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#エッセー
2050年カーボンニュートラルへの道筋
今回も新聞ネタである。
我が家で購読している『日本経済新聞』を眺めていると、ここ最近、連日のように「脱炭素」関連の記事が紙面を賑わせていることに気づく。
12月10日の朝刊(東京本社版)を例にとると、
◆第1面:「新型EV電池 官民で実用化 20年代前半トヨタが搭載車」「電力会社に排出枠 経産省検討 再生エネ拡大促す」
◆第3面:「EU、排ガスゼロ車3000万台 30年まで、普及15%目標」「
「死ぬ権利」ではなく……
今年の7月、京都市内の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者に対する嘱託殺人容疑で医師2人が逮捕される事件が起き、マスコミで大きく取り上げられた。
女性患者(ここではYさんと呼ぶ。)は、SNSで知り合った医師らを自宅に招き、医師らから薬物の投与を受けて「安楽死」を遂げた。医師の口座には事前にYさんから150万円前後が振り込まれていたことも報じられている。
容疑者らは京都地検によって起訴され、京都
文明の進歩は一直線ではない。
近代文明の飛躍的な発展は人類の生活を一変させた。
とくに二十世紀の航空機の普及やインターネットの発明は、地球上の距離や空間の制約から人間を物理的にも心理的にも劇的に自由にした。
人類の生活は、百年前と比べてどんなにか、豊かで、便利で、快適になったことだろう!
もちろん、文明の進歩によって、戦争や貧富の格差やパンデミックといった問題が解消されたわけではない。それどころか、行き着くところまで来た近代