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ふと、この気持ちを残したくなった

昔の小説と向き合う作業が続いています。
08年に書いたものです。読み返したらほんと、拙い!
いろいろとひどい。今もひどいけどそれ以上にひどかった!

でも、書いているとき楽しかったんだな。わくわくしながらお話を作っていたんだなと、当時の自分が蘇ってきて愛しい。


~もう新作を書くのはやめよう、だってどうせちゃんと書けないもん~
人の目を気にして、
何年も、こんな風に拗ねていた気がします。

だけどほんとは、もっと単純でいい。
自分のための、自分をわくわくさせるための物語を、自分のために書けばいいんだ。

これまで数えきれないほど乗り越えてきたスランプ。他人の文章や才能と自分のそれを比べて傷ついて、『教育させてくれる親の元に生まれなかった』環境を呪って、若い書き手さんたちを羨んで、増えていく年齢と一緒に劣等感を蓄えて、小説を書いていることを周りに隠して隠して、それでも書いてきた。
なんで?

単純だった。
物語を作ることが楽しかったから。
それだけのこと。



過去の作品は、傷ついた自分を癒してあげる作業なんだなと改めて気づいて、なんだか優しい気持ちになっています。

“選ばれなかった”作品たちをすっかり表に出してあげた後は、今度は自分のために新しいお話を書いていこう。

一番喜ばせてあげなきゃいけないのは
他人じゃなくて自分自身なんだから。

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