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うたかた

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うたかたのような自分のことを残すために。
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2021年10月の記事一覧

人との出会い、本との出会い#26

人との出会い、本との出会い#26

僕が悩んでいることは、きっとどこかの誰かも同じように悩んでいる。

少しの期間noteを眺めていて気がついたことだ。

これは僕か?と思う文章がそこには並ぶ。

今までの自分ならきっとこう思っただろう。

「結局僕に個性などない」

でも、今は違う。

「よかった。ひとりじゃない。もう少し頑張ってみよう」

力をくれるのは、案外どこの誰ともわからない他人であるのかもしれない。いいや、少し違うか。ど

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誰のための家なのか#25

誰のための家なのか#25

仕事が終わり、自宅へ向かう。長くはない電車の乗車時間と、駅からの徒歩数分。

職場からは近い方だと思う。だけど、遠い。遠く感じる。仕事がひと段落して帰るとなると全く気が乗らない。

そして気づいてしまった。今の家が気に入っていないことに。

少し考えてみると、この家は当時のパートナーや友達と遊ぶためだけの家だったかもしれない。すなわち誰かを招き入れることを目的とした部屋だったのだ。数年間もそうやっ

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止まってなんかいない#24

止まってなんかいない#24

同じ速度で走っている電車が並んでいる時、あたかも自分の乗っている電車が進んでいないかのように感じる。別の電車が自分の乗っている電車を追い抜く時も同様だ。

どちらも進んでいるはずなのに。

自分が進んでいることを確かめるのに、自分以外の物事、すなわち他者軸で考えているからそう感じるのだろう。

他者軸というのは厄介である。他者軸で生きることはそれなりの恩恵があるからだ。実際に今の自分が一定の成果を

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言葉と向き合うということ#23

言葉と向き合うということ#23

言葉は世界を捉えるレンズ。言葉は内的世界を表現する方法。

こんな風な言葉使いをしてみたいと思う人の文章が目の前にあるのだから、それを自分のものにしていきたい。

そんなことを朝寝ぼけながら考えていたと思う。

人を動かす、魅了するのはいつだって言葉だ。だけど、言葉は記号に過ぎない。その言葉に命が宿って初めて、その人に伝わるのではないだろうか。

言葉に命が宿る。ふと出てきた言葉だがなんだか深めが

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働くとは人のために生きること#22

働くとは人のために生きること#22

なんて当たり前かもしれないことにふと気がついた。今までの自分は、自分のためにしか働いていなかっただろう。働くことで自分が生きるために必要な対価を得る。大枠はそんな感じだ。

人のために働くはあくまでも建前。そんなことをどこかで思っていた気がする。だからこそ、子どものために、目の前のクライアントのためにを純粋に考えられる(と自分にはうつって見える)教員やコーチが眩しかったに違いない。

その眩しさは

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神様ではなく人に頼るようになってきたような#21

神様ではなく人に頼るようになってきたような#21

この1ヶ月で9箇所も神社に行っていた。

神に祈るしかない、みたいなことをどこかで思っていたのかもしれない。ただ、神社という空間が好きなだけかもしれない。

都内の神社で良さそうなところを探して、ピンとくるところにいく。神聖な空気を感じながらゆったりとした時間を過ごす。それがちょっとした楽しみであり、癒しでもあった。

何を祈っていたのだろうか。何を宣言していたのだろうか。

宗教上においての本来

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なかったことにしてきた感情#20

なかったことにしてきた感情#20

ここ最近、以前よりも一層自分の声に耳を傾けるようになってわかったことがある。

「大好き」がめっちゃうるさい

常に、「大好きだな〜」という言葉が脳内に浮かんでは消えを繰り返している。

それは、特定の対象の時もあるし、よくわからない時もある。

浮かんでは消えと表現したが、これまではきっと”消して”きたのだろう。どこかその思いを持っちゃいけないと思っていた。あるものとして認めてこなかったのだ。ず

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やっぱりひとりではなかった#19

ひとりで生きていくと言ったり、そのためには人と共に生きるが大事だと言ったらしておきながら、結局気づくのである。

やっぱりひとりじゃないじゃん、って。

でも、そんな当たり前のことに気がつかせてくれるのも他人なのだ。他人というとよそよそしいので今日は友達、いや仲間、いや同志と表現しておこう。

同志というとなんだか同じ行き先を持っているかのようだがそうではない。おそらく自分は、清く美しく生きたいと

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本当に手に入れたかったものは#18

本当に手に入れたかったものは#18

文字通り雲一つない空。心を曇らせていた気持ちに踏ん切りをつけたつい数時間前の自分。そんな自分を後押しするかのようだ。

僕はこの1年くらいで「自分というやつが友達だったらいいのにな」と友達に漏らしていた。それはどこか絶対になれないと感じていたのからかもしれない。

でも諦めきれないのか、自分自身が自分のコーチとなるセルフコーチングを探求してきたし、今もこうして観察・観測するために自分を残している。

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だから、ひとりで生きるんだ#17

だから、ひとりで生きるんだ#17

今日は10月19日。今の時刻は24時12分。すなわち、10月20日。

そう、満月の日。そして、僕のとっても大切な人の誕生日。といっても、今深い関わりがあるわけではないのだけど。

今日が満月であるのは、何か運命めいたものを感じてしまう。

***

本当に、僕は自分のことばかりしか考えていなくて。いわゆる自己中とか自意識過剰というやつで。それはたとえ、シェイムやスティグマ、トラウマのようなものだ

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どう生きたいかは自分で決められる#16

どう生きたいかは自分で決められる#16

なーんて類の言葉は目が痛くなるほど、この世に溢れている。

そんなことはわかっているよ。何度思ったことだろうか。

でも、今日はそんなことを頭ではなくて心で実感できた日だった。

頭(ヘッド)だけではなく心(ハート)で。心をオープンにしたい、と願ったいつかの自分が今ここにいることを感じる。

ひとりじゃないのだ。ひとりであったとしてもひとりではない。

さみしさは他の存在と繋がっているサイン。そう

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美しく生きるってなんだろう#15

美しく生きるってなんだろう#15

一日をだら〜っと過ごしながらも頭ではいろいろなことを考える。

きっと、こうしている間にもあの人はバリバリ仕事をしているのだろう。
あれもやってこれもやって、そしたら充実したな〜って思うんだろうな。
あぁ、こんな生活をしていたらそりゃ好きな人にも振り向いてもらえないだろう。

とかとか。

もちろんそう思うのは、こうしたいという理想の姿というか憧れの姿、生活があるのだろう。それは「したい」なのか「

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結局ひとりでいることを望んじゃいない#14

結局ひとりでいることを望んじゃいない#14

ひとりを感じるここ数日だけど、全くひとりではないことに気がつく。

仕事があること。仕事以外の話す場所があること。話す相手がいること。SNSで他人の投稿を見ること。外を出歩けば生きている人を見かけること。

挙げ出したらキリがない。

そして、noteでは「あなたへのおすすめ」と称して自分が興味を持ちそうなものをピックアップしてくる。そこには、大体今の自分が考えていることと同じようなことが書かれて

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信頼が安心感を生む#13

信頼が安心感を生む#13

そんなことに気がついた今日。

人と関わることに何処か怖さを感じていたここ最近の自分。そんな自分でも今日の大学の先輩との食事では全くその怖さを感じなかった。

それはどうしてか。

簡潔に言えば、この先輩のことを信頼しているからだ。

この人なら傷つかないだろう。
傷ついたとしてもきっと立ち直れるだろう。

そんなことを心のどこかで感じていたからだと思う。

だからこそとても楽だった。そして、自分

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