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【未公開写真あり】Måneskinの”結婚式“にスタッフが潜入!前代未聞のイベントを現地レポートで追体験

はじめに

おかげさまで日本でも大ヒット中のマネスキン(Måneskin)のニューアルバム『RUSH!』。

洋楽の新人アーティストとしては異例の国内チャートでTOP10入り(洋楽チャートは1位)を果たすなど、絶好調です!


日々ライブやプロモーションで世界中を飛び回っているマネスキンですが、ニューアルバムリリース前日の1月19日には、地元ローマでとあるイベントを行っていたのをご存知でしょうか?

そのときの様子がこちら。

なんと、メンバー4人の結婚式を挙げてしまったのです…!

ロックの新世代を代表する4人組が “結婚”するというコンセプトのもと、そうそうたるセレブリティが集結し、新曲のお披露目演奏もされたという異色のイベント内容に、SNSやネットニュースが賑わいました。

そんな話題のイベントの現場に、実はソニーミュージック・ジャパンのスタッフも潜入していたのです!

折しもイタリア出張中だった、マネスキン担当ディレクターのダイラさん渉外担当のリサリサさんがローマで実際に “結婚式”に出席し、たくさんの写真とエピソードを引っ提げて帰ってきました。

イベントの招待状とオリジナルの仮面。ゲスト全員に配布された


そこで今回は、イベントを現場で体験したお二人に、当日は東京でお留守番をしていた新人Kがインタビューを敢行。

マネスキンはなぜ“結婚”したのか?
前代未聞のイベントは、いったいどのように執り行われたのか?
マネスキンの“結婚式”の実像に迫るレポートをお届けします。

未公開の写真もたっぷりですので、ぜひご一読ください!

メンバーとの記念撮影。中央の2人がリサリサさんとダイラさん

⇩⇩⇩

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・メンバーの雰囲気や様子

―イタリア出張、お疲れ様でした!ニューアルバム『RUSH!』のリリース前日に行われた“結婚式”のことを中心に、マネスキンの故郷ローマを訪れたお二人にお話を伺えればと思います。

ダイラ&リサリサ:よろしくお願いします!

―久しぶりに会ったメンバーは元気そうでしたか?

ダイラ:すごく元気そうでしたよ!ただ、“結婚式”のときは少し緊張している感じもあったかも? Spotifyが協賛に入り、たくさんのゲストを招いた大がかりなイベントでしたから。

リサリサ:相変わらず、メンバーどうしすごく仲良しで、和気あいあいとしていました。イベント中も彼らの親密さが終始感じられて。それで、会場の雰囲気をリアルに作り込んでいたのもあったけど、本当の結婚式のように感動してしまいました。

イベントはSpotifyの協賛で開催された


―メンバーとは何か話しましたか?

リサリサ:イベント中に挨拶したときは、遠くからわざわざ来てくれてありがとうー!という感じでした。

ダイラ:早くまた日本に行きたいとも言っていました。

リサリサ:あとこれは別日の話ですけど、プレゼントした『RUSH!』の日本盤CDをすごく喜んでくれたのが嬉しかった。

ダイラさん:めちゃめちゃ喜んでいましたね。熱狂的なくらい(笑)

リサリサ:フォトブックやライブCDがついていた(※初回盤のみ)のが良かったみたい。

ダイラ:見終わったあと、汚れないように綺麗にシュリンクに戻してました

リサリサ:可愛らしかったですね(笑)

2人は別日にも取材でメンバーと対面

・7:00PM~ 由緒ある会場に豪華ゲストが集結

―それでは、“結婚式”のイベントについて具体的に伺っていければと思います。会場はどんなところだったのでしょうか?

ダイラ:ローマの中心街からほど近い、“ブランカッチョ宮殿 (Palazzo Brancaccio)”という非常に歴史のある建物です。オードリー・ヘプバーン主演の『ローマの休日』という映画がありますが、そのロケで使用されたところらしいですよ。

リサリサ:大きな敷地のなかにお庭や噴水もあって、すごく素敵なところ。イベントのテーマカラーが赤だったみたいで、(写真を見せながら)こんな風にライトで真っ赤に照らされていました。

テーマカラーの赤色のライトで妖しく照らされるブランカッチョ宮殿
広大な敷地内には噴水も


―会場に入る前からすごい雰囲気ですね!イベントの進行はどんな感じでしたか?

