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生きづらさを和らげるヒント

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#メンタルヘルス

「デキるヤツがうつになりやすい」という話(じぶんのタイプを知る)

「デキるヤツがうつになりやすい」という話(じぶんのタイプを知る)

生きづらさを脱却するのに、「まず自分のタイプを知ろう!」という話を前回しましたね。

で、これからタイプをいろいろ紹介していくんだけど、実際に患者さんや友人たちと話ししてて話題にすることが多いやつを挙げていくので、まったくMECEではないことを宣言しておきます。

(「MECEじゃないと気持ち悪い」ってひとがいたら、もっと肩の力を抜いたらいいよ。)

「あ、これわたし当てはまるかも」みたいなのがあ

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「まったり死にたい勢」のこと

「まったり死にたい勢」のこと

「まったり死にたい勢」とでも言うべきひとたちがいる。

べたっとした、うっすらのびてこびりつくような、死にたさ。
じぶんは人間としてどこか欠けている、という虚無感。

痛いし面倒だから積極的には死にたくないけど、あした目覚めなければ楽でいいのにな。
そういう気持ちを思春期くらいからずっと抱えているひとが。

「生きるのがただひたすらめんどい」
「人生は基本的にイヤなことの連続で、楽しめるなんておも

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「心のHPが0になりそうなとき」に読んでほしい本を書きました

「心のHPが0になりそうなとき」に読んでほしい本を書きました

去年の10月ごろ、一通のメールが届いた。
ある出版社の編集者さんからの「メンタルヘルスの本を書きませんか」という内容だった。

そのメールには、ものすごい熱量の企画書が添付されていた。
妄想レベルといってもいいくらいの(笑)、ものすごく気合いの入った企画書だった。

soarのこの記事をきっかけに興味を持ってもらい、今までの僕の書いた文章をほぼ読んでくれた上で、書籍の仮のサブタイトルに「心のセーブ

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「休職」「退職」「転職」はできるだけ早いうちに経験しておいた方がいいよ、というはなし

年末だね。
なんか、けっこう勉強した一年だった気がするな。
今年は座学と実践のバランスがよかったと思う。
去年までが、実人生での学びが激しすぎて身体に悪いくらいだったから良かったのかもしれないけど。

さて、こんな質問をいただいたよ。

社会人三年目です。
いまの職場環境が肌に合わず、ストレスを感じています。
ここにいてもいいものかどうか、将来像に希望が見えません。
どう考えたらいいでしょうか。

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「自己肯定感」的な人間関係をつくる(エピローグ)

「自己肯定感」的な人間関係をつくる(エピローグ)

きょうはエピローグ的なはなし。

「自己肯定感」というのは、自分の生き方が楽になるためのガイドとして使っていければいいよね、というまとめ話をこないだしたんだけど、そうした感覚というのは基本的に「他人とのつながり」の中で得られるものである、ということについて、もうちょっと考えたいのですね。

要は、「安心できるつながり」を得るということなんだけど、それはどうしたらいいんだろうねってのを、いま時点での

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【図解のかけ算1】「自分が情けなくなったとき」に役立つ図解2つ

【図解のかけ算1】「自分が情けなくなったとき」に役立つ図解2つ

私はよく自分の意識や感情の軌道修正に図解を使っているのですが、状況によって図解を組み合わせて使うとより効果が高まるように感じています。

思い出し図解は1枚の図解を思い出すものですが、状況に合わせた図解の組み合わせ(図解のかけ算)のうち、自分で使ってみて効果があったものを不定期に紹介していこうと思います

なお、図解自体はすべて過去に投稿したものです

今回は「物事が思った通りにいかず、自分が情け

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