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風がなくて、天気のいい日は  きらきら キラキラ

太陽の光が反射して、海面がキラキラと光る。


きらきら、キラキラ、きらきら、キラキラ、


しくて、目をつむっても、

目の裏にしっかりと焼き付いている。


きらきら、キラキラ、きらきら、キラキラ、キラキラ

無数の光の玉が、キラキラ海に浮かぶ。


手を伸ばして、

光の玉をひとつ、ぽんっ と

口に放り込む。


眩しくて、暖かい光が

優しくのどを通って、じわじわと下りていき、

肩へ、胸へと、染み込んでいく。


黄金に輝きを増しながら、

どんどん、どんどん、

身体の中で、広がっていく光。


そして、


お腹の中は光でいっ~ぱいに満たされる。


鼻から息を吸い込むたびに、

光はまだまだ、どんどん大きくなっていき、

身体全体を包み込んでいく。


黄金に輝く、暖かくて、

優しい光に包み込まれた感覚 を

身体全体で、しっかり、しっかり、感じる。


ふぅ~っ 


そうだ!!

みんなにも、持って行ってあげよう!!


いくらもらっても、無くならないから大丈夫。

海面に無限に広がる、眩しい綺麗な光の玉

ポケットいっぱいに詰める。

背中のリュックも、パンパン

そして、両手いっぱい、いっぱいに光の玉を運ぶ。  


せっせ、せっせと運ぶ。 


あ~ 


みんなの顔が、リラックスしてくる感じ。

安心しきったような笑顔が、広がる感じ。

陽気なエネルギーが、どんどん大きくなる感じ。


あっという間に、

それぞれの光がどんどん、どんどん繋がって

大きく、美しく、眩しさを増していく。


あぁ~ 幸せ~ 


と、

ふと、気付く。


あ、なんだ


あの綺麗な光の玉は、

最初からみんなが持ってたもの。


最初からあるし、失くなったりなんかしない。

いつもいつも、そこにあるもの。

ただ、普段は忘れられているかも、知れないだけ。


何か分からなくても、

あるのは確か。


みんな持ってる

キラキラ輝く、素晴らしいもの。






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