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2011年7月に東京から福岡へ......。美味しくて珍しい食材がたくさんあって驚愕!…

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2011年7月に東京から福岡へ......。美味しくて珍しい食材がたくさんあって驚愕!する中で、 九州の『杉』との出逢いも! それやこれやを在福10年の節目に書きはじめました。私の「九州スケッチ」です。

最近の記事

杉『クリプトメリア・ジャポニカ』

2011年に福岡に来てから九州産の食品に魅せられて、販促コーディネーターとしても活動することになったのですが、商業空間デザインのコーディネーターが実際の仕事で、それは福岡に来てからもいつも傍らにありました。 この10年、福岡にも多くの商業施設が誕生しましたが、その中には目に見える意匠(デザイン)を優先して、実際のところその中で営業するテナントさんが生業(なりわい)として成り立つのか、そこを見据えた事業空間のであるのか......と疑問が残るものもありました。 そんな中で2

    • 秋月の梨農園 ~朝倉ドライブ~

      朝倉の田園地帯を貫く国道をそれて山裾へ向かうと、その奥まったところに秋月(あきづき)があります。福岡の小京都と呼ばれる小さな城下町で、春の桜と秋の紅葉で賑わう他はいつもひっそりとしています。そこに人知れずある、という風情の小さな梨農園があり.....観光農園は他にもたくさんあるのだけれど.....一目を避けるかのように佇んでいるところが気に入っています。ひとりで直売所を切盛りしているおばあちゃんが、まず試食の梨を剥いてくれるのだけれど、実が大きくて瑞々しいので食べるジュースみ

      • 無花果~とよみつひめ~

        福岡県内限定栽培・福岡のブランド無花果(いちじく)「豊蜜姫」 名前の由来は育成された農業試験場・豊前分場の「豊」と、強い甘味の「蜜」を併せたもの。その名の通り高糖度で、2006年に品種登録されています。イチジクと云えば、昔は庭先や垣根にあって無造作に枝からちぎって口に入れたもの、そんなイメージがあるのは今や年配の方だけでしょうか? それはそれで美味しいのだけれど、この「とよみつひめ」の甘さは格別で、姿もとても立派で綺麗。 田舎道をドライブしていたら、冷蔵ロッカーが下駄箱の

        • 日田の西瓜

          夏気分全快! 西瓜は丸ごとが好き。ゴールデンウィークの頃に出てくる熊本産の小玉西瓜に始まって、盛夏になると大分・日田(ひた)産の特大西瓜。これを買うのはスーパーではなく近所の八百屋さん。徒歩なので持ち帰るのは結構な力仕事です。でもめげない、西瓜のためなら大汗もかきます。 熊本地震の後に「西瓜で応援」と熊本・益城(ましき)産の西瓜を買う機会がありました。それ以来、西瓜と云えば益城産、と親しみを覚えました。大きなまんまる西瓜に日田産が多いのは、私が暮らす福岡が日田に近いからなの

        杉『クリプトメリア・ジャポニカ』

          海の恵 《汐吹昆布》

          東京の友人に九州産のものを送る時、必ず立ち寄ってチェックするお店が2軒あります。九州産のレアな食品が揃っていて場所柄、どちらのお店もお洒落です。種明かしすると運営は東京の会社です。よそ者だから目につく地場商品がある。よそ者だから「こうすればもっと売れる」と思ってちょっと工夫する。アプローチが違うのです。見やすいし買いやすい、何があるのだろうというワクワク感........... 。もちろん、そうじゃない買い方もあって生産者のところへ直接行くと、そこでは普通に大袋で売られていた

          海の恵 《汐吹昆布》

          広東料理 平安飯店

          この年期の入った赤い提灯。昔懐かしい昭和の食堂のような、油のしみ切ったような風情だったのだけれど、今は椅子もテーブルも新しくなりました。無愛想な料理人といった感じのご主人と愛想のいい奥さん。中国人のご夫婦が仲よく切り盛りされている。一生懸命働くってこういうことなのね、という懸命さも料理の味を引き立てている。だから好き。匂いに誘われてつい入ってしまう。 ある日、こんな張り紙が..........『子供の入学式のためお昼はお休みします』..........一度通り過ぎたのだけれ

          広東料理 平安飯店

          日田わさび(山葵)

          山の中で作られる日田わさびは江戸時代から続くのだと云う。日田杉と清水に恵まれた山の中で栽培される。杉林を伐採して作られた耕地は狭いけれど適度な暑さ、日差しを優しく遮ってくれると、パンフレットに書かれている。日田の水は東京でも飲んでいた。そのころ日田は九州のどこにあるのか知らなかったけれど、福岡に来たら意外と近い大分県にあるのだと知った。ドライブで気軽に行ける距離だ。日田蒸留水の工場の前を通った時、ここから東京に運ばれてきていたのかと思ったら、懐かしい高輪のギャラリーでの想い出

          日田わさび(山葵)

          ノビル・野蒜・Allium macrostemon

          近所の川辺の桜並木、花吹雪の中を歩いていくと、その先の畑の斜面に一面のノビル。毎年、高齢の母と散歩しながらのんびり摘み草をするのだけれど、今年はコロナで濃密接触が出来ないから内緒で。例年だと、すれ違う人から「こんなモノ摘んだってねぇ...」みたいな視線を浴びるのだけれど、今年は人影もなくこのままコロナが続くなら、野草とて大事な食料となるのではないか......食料自給率の低い日本だから、長引けば食事情は深刻になるだろう、と私は本気で心配しています。 とりあえず、夕飯の一品に

