、パートナーを友人に紹介します。もちろん、友人なら誰彼構わずというわけではなく、第一にパートナーが気乗りしていること、タイミングが合うこと、会うと良いエネルギーをもらえる相手であること、パートナーにとって新鮮な出会いであることなど、いくつかの条件が重なったときのみです。先日も、とびきりエネルギッシュで魅力的な年上女性と会う機会に、パートナーを同伴しました。なかなかない機会で、「これからも園子さんの友達に会ってみたい」という感想を聞けたのがうれし

変えようとしない【ふたり暮らしと本/40】

40.変えようとしない人を変えようとするのは難しいもの。もっと正確に言うと、自分の思い通りに、人が変わるのを期待してもなかなか叶わない、ということ。自分が誰かに変えようとされても、なかなか変わらないはずです。「どうして私を変えようとするの?」と大なり小なり、反発心や戸惑いが生まれるのではないでしょうか。だから、他人を変えようなんて気が遠くなるようなことは考えず、自分自身が変わるよう努めます。自分に対して「この姿勢はこんなふうに変えていこう」と言い聞かせる方が手っ取り早いです。

「今」に集中する【ふたり暮らしと本/39】

39.「今」に集中する物事には始まりと終わりがあり、時間は川のように流れていて、状況とはいろいろな要因によって変わりゆくものです。何かひとつの出来事が起きるには、3000近くもの細かな要素が関係している、と聞いたことがあります。例えば、人と人とが出会って付き合う・別れるに至るまでも、それほど多くの些細なきっかけが積み重なっている、ということ。だから「永遠」という概念は持ちません。代わりに「今」に集中するのです。「今、目の前の人」にフォーカスすることで、意味のない不安や心配など

こっそりすることもある【ふたり暮らしと本/38】

38.こっそりすることもある体質なのか、食べているものが原因なのか、おならが出やすいときがあります。おならは出したほうがいいもののひとつ。でも、ふたりでいるときに、気にせず「ブッ!」と出したいとは思いません。不快な音やにおいは、相手の目の前では発さずにいたいのです。そこは一本、線を引く感覚があります。もちろん、ひとりでいるときには、今のうちに出しておこうとばかり、出し放題なのですけれど。ふたりでいるときにおならが出そうになったら、私はベッドに腰掛けたり別室に行ったりして対処し

「初めて」を楽しむ【ふたり暮らしと本/37】

37.「初めて」を楽しむ「ふたりにとって、初めて」となることを楽しむよう努めています。新鮮な感覚を味わうのが目的です。特に気軽にできるのは料理ではないでしょうか。最近では餃子を作りました。餃子の中身になる具材を買って切り、混ぜ合わせ、市販の餃子の皮に包んで焼いたのです。私は「餃子=外で食べるもの」と考えていて、35年の人生で餃子を手作りしたことはなかったのですが、ふたりの間で真新しいことをしたいと思い、自発的に作りました。 この他にも自ら「手巻き寿司」を提案し、パートナーに