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新古事記 ~日本版宇宙の創世記~

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この新古事記は、 宇宙の根源のアメノミナカヌシを中心に、 僕の観点で創作した物語です 「日本の国だけの神話」ではなく、 「世界が共有できる神話」を作りたい 世界中が共有できる…
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#日本的宇宙の成幸法則

「新古事記⑧」オオクニヌシの挑戦(天の試練)

「新古事記⑧」オオクニヌシの挑戦(天の試練)

「新古事記」あらすじ

前回のお話はこちら

「新古事記⑧」オオクニヌシの挑戦(天の試練)

ヤガミヒメの求婚に
兄弟達は怒り、オオナムヂ(後のオオクニヌシ)を
殺してしまおうと相談して、
オオナムヂを呼び出し

「この山の上に赤いイノシシがいる
 我々がそれを山から追っていくから
 お前は下で待ち構えて捕まえるように」

と言いました

そして山の上に登ると
イノシシに似た大きな石を火で真っ赤に

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「新古事記⑦」オオクニヌシの愛(神の化身)

「新古事記⑦」オオクニヌシの愛(神の化身)

「新古事記」あらすじ

前回のお話はこちら

新古事記⑦ オオクニヌシの愛(神の化身)

オオナムヂ(オオクニヌシ)には、
多くの兄弟がいました

兄弟達は稲羽(因幡国)の
ヤガミヒメを妻にしたいと思い

ある日、求婚のために稲羽に向かいました。
そしてオオナムヂに
袋を持たせて同行させました

その途中、海辺に皮を剥がれた
裸のウサギが倒れていたんです

兄弟たちは、そのウサギに気付くと

「お

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「新古事記⑥」ヤマタノオロチ(荒魂と和魂)

「新古事記⑥」ヤマタノオロチ(荒魂と和魂)

前回の話

「新古事記⑥」ヤマタノオロチ(荒魂と和魂)

スサノオは追放されて
出雲国の川上に行きました

そこで、箸が川を流れてきたので
川上に誰か住んでいると
思って行ってみると

そこには、
年老いた夫婦が、
1人の少女の前で泣いていました

スサノオは尋ねました
「あなたたちは何者か?
 なぜ泣いているのか」

老人は答え
「私は国つ神で、
 アシナヅチと申します」

「実は、私の娘は8人

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「新古事記⑤」天の岩戸(光と闇)

「新古事記⑤」天の岩戸(光と闇)

前回の話

新古事記⑤ 天の岩屋戸(光と闇)

イザナギが禊をしたときに生まれた
アマテラスの光は
世界を明るく照らしていました

でも同時に生まれたスサノオは
毎日、泣き続けたので
海も河もすっかり乾いてしまい
たくさんの禍が起こってきたのです

イザナギはスサノオと対話し、
彼を追放する決断を下しました

スサノオは、
「アマテラスにお別れを申し上げます」と言って、
アマテラスの元へ向かいまし

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「新古事記②」神の国生み(男女)

「新古事記②」神の国生み(男女)

(第2話)地球の誕生

惑星はまだ固まっておらず、
水面に浮かんだ脂のようで
クラゲのように宇宙空間を漂っていました
私はこれを固めていくことにしました

私は
男性性(イザナギ)
女性性(イザナミ)という
二つの補い合う働きをつくりました

そして、愛をそれぞれが与えあい、
男性性と女性性が混ざり合うことによって
創造していく原理を作り上げたのです

例えば、太陽からの男性性の働きと
月の女性性

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「新古事記①」宇宙の始まり(陽陰)

「新古事記①」宇宙の始まり(陽陰)

私はこの宇宙の始まりの意識です
人は私のことをアメノミナカヌシ
または宇宙の根源神と呼んでいます

すべては私の想像から始まりました
私は夢を見たのです。広い宇宙を
その中には美しい光景がたくさん広がっていました

そして、私は真空の何もない空間から
宇宙を創り始めました
私が宇宙の創造を始めたころ
宇宙はただの真空だったのです

そこで私は
たくさんの粒子を生み出しました
しかし、天と地はまだ分

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「新古事記」想いとあらすじ

「新古事記」想いとあらすじ

これは新しい古事記の物語です
【新古事記~日本版宇宙の創世記 ~あらすじ】

アメノミナカヌシは宇宙の根源神として、
美しい世界を見てみたいという願いを持ちました
そして、意識の力を使って集中し、
宇宙を創造し、惑星を産み出しました

そのうち、美しい地球もその一つです

この物語は、
古事記を元に書いた創作で
宇宙がどう誕生し
地球や人類がどう生まれたのかという
日本版の宇宙創世記です

最初に

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