ダイラ:最初はメンバーが不在で、ゲストや関係者が交流する時間がありました。いわゆる立食パーティーという感じ。われわれはあまり馴染みのない文化なのですが…(笑) 続々と人が入ってきて、シャンパンやワインが振舞われました。

リサリサ:バズ・ラーマン(※映画監督。マネスキンが「If I Can Dream」を楽曲提供した映画『エルヴィス』を監督)やマシン・ガン・ケリーなどセレブリティも来ていましたし、ドラァグ・クイーンやDJ、有名なサッカー選手(※アルゼンチン代表のディバラとイタリア代表のペッレグリーニ。ともにASローマ所属)など、色々な人がいましたね。ちなみにこのときダイラさんはグラスを割りました(笑)

ダイラ:肘がぶつかってしまって…。誰も怪我しなくてよかったです(汗)

ゴシックな雰囲気満点の立食パーティー会場
アルバム収録曲の歌詞が随所にペイントされていた

・8:00PM~ 感動的だった“結婚”

リサリサ:立食パーティーのあとは隣の部屋の白いチャペルに呼ばれて。そこからは着席で、本物の結婚式のように進行していきました。アレッサンドロ・ミケーレ(※GUCCIの元クリエイティブ・ディレクター。マネスキンのステージ衣装をデザイン)が神父役として祭壇に立って、オルガンが流れて。そこにメンバー4人がウエディング衣装で入場してきました。われわれはチャペルにいたので見ていませんが、会場の中庭までオープンカーで入ってくる演出もあったみたいです。

マネスキンが永遠を誓ったチャペルの部屋
入場するメンバー

ダイラ:イーサンがウェディング・ドレスを着ていてはじめびっくりしたのですが、すごく似合っていて綺麗でしたね。“結婚式”という一風変わったコンセプトも、実際に4人の姿を見ていると腑に落ちました。なるほどこういう形でメンバーの結束を再確認して、これからも頑張っていこうということなのだなと。それがすごく伝わってきましたね。

リサリサ:うんうん。それでみんなで同じリングを交換して、ミケーレさんが式次第を読み上げて…。メンバーもそれぞれ一言ずつ話したり、誓いのキスをしたり、粛々と進んでいきました。さっきも話したけど本物の結婚式みたいで、じんわりと感動してしまいました(笑)

ダイラ:本当に厳かでした。

ドラマーのイーサンはドレス姿で登場
誓いのキスを交わす4人
ライスシャワーも!

・8:15PM~ 飛びすぎたブーケとケーキ入刀

ダイラ:あとはブーケトスもありましたね!

リサリサ:そうそう、バンドを代表してイーサンが投げたのですが、会場のすごい後ろの方まで飛ばしてしまって。最後方にいた関係者っぽい方がキャッチすることになって…。

ダイラ:ちょっと困ってましたね(笑) どうしよう、みたいな。

全力投球のブーケトス


―ドラムで腕を鍛えすぎたせいでしょうか…(笑) そのあとはどんな流れでしたか?

ダイラ:その行程が終わってからは、また別の部屋に移動して、今度はケーキ入刀。元から会場に飾られていたのですが、すごく大きなチョコレートケーキ。ニューアルバムとSpotifyのロゴがついていました。

2メートル近くある巨大なウェディングケーキ

―これはSNSでも見ましたが、すごい存在感でしたね。実際に食べられるのでしょうか…。

ダイラ:入刀のあとにはゲストに振舞われました!しかもすごく美味しかった。さすがドルチェの国、イタリア。

リサリサ:入刀の前にはダミアーノが素敵なスピーチをして、場が温かい雰囲気になりました。「急いで結婚したので次は離婚だね」というジョークも飛び出しましたが(笑)

ダミアーノのスピーチ(一部)
「今日はこの特別な会に来てくれてありがとう。結婚式ということで僕たち全員緊張してたけど、無事に終わってよかった。
(ここでヴィクトリアが「次は離婚ね!」と言ったのを受けて…)
そう、明日にでも離婚だね…それが次のエピソードだ(笑)
というのは冗談で、本当に皆さんと、僕たちの愛が永遠に結ばれたこの素晴らしい瞬間を共有できて幸せです。
心からありがとうございます。そして楽しい夜を過ごしてください。」

※ゲストから大きな声援を拍手を受けた後、ケーキ入刀へ

入刀するメンバー
ケーキは味も美味だったとのこと

リサリサ:入刀のあとはメンバーが壇上から降りてきて、ゲストと挨拶したり写真を撮ったり、また歓談タイムになりました。会場にSpotifyのフォトブースがあって、そこで記念撮影もしていましたね。フィンガーフードも出てきて、賑やかな雰囲気でした。

ダイラ:そのタイミングで一般のファンも100人くらい入場してきたり。インターナショナルの企画で招待された人たちですね。

Spotifyのフォトブース

・10:15PM~ アルバムお披露目ライブ

リサリサ:しばらくしてから、ライブのために同じ敷地内の広めのお部屋に移動しました。

―お待ちかねのライブですね!パフォーマンスはいかがでしたか?

