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30年前と、20年前の預言
(前回からの続き)
スウェーデンでは、1990年代当時、すでにワークライフバランスが整っていて、職種によるが日本でいう一般的なサラリーマンでも、平日は早ければ16時、遅くとも18時までには仕事を終え、帰宅する。平日は体力気力ともに仕事をこなすのが精一杯、というわけではなく、仕事を終えた夜でも趣味にいそしんだりするのが普通のようだった。ホストマザーやホストシスターも、仕事や学校を終え夕食をとったあと
思い出はグーディスとともに
クリスマスまでもう1ヶ月を切った。数日前、スウェーデンから黄色い段ボール箱が届いた。スウェーデンからならAmazonではないよなあ、なんだろう、と思いながら差出人欄を見ると、今をさかのぼること30年前の1990年代前半、交換留学で1年間スウェーデンの高校に通ったときにホームステイさせてもらっていたホストファミリーからだった。3家族の連名。ホストマザー、ホストブラザー、そして同い年のホストシスター家
もっとみるざっと近況報告、と小さなライ麦畑
昨年末クリスマス、noteでも何度も触れてきた、あれだけ気に入っていた東京のマンションに別れを告げて、鎌倉へ引っ越した。
(追記: ベランダについては、チラッと見返したら思ったほど書いていなかった。書きかけの下書きがいくつもあるだけでした。)
理由はいろいろあるし温度差も各自あるにせよ、家族全員、便利で居心地のよい東京の家は大好きだけど、娘は成長し夫もリモートワークが増え私も家で制作…、と各自
「東京ベランダストーリー」に出ることになった
怒涛の2020年が終わり文字どおりそのまま2021年になだれこみ、もう立春も過ぎてしまった。今これを書きながら目の前に広がる私の小さなベランダの植物たちも、半数以上が葉を落とし、おだやかな冬の日差しを静かに浴びながらじっと春の訪れを待っている。
もう2ヶ月も経ってしまったのだけど、12月に出演した「東京ベランダストーリー」について。
こちらのnoteは、Instagram内のソダスアカウント@
モーガンが亡くなった
藁フェス日記の冒頭でも触れた、カリフォルニアのロングビーチにある世界中から1万点を超える藁アート作品のコレクションを有する、American Museum of Straw Artの創始者で館長でもあり、長年に渡り藁フェスInternational Straw Art Festivalを世界各国で開催してきたモーガンことMorgyn Owens-Celliが、先日、長きにわたる闘病の末、亡くなった
もっとみる一本の藁が運ぶ幸せーMagic of Straw in リトアニアで出逢ったひと、ドリス
アメリカはカンザス州から参加していた、麦藁で物作りを始めて40年以上になるというドリス(↓左端の女性)。
もっとみる一本の藁が運ぶ幸せーMagic of Straw in リトアニアで出逢ったひと、ラリッサ
レトロな麦藁帽をかぶりたたずむマダムはロシアから参加していたラリッサ。自己顕示欲の旺盛なタイプが多いロシア組の中、口数少なく自己主張控えめなキャラクターが異彩を放っていた彼女。
もっとみるMagic of Straw in リトアニア⑯幻の聖なる蛇
一般公開の藁マーケットが一日開催される藁フェス最終日、参加者が出店できるマーケットを一巡りし、みんなと雑談しながらめぼしいものを購入、コーヒーとケーキで一服した後、夜の便で一足先にリトアニアを発つリョウコさんとヴィリニュス旧市街を駆け足で観光することにした。
もっとみるMagic of Straw in リトアニア⑮最終日のマーケット
2019年7月27日、土曜日。
22日月曜日から6日間の藁フェス、インターナショナルストローフェスティバル inリトアニアもいよいよ最終日。
世界各国からの参加者による麦わらを素材としたワークショップ、リトアニアの伝統的麦わら装飾ソダスにちなんだ首都ヴィリニュスや地方ツアー、と毎日盛り沢山のプログラムで駆け抜けてきた日々も、今日で終わり。
プログラムの最後は、連日ワークショップが開催されてい
Magic of Straw in リトアニア⑭白昼夢と眠らないボブーテたち
ヴィダとアルーナスが自宅兼ユシュカ博物館として公開している家は、今独裁政権問題で揺れるベラルーシを源に、リトアニア南部を縫いバルト海に注ぐネマン川のほとりの、小高い丘を中心とした小さな村にある。川岸からなだらかな坂を少し上った丘の中腹にある、鬱蒼と木々の生い茂ったその場所は、道路から少し下がっているが裏庭の一部は道路より小高い丘になっていて、向こうに目をやると木々の間からリトアニアの森や草原が広が
もっとみるMagic of Straw in リトアニア⑬ネマン川のほとりで
リトアニアの首都ヴィリニュスから西へ約200キロ、スヴァルキヤ地方にあるザナビカイという小さな村の荘園博物館に来ている。
もっとみるMagic of Straw in リトアニア⑫今に生きるソダス
藁フェス5日目、7月26日金曜日。早いもので初日から全力疾走の藁フェスも、残すところ今日を入れて2日。一日ワークショップ三昧の次の日は外出の日、という緩急つけたメリハリあるプログラムのおかげで飽きずに、何より遠出の日は神様がご褒美をくれたかのように天気がいいのも手伝って毎日これ以上ないコンディションで過ごせている。
今日はまた、一昨日のように朝食後貸し切りバスで日帰り遠出の一日。ザナヴィカイとい
Magic of Straw in リトアニア⑪渾身の作品たちに圧倒される
午前中の涙は何だったのか、バルコダスの気持ちのよい(天気が良い日は昼食をとるには暑いくらいの)テラス席で、あっけらかんと昼食をとる参加者たち。そのカラッとしたさまは、まるで日本と違う湿度の低いヨーロッパの夏のようだ。こっちがまだよ、あっちはフォークがないわ、とスタッフにおせっかいをやきながら、手元に来た昼食の鶏胸肉をみな、今日も飽きることなく頬張っている。鶏肉は好きなので平気だけど、こうも毎日鶏胸
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