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子供に身につけて欲しい「自ら学ぶ力」を、いま私が体現している。

「ママ見て!!逆上がり10回連続でできたよ!次は20回やるから見てて!!」

とある夜。
お風呂、食事を終えて、「もうすぐ就寝」というタイミング。

長男がリビングにある鉄棒でグルグルと逆上がりを始めた。
何故か10回、20回と連続して回る事に燃えている。

その様子を見ていると、当たり前だけど体を起こすタイミングで腕やお腹にグッと力が入り鍛えられている事を感じる。

結局30回も回り、はぁはぁ言いながら近づいてきた。

「鉄棒の時間」を定めているワケじゃない。
自由時間にこういう事が起きる。

問いを立てる力


待望の対談本が発売された。
工藤勇一さんと植松努さんの対談本である。

kindle版が出るのも待てず、発売日に書店で購入。

以前からお二人の著書や講演をチェックしていた身としては、物凄く新しい発見があったと言うよりは「総まとめ」「復習」という感じだった。

でも、その中で特に印象的だった事。

「学ぶ」ことや「学力」は、教えられたことを覚える力ではありません。
自分で疑問を感じて、自分で考えて、自分で調べて解決する力です。

著書より

これ、今まさに私が体現している事だ。

①偶然、書店でtestosteroneさんの「とにかく休め!」を見かける。

②立ち読みしているうちに、testosteroneさんという存在が気になりXをフォローする。
③どうやらtestosteroneさんが「筋トレ推し」な事を知る+筋力が欲しいと思うタイミングが一致。
④testosteroneさんの筋トレ本を読み始めたら、夢中になる。
⑤筋トレを開始する。
⑥testosteroneさん監修のアプリを入れる。
⑦著書を何冊も読むうちに、食事と睡眠が大事だと知る。
⑧アプリで食事管理を始める。
⑨コンビニでも、飲食店でも「タンパク質」が何gなのかをチェックする。
⑩栄養素について益々学びたくなる(←今ここ)

って言うと、「アレ?今日も結局testosteroneさんの話?」って感じなのですが(笑)

④~⑩位までって、本当にこの1週間位の出来事なのだ。
むしろ①だって、まだ1ヵ月前位。

つまり
「なんだろう?気になる!」「もっと知りたい!」という純粋な気持ちは、「時間を生み出す努力や工夫をする原動力になる」という事。

それで、どうしてこんな事が起きるかと言うと
「自由な時間があったから」なのだ。

余白が必要


思い起こせば、testosteroneさんの本を見かけたのは仕事中の「本屋散歩」だった。

仕事も気持ちもザワザワと落ち着かない時期に、敢えて書店に入った。
そして、「とにかく休め!」という表紙に物凄く惹かれた。

結果的に休まなかった。
休まなかったし、「休め!」という本を見かけたのに筋トレへ向かったワケだけど。

忙しい中で無理やり「余白な時間」を作ったから偶然の出会いがあった。


工藤さんと植松さんの対談本の中でも、子供の「時間」に関する問題提起が沢山あった。

・主体性の大切さ
・カリキュラムを効率化して自らの学びを選択できるシステム
・江戸時代に産まれた子も、今産まれた子も「子供の期間」は同じなのに学ばなければいけない量が膨大に増えている

私も子供達を朝から夕方まで、預けている。
保育園や公営学童は「自由時間」も沢山あるけれど、完全に自由なワケじゃない。
土日だって習い事や予定が全くない日なんて殆どない。


色々な世界を見せて選択肢を与えたいと思う。
一方で「その日の気分」という直感的な感覚も大切にしてあげたい。


自分が能動的に学びたい事に出会った経験を子供に当てはめて、改めて「余白」を大切にしようと思った。

〈あとがき〉
工藤先生が、3月末を持って横浜創英の校長を退任された様です。
著書やXを見ても、そんな気配は全くなかったので結構衝撃を受けました。
沢山の「教育論」を語る人はいますが、私は「学校」というモノに現役で携わっている当事者の言葉や行動が好きです。
内側から変化を起こすのは物凄いエネルギーを要するから。
今後どうされるのか全く分かりませんが、工藤先生にはまだまだ現役で活躍して頂きたいです。

今日も有難うございました!


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