記事一覧
つぶやきソリュエイ(4月8日)「保守契約を解除するリスク」
本日のつぶやき
稼働中システムの保守解除はリスクだらけ
ノンカスタマイズ、標準機能のみ利用のクラウドシステムの普及が増えてきていますが、まだまだ一般の業務システムにはスクラッチ(受託開発)やパッケージ+アドオン開発といった形態のものがたくさん残っています。
(クラウドシステムなら保守料はないと思っておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、クラウドシステムは利用料に保守料が含まれている場合が多い
つぶやきソリュエイ(8月10日)「企業に求められるIT人材像」
本日のつぶやき
高度IT人材の確保は企業の至上命題
中小企業をとりまく環境経済産業省が23年4月に発表した中小企業白書では、日本の企業は現在、収益は回復傾向にあるものの、物価高騰、深刻な人手不足など引き続き厳しい状況にあります。
そして、この状況を乗り越えるために「国内投資の拡大、イノベーションの加速、賃上げ・所得の向上」の3つの好循環の実現が重要であると示しています。
この好循環、特にイノベ
つぶやきソリュエイ(1月7日)「ERPに求められるもの」
本日のつぶやき
今ERPに求められているのは「組織ボトムラインへのケア」
ERP(※本コラムではERPは「統合経営管理システム」という位置づけ)という言葉が世の中に出るようになって30年が経過しました。ここ数年ERPに求められるものが変質してきています。
ERPの前に、業務システム全体の説明から入りますが、業務システムの成り立ちは、まず手作業、紙保存であった業務記録を電子化する、個別業務のシス
つぶやきソリュエイ(10月25日)「オンプレ回帰」
本日のつぶやき
中小企業にとって「オンプレ回帰」は絶対的正解ではなく。全体運用コストを考慮した「プラットフォーム最適化」を検討すべき
急激な円安に伴い、$ベースで課金されるAWSやAzureなどいわゆる「外資系パブリッククラウド」費用が軒並み値上げされています。その結果「オンプレ回帰」という言葉が巷に広まっています。
オンプレ回帰とは、いったんパブリッククラウド環境で構築した自社のインフラ環境を
つぶやきソリュエイ(9月24日)「EUCの効果的な活用」
本日のつぶやき
固定化した要件はパッケージで試行的流動的要件はEUCで実現させる組み合わせが業務システム活用の最適解
長い期間、膨大な費用を費やして業務システムを導入するも、関連業務すべてをシステムに組み込むができず、エンドユーザコンピューティング(利用者によるシステム開発・運用、以下EUC)に頼っているという状況はどんな会社にも見られると思います。なぜそのようなことになるのか?パッケージ利用、
つぶやきソリュエイ(9月5日)「あらためてDXを考える」
本日のつぶやき
DXの第一歩は経営者が「紙でなければ承認しない」の否定を高らかに宣言すること
DX(デジタルトランスフォーメーション)という考え方が日本のビジネス界に出てから数年が経ちます。さまざまなITベンダーがこのキーワードに飛びつき、掲げて、自社ソリューションを喧伝しています。しかしながらなかなかDXが進んでいない、DXを実感していないという方は多いのではないでしょうか。本年7月に経産省が
つぶやきソリュエイ(8月30日)「ERPの本質」
本日のつぶやき
ERPは経営者・管理者のための「意思決定システム」であり、ステークホルダー報告のための「正当性の担保システム」
ERP(Enterprise Resource Planning)という言葉が使われるようになってから長い年月が経ちますがいったいERPとは何なのかを理解している人は少ないかもしれません。かく言う私も最近になってある考えを導き出した程度でそれすら正しく全容をとらえている
つぶやきソリュエイ(7月12日)「ユーザにとってシステム導入とは」
本日のつぶやき
「ユーザにとってシステム導入はレストランではなく料理学校」
この言葉は私が営業した導入案件のキックオフミーティングで必ず伝える言葉です。