          ノビル・野蒜・Allium macrostemon

          菊芋(きくいも)

          『芋類なのにでんぷんはほとんど含まれない。主成分は多糖類イヌリンで、生の菊芋には13-20%のイヌリンが含まれる。これが中性脂肪を減らす働きや、血糖値の上昇を抑制する効能を持ち、心筋梗塞・脳梗塞・糖尿病などの予防に効果があるとされ、スーパーフードとして認知された。』 菊芋の生が食べられる期間は短く、秋から翌春にかけて4ヶ月くらい。市場に出回る量もまだ少ないのだけれど、幸いにも九州では栽培地が多く、熊本県菊池市では、キクイモを用いた地域振興をしているし、佐賀県唐津産を大袋で購

          菊芋(きくいも)

          有機玄米・米粉カレー

          有機玄米は宮崎県えびの産。米粉だからもちろんグルテンフリー。26種類のスパイスが入ったマクロビカレー。いいですよ、これ!オンラインショップはないようなので、天神イムズのナチュ村で購入。動物由来のものがないマクロビカレー。素朴な玄米の風味と食感がクセになります。 有限会社フレッシュショップサトーTR宮崎県宮崎市大橋165 ☎0985-22-8312

          有機玄米・米粉カレー

          農家民宿の野草茶《七種のブレンド》

          知らない人にはただの雑草なのかもしれません。見たこともないという人もたくさんいるのでしょう。このブレンド茶は、天神で玖珠(くす)と日田(ひた)の物産展に通りかかった時、私が摘んでいるのよ、と言う元気なおばちゃんから買いました。農家民宿をしているからぜひ来てね!と。玖珠も日田も温泉地で、福岡から近い大分県。ドライブ気分で行けるところです。 福岡に来たばかりの頃、玖珠郡九重町の源泉掛け流し温泉宿に出掛けたことがありました。田舎も田舎で携帯の電波も届かない。自前の田畑で採れたもの

          農家民宿の野草茶《七種のブレンド》

          乾燥きくらげ

          きくらげを気軽に家庭で使うことは、福岡へ来るまでなかったように思います。葉山の家で椎茸栽培のまねごとをしていたころ、裏庭の木に自然に生えていたけれど採って食べた記憶はありません。だって見た目がグロテスク。葉山と東京を行ったり来たりして暮らした日々が15年くらいありました。農家の無人スタンドで野菜を買ったり、逗子、佐島、三浦の魚屋やさんや魚市場にも通いました。ここでそれをするのなら、糸島の海辺へ行くということなのだけれど、湘南の想い出が強すぎて今は海より山の方に親しんでいるかも

          乾燥きくらげ

          琉球CoCoとう

          『スリランカでしか採れない黄金色に輝く“キングココナッツ”(純度100%オーガニックバージンココナッツオイル)とミネラルたっぷりの沖縄黒糖の新境地スイーツ “アーユルヴェーダの恵み”』とパッケージに! クーガ芋黒糖に加えて、新たに「琉球CoCoとう」を頂きました。クーガ芋黒糖はサンプル段階でしたが、これはすでに空港で販売されているらしい。キングココナッツの香り、南の島のスイーツ感満載。沖縄にいかれたら探してみてください。オンラインショップにはまだアップされていないようですが

          琉球CoCoとう

          もち麦ごはん

          沸騰したお湯にもち麦を加えて15分くらい茹で、ざるにあげて水でぬめりを取って、サラダやスープ、他にもリゾット、チャーハン、スムージーなど、アイディア次第で和洋食どちらにも! ご飯を炊く時には白米一合に大さじ2杯が目安。炊く前に2時間しっかり浸水させるとふっくらと炊きあがります。私は白米0.5号、もち麦大さじ1杯くらいでお粥を作ります。保温ボトルにいれて携帯、昼食にも便利です。 写真のふたつは、同じ大麦(まる麦)。種類が違って粒の大きさが違います。左のほうが粒がやや小さいか

          もち麦ごはん

          植物の単細胞化技術について

          沖縄で始まった「植物を単細胞化する技術」とはいったい何なのか? 資料を頂いたので掲載します。 この「植物の単細胞化」というのは、そもそもは沖縄のある農家さんが始められたそうで、無農薬野菜を「単細胞化技術」でピューレやパウダーに加工し材料販売することで、利益と地域雇用を生み出そうという2019年の春に始まったプロジェクトだということ。 お問い合わせ:株式会社 琉球エコプロジェクト  沖縄県国頭郡今帰仁村天底676-3 ☎0980-56-1772

          植物の単細胞化技術について

          『冷凍単細胞化甘酒』の試作品

          『冷凍の単細胞化ピューレ+米麹』冷凍でないと麹が死んでしまいます。逆に言うと冷凍だから麹が生きて(活きて)います。砂糖や乳製原料などどこにも入っていない栄養甘酒 』ゴーヤの苦み、人参の甘みがまろやかですっきりしたのどごし。美容健康飲料として、僅かながら東京と神戸でデザートメニューに用いているところがあると聞きました。新しいタイプのアイスorジェラートに進化しそうです。原材料卸しが可能だそうです。 ・麹発酵ゴーヤー/人参 100g ・要冷凍(-18度以下)解凍後冷蔵保存販

          『冷凍単細胞化甘酒』の試作品