“おいしい。”ってオーガニックとかの単語で決まるもの?そぼくな。の菓子が問うおいしいもの。
#小粋なガトー のおいしいポイントは
メレンゲの状態。
ベーキングパウダーは使用せずに卵白の膨らみを利用して
ガトーをしっとりと、ふっくらと膨らませていく。
メレンゲをツヤんと膨らませた後は
チョコの生地と混ぜていく。
混ぜるんやけど
チョコの生地が
メレンゲのふわふわを
抱き込むようにふっくらと包んであげる。
そんなことをイメージしながら優しく混ぜる。
すると
ふっくらしつつ
しっとりと
最後にはしゅわっと溶けてゆく、、
そんなガトーショコラの食感になる。
印象には残るけれど
主張するわけではない、
華麗に
小粋に消えてゆく、
小粋なガトー
を使用している。
#オーガニック が全てだ!とは
さらさら思ってはいない。
自分が食べてみて
心と体がおいしい!と思ったら
オーガニックのこの、カカオやったって話。
鼻から入るカカオの香りに感動し
口に含んだ瞬間の
カカオの安心する存在感。
じんわりと癒す、舌にまとわりつくカカオの味わい。
このおいしさをもっと知って欲しい。
トクベツな日にこの癒しを食べてみて欲しい。
均一かされた生クリーム、とかではなくって
ゆったりと上質に。
“特別な日のおいしいってこうじゃない?”と問うようなケーキを。
(ありがた迷惑かもしらんけれど)
そう思って始めたチョコ系の菓子。
ちなみに
#スパイスチョコタルト もこのチョコレートを使用。
クッキー生地も
#有機熊本産小麦粉 #チクゴイヅミ
#スパイス も
#有機スパイス たち。。
チョコは
#KAOKA 社という会社のオーガニックカカオ70-72%のものを
季節によって%を変え使用しています。
(気温によってチョコの味わい方って変わるから)
おいしいからこのまま食べてもおいしいチョコ。
さて。
有機やらオーガニックやら宗教みたいにしつこく言ってますが
自分自身
オーガニックや有機 、無農薬、、
全てが善とも思ってはいない。全くもって。
なのでこの小粋なガトーで使用している粉は
熊本産薄力粉、名月という有機栽培ではない粉。
やったりもする。
チクゴイヅミよりも
名月の方が
とろけていきつつ、
ケーキをまとめる骨格を作り優しくまとめてくれていると思うから。
実際オーガニックやのに何故か味気ない、
生き生きしていないものも多い。
わたしは“有機”とか“無農薬”とか“オーガニック”とか
書いてあるだけでOK!
みたいな使い方はしたくない。
その作り方食べ方はおいしくないし
作り手としてミッションもない。から楽しくない。
私自身が素直においしい!と感じたものの
素材の味を最大限生かした菓子を表現したいと思っている。
オーガニックやから買って!
オーガニックやからおいしい!とかは言いたくないし
そんな売り方はしたくない。
安心、安全、なんて
時代が変われば変わるもの。
いとも簡単にひっくり返る。
だからこそ
自分の身体が素直においしい、
と感じるこの感覚を
大切にしたいし
大切に
感謝して届けたい。
(簡単に常識もひっくり返るからこそ自分の感覚を信じて行動してあげるって大切やと思う。お菓子に限らず。)
本質を突くような、
問うような、
“”美味しさは“”
均一化された機械化された
おいしさでもないと私は思うし
オーガニック至上主義、でもない。
そのどちらでもない
曖昧な、
言葉もない。
けれど
確信のある、心を突くような
“おいしさ”を
そぼくな。は表現したいし伝えたたいし
問いたい。
おいしいってなんやろう?
人それぞれやから
別に問わなくても良い問題なのかもしれないけれど、
これって
働くってなんやろう?
暮らすってなんやう?
と
同じやと思う。
から
そぼくな。は問いたい。
そんな菓子を焼きたい。
焼き届けたい。
本質をつくような
体と心を潤す菓子を
そぼくに。届けたい。
グッチョクに。
ゆ季