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20240208「震えるガラス」

震えるガラスで
耳を澄ます
小さくても
確かに聞こえ
遠くまで延ばす
全部の内で
どれを選ぶか
行動を準備している
優先するのは
わたしか
あなたか
全部を抱えられないのなら
はたして
何が大事なのだろうと
その3秒くらいで
決めなくては
もう遅く
既に動いていることを
目の前にする

気づけば明日
いや既に夕闇
一瞬の硬直で
手も足も出せないが
全部が繋がっているのなら
連動した物たちの震えで
わたしは慄くだろう
親和性の踵を以って
続く周期の振り幅
既に忘れてしまうような
そんな時間を見つめながら
起き上がる着火に
冷静にさせておこう
重なり倒れた隙間から息を続け
もう沢山だが
それもわたしたちの土地土地
どこかに触っていなければ
どこに居ればいいのだろう
風上から匂いが届く

細かな亀裂を撫でて
また継げばいいと
そう思っていても
元に戻ることもない
時を稼ぎ余裕を侍らせ
そんな忘却までも
すぐに忘れてしまう
何回でも訓練すればいい
考える前に動けばいい
たじろぐ連続でも
同調して
そのまま流され
たたきのめされても
まだ大丈夫だと思えれば
その隙間を開けるだろう
泣かないはずだったのに
零れるのはなぜなのだろう
余りの金粉を塗し
もう一度、さよならと言う

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