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自分を更新する【ふたり暮らしと本/50】

50.自分を更新する

興味関心を持った分野は本を読んだり、映像を観たりして、自分の好奇心を縦横に膨らませていくのが常です。その熱意が途中で失われることもあり、極端なことを言うと、三日坊主的なケースもありますが、それでも「未開拓のこの分野、気になる!」とアンテナが立つのは好もしいことだと考えています。そんな私を見たパートナーは、私という人間自体がアップデートされていると感じるよう。私自身も微量ながら進化でき、パートナーにも新鮮に思ってもらえ、ふたりの間で話題が増えたり、ライフスタイルがいい形に変化したりと、何かを深めていくというのは良いことづくしです。

学べる一冊

倫理法人会という組織が刊行した書籍。昭和24年に出たものですが、「実行すれば、直ちに、正しさが分かる、“人としてのすじみち”」という生きる上での本質が書かれているため、内容に古さを感じません。17条の標語と解説が収録されています。中に「夫婦は一対の反射鏡—夫婦対鏡—」という項目があります。文字通り、夫婦(広義でパートナーを持つ人、としましょう)は照らし合う関係である、ということです。つまり、互いに在り方を見て、影響し合っているということ。だからこそ、人として良く在りたいし、良い形に変わっていく自分で在りたいし、そういられるよう努めています。

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編集者で、編集プロダクション「プレスラボ」代表も務めている池田園子です。普段は東京にいますが、月の1/3は大阪で、パートナーとふたり暮らしをしています。平日共に過ごすのは朝に約30分、夜に3〜4時間。日頃は距離的に離れているからこそ、共に生活する時間は穏やかで心地よく、自然と笑顔になるひとときにしたい——。そんな「編集方針」をもとに送る日々の中で、大事にしていることを綴ってみます。参考になる「本」も交えて。
ここまで50話、お読みいただきありがとうございました。本マガジンはこちらで完了です。また別の切り口で書いていきます。2021/7/30 池田園子

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