レストランは席についてメニューから好きな料理を選べば、自分が望んだとおり(例外はあるかもしれませんが)の料理が完成した形で出てきて、自分は食べるだけです。
あまりシステム導入に慣れていないユーザさんの中にはこのレストランと同じように、要望を伝え
とある記録媒体紛失の報告に思うこと
とある情報記録媒体紛失の際に関係した会社がHPに記載した報告について思うところがあってブログに書きます。
(※紛失事件そのものの評価についてはここでは触れておりません。)
事件の概要は地方公共団体の仕事を多重請負した結果、末端の従業員が住民の情報が入った記録媒体を紛失してしまいました。このときの請負構造は、元請(A社)→下請(B社)→再委託先(今回事故を引き起こした社員のいる会社)だったのですが
つぶやきソリュエイ(6月21日)「ちゃんとしている」という財産
本日のつぶやき
「あの人はちゃんとしている」という評価はあなたの財産
はじめて社会人となりソリューション営業を目指すあなたは、ソリューション提示できるように製品知識を学び、顧客の業界知識を学ぶわけですが、顧客課題に対するソリューションを提示できるようになるまでにはそれ相応の時間が必要となります。それでも他社の人とコミュニケーションをとる機会は来るはずで、あなたも会社の一員であり代表として見られま
つぶやきソリュエイ(6月20日)「信用されない営業は」
本日のつぶやき
営業が信用されない最も多い原因は「知識不足のごまかし」
「営業に騙された」「営業の言葉は信用できない」
そういう人は多いと思います。私は現役営業職ですが自社で活用するツールなどのパートナー(いわゆる業者さん)を選定する立場として顧客側に立つこともあります。なのでこの言葉の意味もなぜそうなるのかもよくわかります。特にソリューション営業においてなぜ営業は信用されないという状況に陥るの
つぶやきソリュエイ(4月18日)「御用聞き営業からの脱却」
本日のつぶやき
「御用聞き営業」からの脱却は3つの知識と3つの力がキーとなる
「御用聞き営業」という言葉があります。ITソリューション営業の世界では未熟さを表現した言葉で、客先で出た要望を社内に持ち帰り、「お客様は〇〇したいと言っています」と顧客の言葉をそのまま伝える伝言役に過ぎないセールスパーソンのことを指します。
新人の頃はどうしても御用聞き営業になりがちで、自分に自信がない間はそれでよいと
「プレゼンをプロジェクトマネージャーがやれ」にベンダー側の営業として思うこと
ITソリューション営業で提案依頼書(以下、「RFP」)が出される場合、依頼側が提案の条件としてくることの中に、「プレゼンをプロジェクトマネージャー予定者(以下PM)が行うこと」がよくあげられます。
お客様側の気持ちもわからなくはない。RFPを出すほどの大型システムの導入は5年、10年に一回の大きな投資になるわけで、慎重にベンダーを選びたい。しかし、とかくIT営業の評判はよくない(これはこれで別の機
つぶやきソリュエイ(3月8日)「要件定義」とは
本日のつぶやき
「要件定義」=(システム化)要件(を)定義(すること)
システム導入において「要件定義」という言葉をよく聞きますが、この「要件定義」には2種類あります。
1つはWaterFall型システム構築においてシステムベンダーとユーザが契約を交わしたうえで、システム導入範囲と方針を決定する設計フェーズのことを指します。(以下①)
2つ目は「(システム化)要件を定義(する)」という意味で、シ
「学校の成績は良いのに、、、」と否定する前に
質問箱で「学校の勉強だけできても何の意味もないと思うのですが、どう思いますか?」という質問をいただきました。回答が長くなったのとこの問題について以前から思っていたことがありましたのでブログにまとめました。
「学校のお勉強だけ出来」るの「だけ」以外が何を指しているのかがわからなかったので以下、仮説で話を進めます。
①礼儀、一般常識、思いやりややさしさ
間違いなく学校の勉強よりも人として優先すべき