ダイラ:めちゃめちゃ良かったです!ウェディング衣装のままでしたが、演奏は相変わらずバキバキ。12曲やったのでほとんど単独公演でした。 ニューアルバムの新曲もどれもライブ映えしていてかっこ良かった

リサリサ:「BLA BLA BLA」など初披露の曲もありました。みんなテンション高くて、盛り上がっていましたね。

ダイラ:となりでバズ・ラーマン監督が超ノリノリで踊ってたのを鮮明に覚えています(笑)

会場がライブハウスのような雰囲気に

<Setlist>
1. KOOL KIDS
2. GOSSIP
3. ZITTI E BUONI
4. Beggin'
5. BLA BLA BLA
6. THE LONELIEST
7. SUPERMODEL
8. MAMMAMIA
9. BABY SAID
10. FOR YOUR LOVE
11. TIMEZONE
12. I WANNA BE YOUR SLAVE

―お二人のなかで特に印象的だった曲はありますか?

ダイラ:私は何と言っても「TIMEZONE」ダミアーノのボーカルがすごく胸に染みるんですよ。とにかく情感があって、ぐっと来てしまいました。

リサリサ:私は「THE LONELIEST」かな。元から好きな曲なんですけど、会場で大合唱になって、とっても盛り上がってた。ファンはみんな歌えるという感じで、その一体感がよかったです。

初披露の新曲も大いに盛り上がった

―来日公演のときにも感じましたが、ファンの一体感はマネスキンのライブの魅力のひとつですよね。あの観客を巻き込むパフォーマンス力も健在だというのが伝わってきます。

リサリサ:本当に良いライブでしたよ!ライブの後は、残る人は残ってゆったり交流するような流れでした。私たちはそこで出てしまったんですけどね。

ダイラ:全体的に華やかだけど親密感もあって、素晴らしいイベントでした!


・マネスキンの聖地”コルソ通り”

―ちなみに、珍しいイタリア出張でしたが、イベントや取材以外でどこか訪れたところはありますか?

ダイラ:せっかくなので空き時間に“コルソ通り(Via del Corso)”に行ってきました。マネスキンが初期に路上ライブをしていた場所です。

―彼らがブレイクする前にパフォーマンス技術を磨いたと言われる場所ですね!どんなところでしたか?

リサリサ:ローマにラグジュアリーブランドの店舗などが集まっているスペイン広場というところがあるのですが、そこから歩いてすぐのストリートです!道幅が広くなっていて、確かにライブができそうな感じ。東京で例えるなら新宿南口みたいな?

コルソ通り

※コルソ通りで演奏しているマネスキンの映像はこちら⇩


ダイラ:”コルソ通り”に行ったついでに近くのお店に入ったんですけど、私がマネスキンのTシャツを着ていたのを見て店員さんが話しかけてくれて、「彼らはすぐそこでライブをやってたんだよ」と。

リサリサ:そのお店にはダミアーノも買い物に来たことがあるみたいで、「控え目で良い子だった」とのことでした(笑)

ダイラ:ちなみに、このとき以外でもマネスキンのTシャツを見て声をかけられることが何度かあったので、地元イタリアでの人気を改めて実感しましたね。

―ダミアーノは昔から好青年だったのですね(笑) そして、ファンの方はイタリアに行く機会があったら、マネスキンのグッズを身に着けていくと素敵なコミュニケーションが生まれるかもしれませんね!

ダイラ:おすすめです(笑)

マネスキンTシャツで出張に臨んだダイラさん。スペイン広場にて

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おわりに

以上、マネスキンの”結婚式”のインタビューレポートでした!
実際の会場の雰囲気を少しでも感じていただけたなら嬉しいです。

ニューアルバムのリリースという一つの山場を越えましたが、マネスキンは止まることなく精力的に活動していくようですので、引き続き動向にご注目ください!

日本でもまだまだ準備していることがありますので、乞うご期待。

Photo by Ilaria Ieie


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