吃音者の吃音カミングアウトと採用側の吃音についての大きな溝について

吃音が2005年から存在する発達障害者支援法に最初から含まれていることが判明したのは2014年7月3日でした。そのころから時は流れ、障害受容のできた吃音者が精神障害者保健福祉手帳を取得して就職できましたという報告がSNSなどを通じて増えている。

しかし、吃音があっても一般枠で吃音カミングアウトをする吃音者もいる。先日NHKのハートネットTVでも放送されたように。これを見て驚いた就労移行支援事業所の職員、採用側の立場である、人事採用担当、人事部門の職員はいたはずだろう。

さて、今回扱うのは。吃音者の採用、吃音者の雇用はなぜ失敗するのか?という部分である。要点だけ述べると。吃音者、吃音がある新卒学生が履歴書や面接で「吃音があります。配慮をしてほしい」とカミングアウトをする。しかし採用側、人事部門の人間が知っている『吃音』という情報と今目の前にいる吃音者の『吃音』が完全に一致していないことが大きな溝、問題になっていることだ。そして吃音者は『企業団体が考えるできるなら法定雇用率に計算したいから、発達障害(自閉症スペクトラム、ADHD、LD、トゥレット症候群、吃音)をカミングアウトするなら精神障害者保健福祉手帳を持っていてほしい』という本音を理解していない問題もあります。

例えば、発達障害者の就職活動には「私の取扱説明書」などの、発達障害特性を誰にでもわかるように説明する、こういう合理的配慮をしてほしい、こういう時は困っているかもしれないから声をかけてほしい、こういう時はこうしてほしいというモノを文書化して書面化して誰でも理解できる形式にして共有される。

・吃音者の考える「吃音」

吃音

・採用側の考える「吃音」


これらが完全に合致していないために、吃音者への合理的配慮、合理的配慮事例が進展しないのである。

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関連記事 なぜ一般枠で吃音をカミングアウトしてくる学生や大人がいるのか?の参考に。
吃音をカミングアウトしているという吃音者の先輩の就職体験談を聞くときに気をつけることとは?http://kitsuonkenkyuguideline.blogspot.jp/2017/05/blog-post_29.html



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