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創作についてのひとりごと

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小説を書きながら孤独を深める

小説を書きながら孤独を深める

アマチュアの物書きのほとんどは、孤独といかに折り合いをつけて進むかが問題になると思っている。
私ももちろん、長い間その葛藤の中、書き続けている。

その長い年月の中では、読者が付く物語を書くこともあった。
『どうしてこれ、人気なのかなあ?』と思うものもあったが、読者が付くと急にその物語に力が入って、結果、私自身もその物語が好きにあることもあった。
逆に、『なんでこれ誰も読んでくれないんだろう(自信

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有言実行を決行だ!

有言実行を決行だ!

そろそろ、エブリスタにて連載している作品が完結する。
受賞作とはいえ、10年以上前に書いたものは粗が目立って、読み直したらあっちもこっちも直したくなって、結果手を加えながら着地点を探った。楽しかった。当時の、書いていた場所とか、自分の生活環境とか状況とかいろんなことも思い出した。私は当時、自分の書くものに勢いがあることを知っていた。むしろ勢いしかなかった。それが才能だと思っていたし、書く作品のどれ

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終わりの、始まり

終わりの、始まり

もうすぐ、過去の受賞作品である「名前のない物語」を書き終えてしまう。
10年以上放っておいた作品だったから、読み返したとき戸惑った。へたくそにもほどがある。心からそう思った。受賞作なのに。それに加えて、後に書くことになる作品との類似点の多いこと、多いこと。まあ、それだけ気に入った設定やキャラクターだったってことなんだろうか。新しい作品に取り掛かっても結局また同じ設定を登場させてしまう。でもしょうが

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ふと、この気持ちを残したくなった

ふと、この気持ちを残したくなった

昔の小説と向き合う作業が続いています。
08年に書いたものです。読み返したらほんと、拙い!
いろいろとひどい。今もひどいけどそれ以上にひどかった!

でも、書いているとき楽しかったんだな。わくわくしながらお話を作っていたんだなと、当時の自分が蘇ってきて愛しい。

~もう新作を書くのはやめよう、だってどうせちゃんと書けないもん~
人の目を気にして、
何年も、こんな風に拗ねていた気がします。

だけど

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ここから

ここから

コンテストには応募しないと、本心から思ったのに結局、そこに向けて推敲を重ねる日々を過ごしている私。びっくり。

しかもまた、昔に書いた作品に手をかけている。

理由は簡単。
私が『あの子たち』に会いたいから。

一時期、過去は振り返らない!なんて数年あり、数か所に応募して結果、落選したものは『終』と名付けたフォルダに入れてさよなら~、にしていた。それが不思議なもので、年齢が上がるにつれて、昔書いた

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