見出し画像

親と子を見送って10秒後に襲う喪失感

おはようございます。

昨日は朝8時前に長男(小1)、次男(年中)を連れて実家の最寄り駅へ。

金曜→土曜に子供達2人だけで一泊する事になり、

私は駅で待つ父に子供を託すために片道約1時間かけて2人を連れて行きました。

普段は実家へ車で行く事が多いので、電車で実家へ向かうのは年に1回あるかどうか。

長旅なので途中で「トイレに行きたい!」と言われないよう、乗車直前にトイレへ行き、さっと食べられるお菓子も持参して、乗り込みました。


長男は自宅から持ってきた本を読んでいれば大人しいけれど、次男は自分で本を読めないし、乗車後5分で「次降りる?」と聞いてくる始末(笑)

「まだ~?」「まだ~?」と大騒ぎでした。


やっと目的地に到着し、改札を出ると階段です。

早く行きたい子供達は、物凄い勢いで階段を降りる。

手を繋いでいた私は怖くて「危ない!ゆっくり!!!」と大慌て。

結局次男は手を離してさっさと1人で走って降りていく。

階段を降りた先はすぐに車道があるので、

「1人で行かない!停まって!!!」

と大声で制止。

喉がやられる・・・・。


実は私、火曜日からずっと微熱が続いていて仕事も思いっきりできず。

金曜日も元々有給の予定だったので私が連れていって一緒に遊んで夕方に私だけ帰ろうかと思いましたが、病院を予約し静養に専念しようと子供を2人託したら帰る事にしていました。

この日も久しぶりに長距離移動して、外と電車内の寒暖差が体にダメージを与えていました。

そんな事はお構いなしに走りまわる次男に「あぁ、体力が持たない」と感じていました。



そうこうしているうちにすぐに父の車を発見。

子供達を乗せたらすぐにドアを閉められ、30秒にも満たない会話をして車は走り出しました。

その瞬間

「あ、子供に最後の挨拶しなかったな」

「実家に少しだけ顔を出してからバスで戻ってきても良かったかも」と

分かれて10秒もしないうちに車を追いかけたい衝動にかられました。


でも、実家と最寄り駅はバスで約30分。

バスの本数だって多くない。

私が実家までわざわざ顔を出しに行ったら、また父に駅まで送ってもらう事になりそう。

それも迷惑じゃない?

父の車が信号待ちで停止し、走り出して、遂に見えなくなる。

その1分位の間に、ぐるぐると頭をかけめぐりました。


さっき、必死で次男を止めた階段を登りながら

無性に寂しくなりました。

右手も左手も空いている。

ゆっくり階段を登りながら

「今なら電話して引き返す事もできる」

「いやいや、色々大変になる」

何も考えないようにして、改札を通ってホームへ降りる。

20分位待つこともあるのに、この日は降りたらすぐに当駅始発がやってきた。

大好きなボックス席の窓側に座って走り出す。


母親と夫に無事に父にバトンタッチした事を連絡。

その後も母に次の日は何時の電車に乗せて欲しいとか

子供は電車内ではこんな感じだったとか

夏休みの宿題の話とか

どうでも良いLINEを連投。

「やっぱり一緒に遊べば良かったかも」と、

あまりにも寂しく思っている自分に気づきました。


父は昔から週休1日。

しかも火曜日休みだったので、基本的に週末は母のワンオペ育児で我が家のように出かける機会の多い家庭ではありませんでした。

そして母も常に何かしらの仕事や学校の役員をしていて「1日中何も予定がない」なんて事はありませんでした。

70前後となった今も、忙しさは殆ど変わらず現役で働いています。

そんな父が今週は夏休みで、丸1日子供を連れて遊びに行ってくれる。

相変わらず土日休みが少ない父と一緒に遊べるなんて貴重な日。

病院なんて行っても対処療法でしかないし

仕事は休みだし、父と我が子と一緒にお出かけできることは貴重。


電車が走り出してもずっとそんな風に思っていました。


寂しさから連投したLINEは既読になるものの全く返信もなく(笑)

「今どこ?」

「どんな感じ?」

「写真送って」

って、入れたくなる。


先週も実家に思いを馳せたばかり、体調不良も手伝ってずっと心がザワザワしていました。


結局、電車で読もうと意気込んで持ってきた新書を読み始めたのは、

自宅最寄り駅のひと駅前でした。



まさか父が70を過ぎても働き続けるなんて想像もしていなかった。

母も自宅で祖母を介護していて殆ど身動きが取れません。

「一緒に旅行したいね」

なんて話は何度も出てくるけど。

長男0歳の時に一緒に行った以来、一緒に旅行にも行けていません。


普段、自分の仕事、子供の学校や習い事で、中々私も自由に動けない。

だけど、そうこうしているうちに親と一緒に遊べなくなってしまうのかな。

親が元気じゃなくなってしまった時に後悔するのかな。

もっと意識的に親との時間を作ろう。

そんな事を考えながら家路につきました。


そして、子供がいない夜。

私は久しぶりに寝室のエアコンを消して窓を開けて寝ました。

蒸し暑いけど、じっとしていれば少しだけ外からの風を感じる。

丁度良い感じです。

朝目覚めると、平熱に戻っていました!

子供がいると「暑い暑い」って大騒ぎなのでエアコン消せないんですよね。

でも、この「エアコンの風」が私にダメージを与えていた事を今朝確信しました(笑)


子供との生活は自分のペースを乱し、体調も乱されますが(笑)

やっぱり愛おしい我が子。

子供との時間も、親との時間も大切にしたい。

そう思えた1日でした。


今日も最後までお読みいただき有難うございました。

週末は猛暑になりそうですね。

皆さん、素敵な1日になりますように☆彡



頂いたサポートは書籍や体験に使わせて頂き、またnoteでお返しいたします!