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手をつなぐ【ふたり暮らしと本/45】

45.手をつなぐ

出かけるときは大抵手をつないでいます。パートナーが手を差し出してくるとき、幸せな気持ちになります。私はというと、一の腕をむぎゅっとつかんで揉みながら触れ、それに飽きたら手をするすると下ろしていき、手をつなぎます。好きな人と手をつなぐと心がポッと温かくなる不思議。このまま歳を重ねてもナチュラルに手をつなぐふたりでありたい。この習慣があると、ふたりの間に「仲良しだなあ」という認識が形成され、良い効果があるようにも思うのです。私の場合、手をつなぐ相手はパートナーしかいないからこそ、とても新鮮な時間でもあります。

学べる一冊

宇野千代先生が重ねてきた恋愛から導き出した、恋愛の処方箋ともいえる1冊。愛の育て方から終わり方まで、いろいろな恋愛シーンで参考になるお話が収められています。6年前に購入し、辛いなと感じるときに、必要な箇所を読み返してきました。特に6年前の離婚後に熟読し、失恋に関するページばかりにドッグイヤーが付いていて、ああ、なんて悩みが偏っていたのかと感じます。当時の今は悩みがないので必要がないものの、目次を見るだけで気が引き締まります。今の自分には「愛とは理解すること、相手の望むものを与えること」との章が一目で印象に残りました。恋愛に限らず、すべての愛に関する考え方のベースはここにあります。迷いがないときでも自分を磨くために時折参照したい書籍です。

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編集者で、編集プロダクション「プレスラボ」代表も務めている池田園子です。普段は東京にいますが、月の1/3は大阪で、パートナーとふたり暮らしをしています。平日共に過ごすのは朝に約30分、夜に3〜4時間。日頃は距離的に離れているからこそ、共に生活する時間は穏やかで心地よく、自然と笑顔になるひとときにしたい——。そんな「編集方針」をもとに送る日々の中で、大事にしていることを綴ってみます。参考になる「本」も交えて。

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