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本当の自分とつながりたい
得体の知れない不安や恐れから必死で逃れるように、夢中で食べ吐きをしていたあの頃を丁寧に思い返すと、全てを終えた後のなんとも言えない安堵感や充実感、達成感が思い出されます。情けなさや罪悪感、自己嫌悪感、みじめさ、絶望感等の苦しい思いばかりだと思っていたのですが、実は半分くらい、いえ、一瞬は確かに快感だったかな、と。
失敗は許さない、またやってしまった、こんな自分じゃダメ、まだまだもっともっと頑張ら
摂食障害をもつIさんのセッション②
しんどくてキャンセルしようかと吐きながら思ってました、とIさん 。それでも気分をいれかえ「頑張って風呂はいってきます」とその後夜中12時にオンラインセッションでお会いしました。
友人が最近亡くなったとのこと。Iさん自身の初めての入院から色々と助けになってくれていたそうです。この突然の知らせを聞いてから、Iさん、かなりしんどい状態だということでした。
Iさんの頭の中はとても忙しく、これでは疲れ切
幼い自分に会える場所
また、海を見に行く。こうやって何度も何度も、何度も何度も救われた。
海に沿ってどんどん歩いていると、すっかり心が、裸になる。
悲しみ、憎しみ、羨み、後悔、恨み、妬み、羞恥心、悔しさ、情けなさ 、、、ぐちゃぐちゃに絡んでしまった思いも、ドロドロになった心も、
潮の匂いに、 ふんわり すぅ ~ っ 、 と全て包み込まれていく。
ざーっ という 波の音とともに、からみついたものが、ひとつ、ひと
死を目前にした父との時間があったから
やっぱり海外に行きたい!!!!
それは、ずっと温めていたのに忘れかけていた想いでした。現実味をおびて戻ってきたのは、末期癌で余命1年、と告知された父とともに過ごしていたときです。実際にはたったの4カ月でしたが。
26年前のあの頃は、本人への癌告知はまだまだまれでした。どんな小さなウソでも見抜いてしまう父へは、告知以外に選択がなかったのですが、簡単なことではありませんでした。正確な情報を!と詰
20歳くらいのころ ~過食嘔吐
18歳で大学入学とともにひとり暮らしが始まると、気ままに工夫しながら自炊するのが楽しみになりました。一人分きっかり作って食べたあと、「美味しすぎ~」とジャガイモの皮むきや何から、また一から同じものを作って食べたり、食欲の向くまま一日お腹一杯5食+おやつ、が普通でした。
このころは一人自分のペースでいられることを楽しんでいました。あるとき男友だちに「最近太った?」と言われ、同じ時期に、憧れていた男
食欲旺盛は恥ずかしい?~子どものころ
子どもの頃はただただ食べることが大好きで、食事=兄弟との競争、でした。学校でも給食は一日の大きな楽しみでした。給食当番さんに「もっとくれー!」なんて言う男子を横目に、「あたしもいっぱいチョーだい!」ってかなり想いをこめて心の中でお願いしていたのを覚えています。笑
家で棚に買い置きしてあったお菓子を盗み食いしはじめたのは、小学4年生くらいかな。ファミリーパックのようなものを、ぺろっと一人であっとい
摂食障害とともに生きたから~自己紹介
はじめまして。
25年間、誰にも言えないでいました。
摂食障害は恥だと感じていました。
誰にも理解されない、誰にも頼れないと思い、表面上は笑顔でいながら、いつも強くなりたい、ただ強くなりたいと願っていました。
社会人になって1年半くらい経ったところで、海外への想いがよみがえりました。
せめて1年、せめて1年海外で。
その後はちゃんと日本人するからなんて、自分に言い聞かせるようにして。