海の恵 《汐吹昆布》
東京の友人に九州産のものを送る時、必ず立ち寄ってチェックするお店が2軒あります。九州産のレアな食品が揃っていて場所柄、どちらのお店もお洒落です。種明かしすると運営は東京の会社です。よそ者だから目につく地場商品がある。よそ者だから「こうすればもっと売れる」と思ってちょっと工夫する。アプローチが違うのです。見やすいし買いやすい、何があるのだろうというワクワク感........... 。もちろん、そうじゃない買い方もあって生産者のところへ直接行くと、そこでは普通に大袋で売られていたりして....つまりお化粧前とお化粧後。どちらも選べてラッキー、って思います。
福岡に家を探しに来た時に、博多駅の阪急デパ地下を好奇心一杯で歩いていたら、明太子の新バージョンを見つけました。いろいろな味の明太子が可愛らしいビンに入って選ぶ楽しさ、私は好きだけど地元の人にプレゼントしたら、こんなのは邪道だと言われました。暮らすようになったら、近くにこだわりの明太子を作っている工房があって、贈答品にならないバラを袋売り。のちに他の工房の主とも知り合い、冷凍庫いっぱいにいただき放題。なるほどねぇ........。
東京で暮らしていた時、新宿の宮崎館、有楽町の鹿児島館、銀座の熊本館はお気に入りでした。そこで焼酎を買い、珍しい食品を買い....... 表参道の新潟館では日本酒を......。そんな習慣もあって、邪道?ではあってもお洒落なものをちょっとだけ、の買い方もまだまだ好きです。めずらしくて、おいしくて、たのしいモノ、たくさんあってここには書ききれないなぁ.....
「汐吹昆布」袋の裏側に書いてあった言葉がとても素敵でした。まさに九州によきものあり。上品な塩加減、食卓を豊かにしてくれる一品(ひとしな)
人の心と技とすばらしい恵み まさに風味となり 情景が舌にあふれる 鳴呼(ああ) 九州によきものあり
株式会社 水産堂 福岡県柳川市南長柄町14-3 ☎0944-73-5884
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